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2010年4月、「けいおん!!」聖地巡礼(5)豊郷小学校


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JR京都駅から琵琶湖線近江八幡へ。そこから近江鉄道に乗り換え、豊郷駅下車。そこから豊郷小学校旧校舎群までは徒歩10分強。しかし、途中寂れたスーパーマーケットや、昔ながらの日本家屋など見所が多く、おのずと足を留めることとなる。

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もうすばらしいの一言。
近江商人で丸紅商店(現丸紅)の古川鉄治郎が私財を投じ、ウィリアム・メレル・ヴォーリズ設計で、1937年(昭和12年)竣工。本校舎はRC2階、一部3階建て。125メートルに及ぶ長大な建物で、1階は中央部に玄関、職員室、左右に保健室、図画室などを配し、3階には舞台つきの音楽室(唱歌室)がある。

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校門から向かって左側(北側)には中央部が吹き抜けとなった図書館が。内部は随所にアールデコの装飾が施されている。
現在は豊郷町の観光案内所として機能するほか、「けいおん!聖地巡礼者たちの溜まり場としての機能も果たしている。私が訪れた際もスタッフが熱心に「けいおん!」関連でどうやって町を振興していくかの議論が行われていた。

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校門から向かって右側(南側)には講堂が。「けいおん!」劇中では学園祭や新入生歓迎会の会場となっている。

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思わず身が引き締まる思い。
講堂内はステージに向かって下り勾配がかかっている。現代のように体育館との共用を念頭に置いたものでないことがわかる。木製の長椅子が整然と並ぶさまは圧巻。

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けいおん!!」2期#1『高3!』劇中、始業式へ向かう途中の渡り廊下で唯が桜の花を拾い集める場面です。

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実際の渡り廊下です。左側には桜の古木があります。

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郷愁ですねえ。実は昭和40年生まれの私が小学生のころ通っていた横浜の学校はまだ木造校舎でした。

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2階部分の廊下です。豊郷小学校旧校舎は午後から夕方に掛けて西日が廊下側から差し込むため、いい具合に伸びる日差しをカメラに収めることができる。

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いよいよ3階の音楽準備室・桜校軽音部の部室に向かいます。ここは2階と3階を結ぶ階段の踊り場。ここも西日が差し込みいい具合です。

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踊り場から3階を望む。

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音楽室(唱歌室)です。「けいおん!」1期#1で律と澪が入部希望者を待っているところに合唱部と間違えて紬が。。。

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入ってくるシーンです。

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音楽室からは現在使用されている豊郷小学校の校舎が確認できます。外観の意匠は正直微妙です。

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けいおん!」1期#1『廃部!』を見ていて不思議だったこと。それはこのシーン。唯が恐る恐る軽音部へ向かうカットで、

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唯の頭上に円盤のようなものが見えるんです。これは??
巡礼した結果、その正体がわかりました。

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確かに3階階段室の天井に円盤が存在する。望遠レンズで引き寄せてみると、

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皆さんの学校にもこんな設備がありましたか?
正体は風向計だったのです。しかも島津製作所製ですよ!

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屋上から外階段が伸びており、最上部に風向計の矢と羽が確認できます。この外観はアニメーションでは出てこなかったと思います。

そしてついに、
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音楽準備室です。実際は会議室として使用されていたそうです。天井の意匠が特徴的でアニメーションでは平板なものに変更さています。
ちょうど夕方5時ごろ、西日が差し込む軽音楽部の部室です。

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けいおん!」1期#1で唯が澪たちの演奏を聴いて感動するのも、こんな西日が差し込む部室の中でした。

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他の見学者がすべて去り、私一人でしばし部室を堪能しました。

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西日を浴びて黄金色に輝く豊郷小学校旧本校舎。
次回はこれ以外のカットと、気がついた点をもう少し書いてみる。

©かきふらい芳文社桜高軽音部


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