menehune旅写真プラス

menehuneの写真旅の記録。ヨコハマ、京都、北九州など、SONYの一眼レフデジカメα900、α99、そしてミラーレス一眼カメラα7で撮影した写真とインプレッションを紹介します。お気に入りの温泉、映画、グルメ、アニメのインプレもたまに更新します。


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「一命」を観たが。


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今朝、「一命」を観た。
404名収容の座席は10名ほどの入り。8:50の回とはいえ、少なすぎ。

正直、退屈で妙にムカツク映画でした。「十三人の刺客」は良かったのにね。
三池監督の時代劇、2匹目はありませんでした。という感想。あっ、「忍たま」があったか。

改めて書く。


以下ネタバレあり。

 

 

 

まず音楽。カンヌを狙い坂本はんを起用したのだろうが、ほとんど効果がない、というか浮きすぎて盛り上がらない。

続いて役者。役所はん演じる斎藤勧解由(さいとう かげゆ)のポジションが微妙。この方は「十三人」での名演が仇となり、本作ではその立ち位置が分かりずらい。たとえるなら「十三人」での市村はん的なポジションなのだろう。己の武士としての生き様を忠実にまっとうしようとしている。
瑛太はん演じる千々岩求女(ちぢいわ もとめ)が狂言切腹目的で井伊家の江戸屋敷を訪れ、切腹に至るまでの所作にも、そのぶれない感情に忠実であろうとする。

千々岩の苦しむ様を楽しんでいる沢潟彦九郎(おもだか ひこくろう)を押しやり、介錯するあたりや、千々岩を自宅まで届けた部下に金子を預けるあたりは、至極まっとうな常識人として描かれている、と私には見えた。

後半の見せ場で泣かせポイントと言ってもいい、満島はん演じる美穂が千々岩の懐から「あるもの」を見つけ、それを口にするシーン。思わずこみ上げるが、だがしかしである。
やはり千々岩は生きて帰るつもりだったのだ。事情がどうあれ、上手くやれると踏んでいたわけだ。そう思うと、やはり泣けないんだな。

そして、津雲半四郎(つくも はんしろう)である。市川海老蔵はんは年齢的な設定の不自然さは拭えず、所詮、私怨だけで行動しているようにしか見えない。その矛先が「実行犯」の3名だけに向けられているような演出なのでまだいいが、これが斎藤勧解由も含めたものだったら、迷わず席を立ったね。
ラストの殺陣もどうということも無い印象。真剣で切り合うわけではないのでなおさら。

この両者の対立構造も「十三人」ほど明確なものでないが故こう見えてしまうのだろう。

もっとも、同じ武士でも前者は後ろ盾があったもの同士であるのに対し、今作では業界内格差があるので、比較するのも可哀相なのだが。
象徴的なのは井伊家の「赤備え」を津雲半四郎が崩し(壊してはいない)、それを元に戻したラストの斎藤勧解由の台詞にも見て取れよう。

繰り返しになるが、物語の重い背景と伍して、その動機が不純に見えてしまうのだ。それなら面白おかしく「スティング」ばりの詐欺コメディとして描けばいいものを、原作やら前作に縛られた結果、とてもストレスの溜まるものとして観ることになってしまったと。

季節は秋から冬に。雨から雪に変わろうとするクライマックスあたり。やはり吐く息が白くないのもらしくないし。
拝見したのは2D版だったが、こういうところにお金をかけるべきだったのでは。

宇多丸はんは三池監督のゲスト回で結構好評価的発言をされていたけど、ハスリングの対象にはなっていないと。先週もなんで「猿の惑星」引くかね???
最近籤運悪くないですか、宇多丸はん。。。


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