2012年4月からオンエアされる、米澤穂信はん原作の小説をアニメ化した『氷菓』。
本稿では、岐阜県高山市を列車で訪ね、物語で描かれるであろう高山市内のあれこれを妄想し、先回りして聖地巡礼しようという企画です。その5です。
写真は特段の断りが無い場合、すべてSONY A900と16-35 F2.8 ZAの組み合わせです。
2012年2月4日、高山市街は晴れ。
本日の宿に荷物を預け、高山濃飛バスセンターへ。
8:30出発のツアーに参加するためだ。 「世界文化遺産、五箇山相倉と白川郷めぐり」
せっかく高山まで来たのだから。「氷菓」先行聖地巡礼の旅はひと休み。
ツアー参加者は14人。ガイドはんも付きます。
道中天候は激変して、結構な雪模様へ。ブーツにスパッツを装着する。
相倉合掌造り集落はこの有様。
荻町合掌造り集落へ向かう車窓からほんの一瞬見える菅沼合掌造り集落。
道中結構長いので、ガイドはんが五箇山にまつわる民謡「こきりこ節」を歌ってくれたりします。
日本最古の民謡だそうで、私などは高野川河川敷で唯と梓が練習した様を思い出してひとりニヤニヤしていました。
「城山天守閣」という土産物屋兼食事処のような場所で昼食。6,500円のこのツアーは昼付きだが、余り期待はしないように。そして展望台からは荻町の集落が一望できる。
A900
minolta AF100 F2.8 macro
バスはせせらぎ公園のパーキングへ移動。この「であい橋」というつり橋を渡って、集落へ。
いやはや。
凄い雪だが、これでも例年より少ないんだそうで。
観光用の歩道は除雪してあるが、撮影で一歩奥に進むととたんに膝辺りまで浸かる。スパッツは正解。
長瀬家は荻町最大規模の合掌家屋だそうで、
入館料は300円。
内部は5層からなっていて、往時の農機具などが展示されている。
囲炉裏にあたるのは初めてかも。
とにかくツアー中はずっと雪で、行動は自ずと制限されてしまった。もちろんこの時期でないと撮影できない光景なので満足だが、春は春で綺麗なんだろうなあ。
15:10、高山へ戻ってくる。
今晩の宿は「旅館田邊」。朝食つきで11,550円。
こじんまりとした風情。
中居はんにお茶出してもらったり、布団敷いてもらったり、朝食用意してもらうってとても久しぶりだ。
バブルの頃だったなあれは。
今回2件の宿に泊まったが、一番の違いは朝食の質。勢いのあるホテルグループのそれに軍配を上げざるを得ない。出来合いの冷たい玉子焼きと焼き鯖の老舗に対して、保温機付きのブッフェで出される焼き鯖の方が一日の始まりとして気分が盛り上がるのは当然。
老舗はウェブサイトの出来はいいのでなおさら残念。こういうところの質は見られてると思うけどね。
さあ、2月5日は今回の旅の最終日。
水無神社での少し笑える発見をご紹介します。
列車で行く冬の飛騨路・アニメ『氷菓』の聖地先行巡礼(その5)2012年2月4日
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