『さよなら妖精』読了。
切ないですねえ。。。
自分が憧れ、その目標とするヒトに届きそう。でもそのヒトはもっと手の届かない別の場所に居る。
ちょっと終盤、電車の中で読めなくなって。
時代でしょうか。
未成年が本来やっちゃいけないことを普通に描いてるあたり。
ビビリの制作なら映像化は難しい、とかいいそうな本作。
リテラシーなんて言い回しが存在しなかった頃。
もちろん今でも半ば公認されている行為なのだが、主人公たちが見せる行動は、リテラシーに飼いならされた自分を顧みる結果となった。
もちろん本作で表現されるこれら行為は、本来の意味で「他人に迷惑かけなきゃいいじゃん」で済まされることなのです。
終章のブツ切れ感は否めないけど、古典部シリーズのサイドストーリーとしても十分楽しめる『さよなら妖精』。
若い人に読んでもらいたい、と思います。
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こいつを読み終えて、次は『ココロコネクト ユメランダム』。
軽っ。。。
さすがに米澤はん、しかも『さよなら妖精』を読み終えた直後の作品がこいつでは、庵田はんが可哀相か。
少し重い作品だったので、「ココロ」でリハビリ、てな感じでしょうか。
まだ、ほんの冒頭なので、インプレは追って。
それにしても「白身堀魚」はんのイラストは癒されますネエ。。。
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「まんがタイムきらら」2012年4月号。
大学生編の「けいおん!」
なんだか、かきふらいはん的じゃないっていうか、「けいおん!」でこんなに「感傷的」(ドラマチック)な描き方って、コミック版の1期最終話でもなかったような。
久しぶりの制服です。いいものです。
久しぶりの「和」の登場は、アニメ版準拠のキャラデザで進行するのですが、和のカットがいちいち愛おしいんですね。
彼女がとろうとしていることは大学1年生が行うには制度的にも早い気もしなくもないですが、「前に進む」という行為を、幼馴染の「唯」から確認して、決断?するという、オールドファンほど、しみじみ思わせる演出です。
劇場版で「半分」解禁された平沢家のあるお方もコミックでは2度目の登場。
劇場版ではとってつけたような出し方がナニだったので、コミックではオープンにしちゃえ、ということなのかもしれません。
それにしても「和」を評して、「唯」との昔からの関係のざっくばらんさと、「唯」の家族が評するそれ。
このギャップに私は多少の違和感と、「和」というキャラクターの二面性を感じてしまいました。
やはり、嫁にするなら「和」なのかもしれません。
。。。ナニ言ってんだ、わたし。。。
片や、かき先生は「憂」が折角夏服なのに、強調すべきところを強調して描いてくれていない気もします。
これで夏休みも終わり、桜高編、N女子大編とも学祭モードへ次号から突入ですね。
© かきふらい/芳文社