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アニメ『氷菓』の聖地巡礼。岐阜県高山市で実際のモデルを見てきました。


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アニメ『氷菓』公式サイトイメージ

© 米澤穂信・角川書店/神山高校古典部OB会

2012年4月から放送が開始された、米澤穂信さん原作、京都アニメーション制作のアニメ作品『氷菓』。今回は岐阜県高山市を訪ね、アニメ『氷菓』で描かれるであろう高山市内のあれこれを妄想し、先回りして聖地巡礼しようという企画です。もう登場したモデルとこれから登場するであろうそれを妄想しながらの先行聖地巡礼です。2012年4月28日から30日まで、岐阜県高山市を訪ねてきた様子です。

www.kyotoanimation.co.jp

  

 

 

『氷菓』劇中に登場する、高山市街地の巡礼物件

実際にアニメ『氷菓』のオンエアが始まりましたので、高山市内の町並みとの符合がしやすくなっています。実際にアニメ1話に登場した〈奉太郎〉と〈里志〉のシーン。件(くだん)の交差点には私を含め、巡礼者と思しき方々が多数いらっしゃいました。それではアニメ『氷菓』第1話とオープニング映像で登場した高山市の巡礼物件をランダムにご紹介します。

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弥生橋と宮川に流れ込む江名子川をまたぐ人道橋。アニメ『氷菓』OPに登場します。

f:id:sepyas:20210508172555j:plain本町商店街、鍛冶橋の交差点にあるみたらし団子屋さん〈二四三屋(にしみや)〉。アニメ『氷菓』第1話で登場しました。

f:id:sepyas:20210508172420j:plainその団子屋さんから信号を渡ると高山バーガーのビル。アニメ『氷菓』第1話で登場しました。

f:id:sepyas:20210508172601j:plain〈里志〉が『氷菓』第1話で通り向こうにわたって、手を振る場所。劇中では日本人形店ですが、現地は飛騨牛肉専門店です。

f:id:sepyas:20210508172548j:plain鍛冶橋の交差点を団子屋方面から眺めるとこんな感じです。

f:id:sepyas:20210508172541j:plain宮川朝市の通りにある水位観測所。『氷菓』OPに登場。

f:id:sepyas:20210508172459j:plain本町商店街4丁目にあるアーケードの装飾。『氷菓』OP登場。

f:id:sepyas:20210508172433j:plain同じく本町商店街の装飾。乗っかっている人形は異なりますが、『氷菓』OP登場。

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本町商店街にある〈高山本町美術館〉はアニメ1話で〈奉太郎〉と〈里志〉が歩くアーケードの通り向こうにありますが、劇中では2人側に配置されています。

f:id:sepyas:20210508172522j:plain宮川にかかる弥生橋から上流側にあるオブジェ的な石段。アニメ『氷菓』OPに登場。

f:id:sepyas:20210508172529j:plain宮川朝市の通りから宮川河川敷に降りる石段あたり。『氷菓』OPに登場。

f:id:sepyas:20210508172506j:plain岐阜県高山市城山にある〈日枝神社〉。

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参道を少し進むと『氷菓』OPに登場したあたりになります。今回高山市内を聖地巡礼していて気付いたのは、女子が結構いたことでしょうか。宮川沿いの桜は満開から散り初め。まさに桜吹雪状態。横浜ならとうに葉桜となっている桜が、ここ高山ではゴールデン・ウィークのころが見ごろなんですね。

『氷菓』に今後登場する?飛騨一ノ宮・臥龍桜と飛騨一宮水無神社

f:id:sepyas:20210508182044j:plain 暁光を浴びる早朝のJR高山駅。6時21分の下呂行電車で隣の飛騨一ノ宮駅まで〈臥龍桜〉を一目見るために移動します。

f:id:sepyas:20210508181933j:plain〈飛騨一ノ宮駅〉は桜の木に囲まれた無人駅。ここから〈飛騨一宮水無神社〉までさほどの距離ではないです。その前に駅近くにある〈臥龍桜〉の撮影を。

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〈飛騨一ノ宮駅〉ホーム脇に枝を張る桜も美しいです。

f:id:sepyas:20210508181905j:plain駅から臥龍桜は目と鼻の先。日の出待ちのカメラマンがすでに結構います。

f:id:sepyas:20210508181912j:plain朝日を浴びる〈臥龍桜〉です。みんな遠巻きにカメラを構えていますが、

 

f:id:sepyas:20210508181925j:plainこのくらい寄らないと、〈臥龍〉ってことが伝わらないのではないでしょうか。というわけで寄ってみました。

 

f:id:sepyas:20210508181918j:plain裏側から見た〈臥龍桜〉です。

f:id:sepyas:20210508181941j:plain〈飛騨一宮水無神社〉までの道すがら、宮川沿いの桜も美しいです。写真のこの桜の木は、実際に行われる「飛騨生きびな祭り」の行列順路にあります。
アニメ『氷菓』において、米澤穂信さん原作『遠まわりする雛』のあの桜のシーンを描くとしたら適当な場所かもしれません。

f:id:sepyas:20210508181947j:plainこれも〈水無神社〉前の小川の土手に咲く桜。〈水無神社〉参道の桜も登場モデルの参考になるかもしれません。アニメ『氷菓』の1話を観たとき、スペシャルサンクスとして、〈飛騨一宮水無神社〉の名前がクレジットされたのを見て、原作『遠まわりする雛』が描かれることを確信しました。生きびなの衣装は取材しないと描けませんからね。

f:id:sepyas:20210508181954j:plain以上、「生きびな祭り」の実際の現場、〈飛騨一ノ宮〉のご紹介でした。高山駅まで戻る車中、〈斐太高校〉の学生を結構見かけました。ジャージ姿あり、弓道部員なのか、その格好でシートに座る女子がいたり、もちろん制服姿も。思えばGWの頃ってまだ「冬服」なんですよね。アニメ『氷菓』1話のカットは「夏服」だったけど、今朝高山駅周辺で見かけた彼らは押しなべて冬服。『氷菓』に関してはなぜ男子だけが詰入りで女子は夏服セーラーなのか。〈える〉準拠の彼女たちを見て疑問に感じました。とはいえ、冬服でも色は白のメリノ、という設定なら納得です。

また、珍しい習慣として気付いたのは、JR高山駅周辺の空きテナントを利用して「自転車保管」サービスなるものがここ高山市にはあります。電車で斐太高校に通う彼らはここで自転車に乗り換え斐太高校まで通っているわけです。街中の自転車屋さんを想像して、店舗にあるそれがすべて所有者のある自転車なのです。地域によって違うものですね習慣は。横浜ではお目にかかったことはありません。


『氷菓』劇中で登場する喫茶店・バグパイプ

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本町商店街を中橋方面へ進み、ひとつ手前の筏橋をめざし飛騨牛専門店〈天狗〉を左折。

 

f:id:sepyas:20210508182020j:plain筏橋から中橋方面を望むと、桜の時期は結構いい感じです。私が訪れた4月28日、29日が散り始め前の、最後の見納めでした。そして筏橋を渡ると、

 

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中橋まで向かう路地は絶好のお花見ポイントです。そしてこの角っこにあるカフェが、〈バグパイプ〉です。

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『氷菓』原作で登場した〈パイナップルサンド〉は〈奉太郎〉の好みのコーヒーを出す店として描かれています。その〈パイナップルサンド〉を、『氷菓』のアニメ化にあたり、京都アニメーションが選んだのが、ここ〈バグパイプ〉です。アニメ『氷菓』第2話でも、この「パジェロミニ」が描かれていましたね。お店に関係する車両なのでしょう。9時開店の同店は、周囲を巡礼者と思しき数名がうろうろしている雰囲気。でも店側はスタッフが開店準備をするのは9時5分前というのんびりムードです。

 

f:id:sepyas:20210508182014j:plain〈バグパイプ〉店内は柱時計がいくつもかけられていて、それぞれが「カチコチ」と振り子を振っています。ブレンドはコクのある濃いめの味。美味いです。因みに全席禁煙っぽかったです。

 

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アニメ劇中に出てきた柱時計が実店舗にもあります。ご了解をいただいたうえで、店内撮影。すでに、アニメ『氷菓』のチラシが数枚店内に掲出されていて、受け入れ態勢も整っている様子です。ただ、今日時点では「アニメで取り上げられました」的な紹介はされていません。

f:id:sepyas:20210508182007j:plain9時の開店から20分ほど、ひとりの時間を過ごさせてもらいました。その後、3人組の同人が入店してきたので、入れ替わりにお会計を済ませ退店しました。

 

千反田えるの実家モデルか?旅館四反田と白山神社~高山市丹生川町

f:id:sepyas:20210509105024j:plain高山濃飛バスセンターから平湯・新穂高線 9:40 発車。9:56「町方」バス停下車。アニメ『氷菓』でオンエアされるであろう、原作『遠まわりする雛』の舞台探しのため、高山市丹生川町にある〈旅館四反田〉を目出します。

 

f:id:sepyas:20210509105030j:plainバス停からほど近い交差点に〈旅館四反田〉の看板が出ているので、ここで左折です。

f:id:sepyas:20210509104926j:plain2月に来たときは一面の雪に閉ざされていたけど、すっかり春です。

f:id:sepyas:20210509104846j:plain山に囲まれ民家が点在する農村。まさにそんなイメージで、米澤穂信さんの原作『遠まわりする雛』でも描かれた雰囲気を体感できます。高山市街地から北東にひと山超える感覚で辿り着くのが、高山市丹生川町。〈古典部シリーズ〉で〈千反田える〉の自宅がある「陣出」と呼ばれているエリアは、このあたりがモデルではないでしょうか。

f:id:sepyas:20210509104913j:plain〈旅館四反田〉到着。「町方」バス停からは写真を撮りながらのんびり歩いても30分はかかりません。

f:id:sepyas:20210509104920j:plain〈旅館四反田〉がある丹生川町には「豪農」らしい雰囲気を持った大きなお宅が点在します。やはり名前繋がりの線は捨てきれず、塀の意匠を追加して〈旅館四反田〉が〈千反田える〉の自宅モデルとなると引き続き予想します。

f:id:sepyas:20210509104939j:plain前日にお祭りがあったらしいです。知らなくて残念。でも撤去前の幟など、装飾された門前を撮影できてラッキー。

 

f:id:sepyas:20210509104945j:plain〈旅館四反田〉からほど近く。小川にかかる〈北方橋〉をわたり〈白山神社〉。原作『遠まわりする雛』で〈える〉の自宅近くの神社〈水梨神社〉のモデルと予想されている物件です。2月に来たときは雪に覆われていたので、やっと全貌が見られた感じです。

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「手水場(ちょうずば)とは別に水が湧いている場所があり、斜めに切った竹から流れ出る水を千反田は柄杓で受け、そっと口に運んだ。」〈白山神社〉参道の石段脇にこの原作の表現を想起させる水場があります。2月に来たときは雪に埋もれて気付かなかった点です。原作『ふたりの距離の概算』で〈える〉と〈奉太郎〉が口に含んだ水場のモデルではないでしょうか。

f:id:sepyas:20210509104952j:plainアニメ『氷菓』で『遠まわりする雛』が描かれるなら、〈陣出〉のモデルはここ〈白山神社〉のあたりかと思われます。

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〈北方橋〉まで戻ると、ここにも桜の木があります。私はこの小川沿いの道路が『遠まわりする雛』で生き雛が行列する順路だと予想しています。

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4月29日の時点で高山市街地の桜は大方散ってしまっていたけど、ここ「北方」では今が満開。

f:id:sepyas:20210509105011j:plainこのカットは個人的に気に入った一枚です。桜の向こう側を生き雛の行列が進んでいくさまが思い浮かびます。高山濃飛バスセンターから丹生川町北方までは前述のバスで片道430円です。

アニメ『氷菓』で登場する折木奉太郎の実家の場所

f:id:sepyas:20210509120618j:plainアニメ『氷菓』第2話で〈折木奉太郎〉の実家が判明したので巡礼してきました。劇中で「高山市八軒町3-6」とエアメールの封筒にあったあたりです。現地にあるのは〈一本杉白山神社〉です。

f:id:sepyas:20210509120523j:plain〈一本杉白山神社〉に隣接する〈陣屋稲荷神社〉の幟です。

f:id:sepyas:20210509120503j:plain神社側から見た、アニメ『氷菓』劇中の〈折木奉太郎〉の実家とされた場所。なんと、そこは空き地で実際の建物はありません。その空地にまつわるエピソードとして、

f:id:sepyas:20210509120516j:plain広瀬武雄が幼少期を過ごした住居跡の碑が建っているのです。『坂の上の雲』でも知られる日露戦争時の海軍軍人だが、海戦時のエピソードから「軍神」として祀り上げられた経緯を持つお方です。ちなみに、この碑の写真左奥に見えるチョコレート色のお宅。
あの意匠は京アニの設定にも描かれていますね。

 

『氷菓』原作短編『あきましておめでとう』の舞台か?日枝神社

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米澤穂信さんの原作『遠まわりする雛』に収められた短編『あきましておめでとう』の舞台を訪ね、日枝神社へ。参道はこのなだらかな石段の経路と、

 

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社務所に近い参道は急な石段となっています。この石段を上ると、

 

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すぐ右側に社務所と売店があります。原作で描かれる〈荒楠神社〉の描写もそうですね。さらに赤い鳥居をくぐり拝殿まで短い石段が続きます。

 

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拝殿と同じレベルだが、目立たないところにあるお稲荷さん。でもこの近くに「納屋」はない。拝殿から社務所のあるレベルまで、階段を下り、社務所とは逆方向、右に向かっていくとそこには、

f:id:sepyas:20210509120611j:plain〈納屋〉がありました。蔵ではありません。納屋です。

 

f:id:sepyas:20210509120604j:plain場所的にも社務所の様子をうかがうには絶好のポジション、のような気がします。原作の記述は微妙に場所の描写が異なりますが。、この社務所レベルでは火を焚くスペースもあるので、アニメ『氷菓』で原作短編『あきましておめでとう』を描くなら、ここ日枝神社がモデルとなるのでしょう。〈日枝神社〉は〈奉太郎〉の自宅モデル、高山市八軒町3丁目からは確かに近いです。でも鍛冶橋あたりからだと結構歩きます。

 

『氷菓』劇中に登場するかも?高山市街地・巡礼物件のご紹介(2)とおススメ情報

f:id:sepyas:20210509132140j:plainアニメ『氷菓』の聖地巡礼、岐阜県高山市内を巡っていると、魅力的な風景に出会います。ここは宮川にかかる〈弥生橋〉近くの階段を土手まで降りたあたりです。春というか初夏の日差しがまぶしいです。

 

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f:id:sepyas:20210509132153j:plain高山市内、本町商店街の 飛騨高山アンテナショップ「まるっとプラザ」に設けられた「氷菓」コーナー。ここでは高山土産も購入できます。

 

f:id:sepyas:20210509132225j:plain高山市内ではアニメ『氷菓』の告知ポスターが貼られています。

 

f:id:sepyas:20210509132212j:plainそしてこれが〈不動橋〉。米澤穂信さんの〈古典部シリーズ〉では『手作りチョコレート事件』の重要な舞台となる(と思われる)物件。同じく米澤さんの著作『さよなら妖精』でも実名通り登場します。

 

f:id:sepyas:20210509105017j:plain既刊の〈古典部シリーズ〉に収録されていない短編『連峰は晴れているか』は、『野生時代』2008年7月号、米澤穂信特集で読めます。中学の英語教師は、なぜ授業中にヘリコプターを気にしていたのか? 〈奉太郎〉と〈える〉は謎解きのため〈神山市立図書館〉へ向かいます。岐阜県高山市の市立図書館がここ、〈高山市図書館・煥章館〉です。アニメ『氷菓』でこの短編が映像化されれば、この建物も登場するでしょう。

 

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高山市の本町商店街にある〈ぜんな書房〉。偶然でしょうか。米澤さんが意識して原作短編『正体見たり』の「善名姉妹」の姓にあてた、と思えなくもないですが。まさか米澤さんがアルバイトしていた高山市内の書店がここ、なんんてことがあるのでしょうか?

f:id:sepyas:20210509132206j:plainアニメ『氷菓』の聖地巡礼で高山市内をぶらつくなら、昼食のおススメは、鰻の「つや本」。オーダーを受けてから活鰻を割きはじめるので、のんびり旅のプランでも練りながら待ちましょう。

 

f:id:sepyas:20210509132200j:plain蒸さない地焼きのうなぎは美味いです。写真の竹は2500円。それだけの価値ありますよ。いわゆる関西風。これが旨い。米も旨いし、歯ごたえのある鰻も旨い。こういうのを食べてしまうと、ふわっとしすぎの東京の蒲焼はもう無理かも。「ごはん多めにしてください」のリクエストもエキストラ・チャージなしで応じていただき、その量にも大満足。

 

f:id:sepyas:20210509132219j:plain2月に高山を訪ねた際の記事でもご紹介した〈古い町並み〉にある町屋を改装したカフェ〈喫茶去かつて〉。「喫茶去(きっさこ)」とは禅宗の教えだそうで、諸説ありますが「お茶でも飲んでいきなさい」というような意味だそうです。

 

f:id:sepyas:20210509132133j:plain1階のカウンターでコーヒーをいただきました。原作『愚者のエンドロール』で登場する茶屋はこんなイメージかもしれません。

というわけで、とても長くなりましたが、2012年4月からスタートした京都アニメーション制作の新作アニメ『氷菓』の聖地巡礼として、岐阜県高山市を訪ねた模様をお伝えしました。


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