アバン、いきなり「北白川ひなこ」JKバージョンの登場です。もっとも往時は「北白川」姓ではなかったのでしょうが。ここでのピアノソロOSTも素敵です。そして、、、「ひなこ」カワエエ。。。
日笠さんの声もイイデスネ。
ちなみに筆者の年代で「JK」と言えば、それは「ジャミロクワイ」だったんだけどね。
Aパートで「豆大」は「たまこ」の新餅モデルの提案に「お前は俺たち家族の一部を否定する気か?」と答え、そこから「豆大」と「福」の親子漫才が始まるのですが、「豆大」と「福」は「豆大・福・もち!」と継ぎます。ってことは、「もち蔵」は「たまこ」の家族。。。なんでしょうか、なんて思いました。
このシーンで登場する髪を結んでいない「あんこ」の姿もいいものです。
そして「あんこ」の退場と入れ替わりで登場する「チョイ」に対して傅く「デラ」。このあたりも細かい作画です。
そして9話のタイトルクレジットかぶせの「豆大」の歌。いい導入です!そしてネタバレです!「豆大」は「たまこ」の諳んじる曲を知っていました。これが今話の伏線その1。
化粧台にいつものように花を手向ける「たまこ」。「一輪挿し」っていうんだよ、と「チョイ」に説明します。うん?「一輪挿し」に何か含みを持たせているのか?と思い、ググッてたら、興味深いページがありました。興味のある方は覗いてみてください。
引越しで転校してしまうボーイフレンドに向き合えない「あんこ」。
でも、引き戸を両手で開け閉めする「あんこ」。しっかりしてます。
「たまこ」と「もち蔵」は「あんこ」の悩みを聞き出そうと糸電話で相談します。ここでの「たまこ」の押さえたトーンの声はよかった。このシークエスでの「たまこ」の声にない台詞は「頼んだよー」ですね。
翌朝、登校する「あんこ」から落ち込んでいる理由を聞き出そうとする「もち蔵」。逆に「あんこ」から自身の誕生日を忘れられていることを指摘された「もち蔵」は、「それはいいんだ」と返します。「あんこ」は返事の意外さに「えっ、いいの?」と。ここが伏線二つ目です。
CM明けのアイキャッチ、折鶴が蚊のようにゆるーく飛んできて、でもしかし、「デラ」の額に刺さり流血。Aパートを受けた演出、いいですね。
そして迎えた10月10日。「お餅の日」であると同時に「あんこ」の想い人が引越してしまう日でもあります。「もち蔵」、なに「たまや」の店先で跪いて待機してんだよ。そして相変わらず親父の店には向かわず「たまや」を手伝うって。。。微笑です。
「かんな」がこねた「蛇」の餅。これは京都水族館の今年年頭の展示からヒントを得てるのではないでしょうか。
今年の干支にちなんで、京都に生息する蛇の展示があったからです。
その中でも注目されたのが「白蛇」(アオダイショウの突然変異)です。まさに「かんな」の造ったそれ。画像は2013年1月4日に撮ったものです。
餅をつく様に触発され、「チョイ」が思わぬパフォーマンスを披露します。「チョイ」靴はいてますね。と言いますか、この「チョイ」の大地の舞いを考えたヒト、コンテ切ったヒト、天才。木上はんなんだろうけど、敬服します。「あんこ」は実家の生業が「餅屋」であることに否定的な娘として描かれてきました。だから、つきたてのお餅の美味しさを知らなかったのでしょうか。
でも、「たまや」の餅は「ユズキ」も支持する、ということを知ってしまった「あんこ」は、だからこそ、お使いに来た彼と顔をあわせるのをためらったのかもしれません。
「あんこ」が「ユズキ」のために餅を届けるシーンは「あんこ」が転ぶまでの間に3カットあります。
上空からパン・ダウンして遠方から走ってくる「あんこ」を押さえたカット。続いて3DCGを背景に画面右から左へ走る「あんこ」をパンで追うカット。
最後が被写体をカメラが追従して「あんこ」がこけてフレームアウト、という流れです。
ここは演出の上手さを感じませんでした。「パンダウン」→「被写体を追いつつパン」→(カット割り)「ペンドラム・パン」の途中でフレームアウトの2カットの方がいいかも。
※と言いつつ窓の外見たら、横浜すごいことになってんだけど。これが黄砂ってヤツ?
話を戻す。
「中にあんこが。。。わたしじゃない。餡子の方のあんこがはいってて」。。。意味不明の「あんこ」のコメントに若干引き気味の「ユズキ」くんの表情に微笑です。でも、ここのカットでは、紙袋を手渡す際、手と手が微妙に触れて、ビクッとなる互いの反応を作画して欲しかった、というのは個人的にはあります。でもそこまで確信的な描き方は本作のテーマではないのでしょうから諦めます。
「チョイ」が「たまや」の前で「みどり」にぷにぷにとからかわれている様は萌えます。ああ、萌えますとも!
今話限りの伏線その3。「豆大」のいきなりの弾き語りです。ここまで来ると、伏線でもなんでもいけど。
そして、ここからの怒涛のラスト3分間が始まります。
「大」が「ひなこちゃん」のために作った曲。
「ダイナマイト・ビーンズ」。「星とピエロ」のマスターは同窓ではなく、部外者としてバンドに参加していたことになります。「豆大」のマスターに対する敬語でもそのポジションがわかります。
回想で「豆大」がエレキを練習しているのは、多分、賀茂川の川原でしょうね。
「たまこ」の用意した「もち蔵」へのバースデイ・プレゼント。そのやりとりの後ろで微笑む「あんこ」。
これは天然で本当に忘れてた姉へ、妹から強力プッシュがあったからでしょう。ふたりへの恩返しですね。
尺足らずゆえの変則ED。フォントも通常とは変わってて新鮮です。といいますか、ここまで観てきて、このアニメの真のヒロインは「ひなこ」で決定しました。異論は認めません。
予告の栗色の髪で紫の瞳の、これ誰?
ポッキー食ってるからって「史織」でもないし「かんな」でもない。でも双子の1年生が一緒にいるってことは、まさかの声だけ出てた3年生先輩!そして「みどり」が喜んでいるラストはくじ引きがいい方に当たった、ということでしょう。
流石の木上はんコンテ・演出回。脚本との絡みが上手くできていたと思います。
でも、エンジンのかかりが遅い感は否めず、あと3話が神回続きでようやく帳尻が合うって感じでしょうか。
そんな印象です。
ヤフーなんかでさっきの状況の解説が発表された。「煙霧(えんむ)」なんだって。なんだ、それ?
黄砂じゃなくてよかった。。。ほんとなのか?
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