若干のネタバレあります。
MAN OF STEEL と劇場版あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 を見た。
マン・オブ・スティール
やはり、例のテーマソングが無いのと、物語が冗長過ぎかなと。
あと、幼少期からヒト助けっていう描写も結構萎えるもんですね。
「スーパーマン・リターンズ」では描かれなかったポイントです。
また、往時の登場人物(クラークに助けられたヒト)を現在まで引っ張ってくるのはいいんだけど、クラークとの絡みは一切なし。
そして、格闘戦の長いこと。
名誉の戦死のやっつけ加減とかも白々しいし、いくら地球の危機でも交戦規定が無茶苦茶すぎるでしょう。
マンハッタンであれだけドンパチやってもいいもんなんでしょうか。
VFXの過度の進化は物語を停滞させる、のいい見本のような本作。
ケヴィン・コスナーの「例の」シーンでは号泣するも、見所はそこくらいかも。
それと、ダイアン・レインのリアル老け演技はびっくりした。私も歳をとったということだろう。
「ストリート・オブ・ファイヤー」の頃が懐かしいです。
ローレンス・フィッシュバーンのデブ演技にもびっくりした。これってそれ込みのデニーロ的演技なんですよね?
デイリー・プラネットへの入社で本編は締めくくられるんだけど、これの続編って期待していいのかしら。
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
正直、萎えた。
横浜ブルク13の高品質な音響システムのせいもあるのだろうが、泣かせようとするピアノ・ソロや「secret base」のフェーダー上げが鼻につくのだ。
初日の朝8時30分!という回にもかかわらず、約500席のブルクはほぼ満席。
往時、そんなに熱中していたわけでもなかったのだが、ネタとして参加してみたのである。
安城鳴子に関して言えば、エロ要員としての役割を劇場版でも遺憾なく発揮しており、そこは冗談で無く評価できる。
しかし、総体、TV版の総集編に後日談を加えたに過ぎず、エンドロール後のCパート的「めんま」のモノローグに泣けるかというと、そんなことも無い。
「バスターズ」の成長は垣間見えるものの、ぶっちゃけ、この「慰霊祭」あと何年続けるの?ってことになる。
醒めたジジイの戯言なんだろうけど。
爺フィルター抜きで述べるけど、上映後、シネコンをあとにする観客は結構無言でしたよ。
そしてその無言が感動のそれなのか、やっちゃったのそれなのか、を嗅ぎ分けるくらいの嗅覚は持ち合わせるくらいに歳を重ねていますので。
恐らく2回目観に行く輩は、いくら現代の若者でもそう数が多いとは思えないのですが。
彼らだって、そう過去に生きているわけじゃないでしょうから。
因みに、上映前の予告編では「ギアス」では無言の劇場も「小鳥遊六花・改」では結構受けてた。
こちらも総集編プラスアルファなんだけど、京アニはん、ガンバレ。