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映画「ジャージー・ボーイズ」JERSEY BOYS を観た。


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映画「ジャージー・ボーイズ」JERSEY BOYS を観た。

フランキー・ヴァリ&ザ・フォー・シーズンズ
ある程度の年齢の方にはボーイズ・タウン・ギャングのディスコ・アレンジに馴染みがあるかとは思う。そう、「君の瞳に恋してる(CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU)」である。

本作は同グループの結成の裏側と挫折、そして感動の再結成を追う物語を、ミュージカル版を下敷きにクリント・イーストウッド監督がアレンジしている。

Rotten Tomatoesではあまり高評価ではない本作だが、私は楽しめた。
むしろもう一度観たいと思った。

ミューカル版の俳優をそのまま起用し、なおかつアフレコでなく同録で歌わせ撮影しているという。

さらに「第四の壁を破る」という演出も非常に効果的に物語を推進させていると感じた。
そういう意味において、オリジナルの2分強のトレーラーはそいつを見せちゃってるので、なんだかなあ、という気がする。
劇場で同演出を初めて受け止めたい観客は、きちんとそのシーンをカットして編集している日本版オリジナル予告を見るにとどめておいた方が良かろう。

小気味良いステップを加えたバンドスタイルの演奏はタイトで、見ていて気持ちよく、後半のホーンセクションを交えた演奏も圧巻。
ラスト20分からエンドロール前半までの見せ方はとても気持ちよく「乗れる」。

何気ないシーンですが、表では雪の舞う中、ダイナーでまどろむフランクにボビーが新譜を届けるシーンが秀逸。

劇場は450席のところに2割程度しか埋まっていない。日曜だけど朝9時30分の回なのを差し引いても、客入りは寂しい。またそのほぼ10割を中高年が占めている。
さすがに世代を選ぶ作品になってしまっているのは仕方ないか。

あと、フランキー役のジョン・ロイド・ヤングはんは、爆笑問題田中裕二はんに見えて仕方なかったです。

中東、ウクライナ情勢がどう転ぶかわからないご時世ではあるが、浮世を忘れさせる見ごたえのあるドラマであると思う。オススメです。

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