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映画「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」を観た。


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映画「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」を観た。

若干のネタバレ(というか、本作の場合「ネタ」があるのか?)、内容バレあります。


なんだ、この映画。というのが最初の印象。

まず、公式サイトがひどい。
私はたまたま鑑賞後に訪れたからよかったけど、公式の背景動画でいろいろ見せ過ぎじゃないでしょうか。
これから鑑賞という方は、事前に絶対、FOXの公式サイトは見ないことをお勧めします。

解釈が分かれる、といいますか、本作で映像として見せられるものはどこまでがリアルで、どこからが主人公の心象風景なんだ、という、至極当然な疑問です。

アカデミー作品賞の本作「バードマン」。傑作? 駄作? 意見が分かれそうですね。

もちろん、作中で主人公が発揮する特殊能力は主人公の心象風景です。

では、ラストの暗転直前で主人公の娘が窓越しに見たものとは? まさに主人公の心象(本音)なんですね。あれは父娘の邂逅をああやって表現した、というところでしょう。

いただけないのはそこに至る演劇舞台のラストで、主人公が自害するシーン。手元が狂ったにしても、なんだよ、そんなかすり傷でスタンディング・オベーションかよ、とか感じてしまいます。
。。。しかし、本当にそうなのかしら。これはもう一度観ないとわからないかも。

出ている役者は皆、素敵です。
ザック・ガリフィナーキス(「ハングオーバー」の主人公ね)がいい!
エドワード・ノートンの「エレクト」ネタ最高!
エマ・ストーン、いまさらだけど、いいね!

それと、日本語字幕が黄色、というのも何か意味があるのかとは思いますが、詮索はやめておきます。サル向けは黄色で、なんて低俗なものではないと思う。

2時間の本編中、ほとんどがワンショットの長回し(を装った)風に撮影、編集がなされていますが、これは観ていて結構な緊張感を強いる。ブロードウェイの劇場の楽屋から袖へと行ったり来たりする主人公は、まさに役者人生の迷路をさ迷っているようで好演出。
不規則なドラミングの劇判も緊張を煽るのに一役買っていて、息苦しさを覚えるほど。

とにかく、この作品、息が詰まるのである。観ていて怖いのである。

もう一回観ないと、解釈の溝を埋めることが出来ないかも。
しかし、駄作なら、もう一度観たいとは思わないので。

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