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米澤穂信はんの『いまさら翼といわれても〈前編〉』を読んだ。


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米澤穂信はんの『いまさら翼といわれても〈前編〉』を読んだ。

ネタバレ入ります。これから読む予定の方はご注意を。


久しぶりに古典部四人の会話の掛けあいを楽しめた。
生き雛まつりが行われた4月から3ヶ月ほどしか時系は進んでいない勘定だ。
よって既刊を読み、TVアニメ「氷菓」を観たファンなら思わずニヤリとしてしまう筆致が散りばめられている。摩耶花のデレ加減、最高である。

そして、シリーズ初となる、あるキャラクターの登場にも驚かされる。

早く続きがアニメで見たいものである。
といいますか、TVアニメ「氷菓」の脚本協力をされたせいもあってか、この短編のキャラの台詞ひとつひとつの「活きが良い」と思う。単に声優はんの声色で脳内再生されるのとは少し異なる印象だ。

それにしても、「える」が歌うだって!しかもソロ!! ガタッ! となった御仁も多いのでは。
米澤はんも策士やのお。映像化された際のことまで、先読みされてらっしゃる。
さとさとはんの歌声を早く聴きたいものです。

とか思いつつ、立ち寄る書店書店で米澤はんの「王とサーカス」が平積みされているのだ。
「満願」ほどのパフォーマンスを残せず、表舞台から姿を消すのも早かった印象だったのだが、「このミス2015」で『王とサーカス』が1位になったのね。
昨年の「このミス2014」で『満願』が大賞だったので、史上初の2年連続大賞なんだそうで。
いやいや、それどころか、昨年に引き続き、「ミステリが読みたい!」「週刊文春ミステリーベスト10」「このミステリーがすごい!」の三冠受賞なんだってね。この2年連続三冠受賞も史上初。

よねぽ、しゅごい!

今週末には大刀洗万智の短編集発売だけど、年末商戦のバタバタで楽しめるのは正月かなあ。


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