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箱根蛸川温泉・絶景日帰り温泉 〈龍宮殿本館〉に行ってきました。


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昨年、2017年の箱根は、『箱根小涌園 天悠』(藤田観光)、『箱根・芦ノ湖 はなをり』(オリックス不動産)、『ススキの原 一の湯』(一の湯)と、温泉旅館の新規オープンラッシュとなりました。今年はこの三つを試してみたいと思います。そんな中、7月に箱根・芦ノ湖畔にオープンしたのが蛸川温泉『絶景日帰り温泉 龍宮殿本館』(西武HD)です。


龍宮殿本館の建物は、もともと、1938(昭和13)年に、『浜名湖ホテル』として浜名湖畔の弁天島に建てられましたが、大戦の足音が迫るなか経営難に陥り、翌年昭和14年には休業の憂き目に遭います。その後軍に接収され終戦後は半ば廃墟として放置されていたといいます。

1957(昭和32)年に芦ノ湖畔に移築が決まり、『龍宮殿』として営業を再開しました。しかし、老朽化が進み耐震工事が必要となったことなどから、2012年より休業。耐震および建物リニューアル工事を進め、2017年3月に国登録有形文化財に答申、7月に登録・営業開始と相成りました。有形文化財に登録された旅館建築を日帰り温泉としてリニューアルしたことで注目を集めています。


かつてロビーであったろう場所には贅沢に木材を使った吹き抜けと大階段が。しかし残念だが2階には上がれません。現在は使用されていないという客室などを巡るオプショナル・ツアーを組めばいいのにと思います。


〈龍宮殿本館〉男湯の内湯です。改装前は、二つあった内風呂を男湯、女湯として交代で使っていましたが、この二つの風呂を男性用内風呂と露天風呂にし、女性用浴室(内風呂、露天風呂、女性専用湯休み処)は、芦ノ湖に向かって突き出るように新棟を増床、新設したそうです。公式ウェブサイトのアイキャッチとして使用されているのはこの女湯露天ですね。芦ノ湖、富士山、箱根外輪山の3つを同時に見ることができる“絶景”に関しては、男女どちらの露天風呂からも楽しめるというが、露天の開放感は雲泥の差があると感じます。


〈龍宮殿本館〉男湯の露天はあくまで半露天だし、立ち木が邪魔をして見通しが良いとは言えません。1月5日の現地は小雪が舞うあいにくの天気だったが、お湯の質(特に露天)は気持ちいいものでした。

f:id:sepyas:20210502085304j:plain月の日の 〈龍宮殿本館〉男湯半露天風呂からの眺望です。冬の晴れた日は枝葉が邪魔をしないので富士山もよく見えます。


〈龍宮殿本館〉の食事処はそれほど豊富なメニューではなく、相応の値段もします。最近の旅館に多く採用されている畳敷きの宴会場にテーブルと椅子を設えるタイプです。


休み処は自動販売機が市中のそれと同価格なのはマルだけども、特段の感慨もありません。晴れていれば少しは印象も変わるのだろうけど冬季の箱根は雲が垂れ込め閉塞感がありますね。

〈絶景日帰り温泉 龍宮殿本館〉は有形文化財を活用しているものの、視覚で驚嘆するのはロビーの吹き抜けくらいなもので、くたびれた外観は見ていると辛くなってきます。前述したとおり、2階に上がれる館内ツアーのようなものを企画し、もう少し文化財の中身を利用した楽しませ方があるのではないでしょうか。ロビー周り以外に見せるものがないなら仕方ないですけどね。それとやはり、足の便が良くないです。『ザ・プリンス箱根芦ノ湖』だったら、小田原駅間を送迎バスが走っていますが、日帰りでこれをやるわけにはいかないですよね。元箱根間の巡回バスも運行していますが便が少なすぎます。

路線バスは、ここと小田原(湯本)間を伊豆箱根バスが繋いでいますが、やはり便がそう多くないのと、早雲山-桃源台間を結ぶロープウェイが大涌谷の火山ガス濃度により運休する場合があり、そうすると代替交通は伊豆箱根バスということになります。〈箱根フリーパス〉が使えるのは箱根登山バスなので、ただでさえバスがすし詰めになるのに加え、この勘違いのやり取りが運転手と乗客間で繰り返されるので、これでは運行ダイヤもへったくれもないというものです。

〈龍宮殿本館〉はある程度客を選ばざるを得ない施設かも知れません。


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