神保町〈キッチン南海〉でカレー。550円。
最初はチキンカツ&しょうが焼きの私的定番をオーダーしようとしたんだけれど、11:15の開店時に入店後、4人掛けの狭いテーブルに通されたとたん、閉所恐怖症的拒否反応が出てしまい、プレーンなカレーを頼んでしまった。
背広組だった頃、営業途中に利用したときも感じたものだが、久しぶりに味わうこの閉塞感は、如何ともしがたい。もちろん私への料理の提供が一番早かったのは言うまでもない。
急いでかき込み、店を後にする。
最早この店は現代のスケールじゃないんだと思う。もしくは私自身のサイズ感覚がおかしくなったのか。
多分、両方だろう。
建て替えで、戦前なのか戦後なのか、トタンむき出しの興味深いパッチワークになっている。
神田ではいまでも見かける光景。
今日、神保町にやってきたのは他でもない。むしろここからが本題。
まんがタイムきらら2018年8月号をゲット。360円。
ほんとうに、この、かきふらいはんは解らない方で、公式サイト『海の幸定食』も往時のまま更新される気配もない。今号から、『けいおん!Shuffle』が連載開始されるというのに、2011年の日付のまま、相変わらず唯がお辞儀をしているのだ。本当に解せない。
別名義の連載は止まったままだと聞くし。
©芳文社
にしても、とにかくめでたいのだ。フラゲをして、久しぶりにキッチン南海を堪能しようとしたのだが、あちらとの付き合いは、今後もうなかろう。
若干のネタバレ込みで感想をまとめると、8月号冒頭で、(女)教諭に軽音部の存在を確認する
高校1年生の女子二人。二人は中学も同じ。でも、教諭に軽音部の存在を確認しに行ったのが既に11月。なぜか?ドラム志望の娘は、桜が丘高校の学園祭で観たバンドに触発されたらしい。
茶髪の子がドラム志望で、黒髪の子のパートや希望は明示されていない。
しかし、教諭から、本校に軽音部は存在しないことを告げられる。
・・・ここまでで察しのいい方はお気づきですよね。
『けいおん!』連載初期の律と澪の関係、とった行動のトレースです。
律がザ・フーのドラマーにあこがれたように、この娘は律にあこがれている。そして、その律はというと。。。!?
つまり、本作で描かれるのは、律たちが桜が丘高校にまだ在籍していた頃の物語な訳です。
律たちの学年までは明示されていませんし、この先どのくらいの頻度で桜校の連中が登場し、話に絡んでくるのか解りませんが、一時、ファンの間でささやかれた「時間も場所も違う別物語」ではないことが判明したいま、アニメと並行する形で、有終の美をもって完結した前作『けいおん!』と齟齬がないようにしなければなりません。
今後の展開が楽しみではあります。