menehune旅写真プラス

menehuneの写真旅の記録。ヨコハマ、京都、北九州など、SONYの一眼レフデジカメα900、α99、そしてミラーレス一眼カメラα7で撮影した写真とインプレッションを紹介します。お気に入りの温泉、映画、グルメ、アニメのインプレもたまに更新します。


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映画『未来のミライ』を観た。そして、主人公自宅モデルも判明。


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映画『未来のミライ』を観た。そして、主人公自宅モデルも判明。


©2018 スタジオ地図

アニメ作品上で、若夫婦の自宅として描かれるのが、丸で囲った場所。
横浜市磯子区富岡西1丁目19-Xが現地モデルだ。
ただし、暑いし、近所迷惑だし(だったらお前が書くな、と言われそうだが)、住宅そのものの造形は、ネット上の航空写真を見ても異なるのは明らかなので、menehuneも見にいかないのだ。

雑感は追って。

追記しました。それなりに酷評なので、これから観る方は see you!

エヴァの特報は、この際どうでもいい。3作目から観てないし。

あと、東宝はんは、8.17公開で森見登美彦はん原作の映画『ペンギン・ハイウェイ』を、
2018年夏アニメの「押さえ」に配していて、こっちはかなり面白そうだとmenehuneは思う。


【追記】
それより何より、menehuneが気になったのは、主人公の夫婦が住む住宅のデザインとスケール感である。
建築デザイナーの夫がデザインし、建て直された住宅なのだが、段差だらけの設計で、妊婦や幼児、そして年寄りのことを考慮しているとは思えないのである。
※実際、夫は子供に興味がなく、妻から注意されるシーンがある。

またその間口の狭さの割りに、建蔽率容積率を無視したとしか思えない、スケール感のバランスが常に気になってしまう。
ボルボのワゴンを横置きしたら、玄関スペースすら確保できないと思われる、その物件のダイニングキッチンは、階段スペースの存在を無視して、さらに無駄に横幅がありすぎる。
※パンフを買えば、パースで解説されていそうだが、買わない。

にしても、本作、『未来のミライ』だが、一体、誰が見たら面白さや深み、共感を得ることが出来るのだろう。
小学生が本作を観ても、つまらないだろうし、その傾向は中高生でも同じだろう。
色恋沙汰は描かれないし、笑いのつぼも外されっぱなしと。
また、子供を持たない独身ヲタが本作を観た場合、どのように思うだろう。
ちゃん付けすることすらためらわれる、〈クン〉のガキゆえの面倒くささや、相当のマゾ気質に嫌気が差し、途中退場したくなるだろうし、では、〈未来〉のキャラや、台詞回し、または声質でもいいのだが、魅力を感じるかと問われれば、答えはノーだろう。

ラジオで伊集院光細田 守監督をゲストに招いた際、「自分の周りの人間の感想を訊きたい」と発言した裏には、これがあると思う。
一方、彼は「子供や親と対峙していない自分は、子供が終わっていない」とも言っていて、ここは、menehuneも観ていて感じた点だが、本作に共感できない理由にはならないとも思う。
じゃあ、子育てしている立場のヒトが観れば、共感するのかなと質問されたら、いや、おそらく、そんなことはない、と思うのだ。

さまざまな冒険を経て、ささやかな成長を遂げていく“くんちゃん”。
果たして、“くんちゃん”が最後にたどり着いた場所とは?
“ミライちゃん”がやってきた本当の理由とは―(公式より)

何らかの示唆を〈くん〉は「冒険」という幻想から得るわけだが、この幻想の発生原理が曖昧なものだから、腑に落ちない。両親や、幼児の〈未来〉と揉めた直後に幻想が発動するパターンは解るけど、都合良すぎでしょ。これをファンタジーで片付ける訳にはいくまい。
実世界での語り部を欠いたまま、主人公の〈くん〉は生きるヒントを過去と未来の当事者から教わって成長するんだけれど、まだ4歳なんだし、これは駄目だよねえ。
また、中途半端にこの幻想描写が、本作に於いて、少しはましな絵面だったり構成だったりする(福山はんの声もイイ)ものだから、全体の話の筋がご都合主義に終始し、観る者を現実的な世界線上で救い、着地させていないんだと思う。

〈くん〉が馬から鉄の馬に乗せられ、往時の国道16号線を疾走する様と、工場群の美術については唸ったし、無意味に挿入されている空母龍驤(りゅうじょう)の母港が呉(くれ)なので、これまた何の脈絡もなくご都合的に挿入される空襲シーンも呉のもなのかな、とか思ったり。
戦艦の艦首の方しか目が行かなかったので、艦尾が飛行甲板だったら伊勢型でビンゴですね。
もう一度は観ないけど。

東京駅の造形も魅力的だし、神田松之丞はんが声を当てた駅係員の台詞の中身については、ハッとさせられて、本作の褒めどころかな。
東宝はんのアンケートには名前も挙がってなくてドイヒー。
※むしろ、このアンケートが東宝はんの最後通告の材料なのかしら、とも思う。

としたところで、本作、最初から二人のキャストに名前が充てられていないのだから、当然の帰結なんだけど。
TBSラジオクラウド 神田松之丞 問わず語りの松之丞 2018.06.10 で、松之丞はんの雑感を聴けます。要会員登録。

それと、このアニメ、横浜が舞台といいながら、それらしい巡礼対象が登場しないのだが、一箇所だけ、効果的な演出込みで描かれている場所があります。
にしたところで、少し凝り性のハマっ子が気づくくらいで、その対比演出すら、一般の観客には伝わらないのですが。
それはどこかというと、〈根岸競馬場跡〉です。
現在のモニュメント的構造物と、(恐らく)現役時代だった当時の一等観覧席が登場します。


ただし、過去のmenehuneのエントリに掲載した、遠景が描かれる程度なのですが。

幻想の夢の中で、〈くん〉は最初、(競馬用の)サラブレッドに乗せてもらい、続いて鉄の馬(単車)に乗せてもらうのだが、そのスピードが怖くて、前を向けないのね。
青年は16号線の向こうに見える一等観覧席を目標に、「前を向け」と諭すのだ。
方や、現実の彼は、父親にせがんで補助輪を取った自転車に乗る練習をしているわけ。
その練習場所が根岸森林公園なんですよ。んで、彼は幻想の中で諭されたとおり、一等観覧席をここでも目標に前を見つめ、補助輪なしで、乗れるようになる。という。
このくらいの現場知識がないと、解らないだろうなあ。

あと、ペットの犬の性別って、オスだよね。あの回想っておかしくない?
menehuneの勘違いかしら。


結構重要な要素だと思う点として、主人公のキャラ名。
〈くんちゃん〉って、少しは意見するヒトいなかったのかね。
いやらしいこと連想するよね。夏だし(関係ない)。

というわけで、細田監督は観る者(集客)の幅を狭める「家族ものアニメ」からいい加減方向転換しないとまずいと思うし、本作の弱点はそれ以外のテーマがほぼない、という点に尽きると思う。家族ものは実写で是枝裕和監督という越えられないハードルが居るわけだし、『君の名は。』にしたって、タイムリープをもう少し現実世界側に引っ張って見せてくれたから魅力に繋がったんだし。
OP/EDをヤマタツに頼るのもやめたほうがいい。高年層にすら刺さらなくなってきてる。

100分弱で終わってくれて、少しはほっとするものの、このテーマだけじゃこれが限界の尺だよね、と感じてしまう。さすがの宇多丸はんも、本作の講評は難しいんじゃないですかね。


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