オーバーホールを終えた〈MINOLTA New MD 24mm F2.8〉。今回購入したレンズのうち、一番扱いが難しいと感じた一本だ。今回も、K&F CONCEPTというブランドのマウント変換アダプターとSONY α7IIIを使用して撮影しました。上の画像の通り、ガジェットとしてのカメラっぽくバランスが取れているように感じます。1981年発売の〈New MD〉シリーズで、マニュアル・レンズ時代の最終モデル。レンズは8群8枚。ピントリングを回しても胴長が変わらない「インナーフォーカス」方式。絞り羽は6枚。最短撮影距離は25センチと、比較的寄れます。ただ、広角レンズなので、建築物などを撮りたくなります。購入時はピントリングがガチガチに硬くなっていたので、ヘリコイドのグリスを入れ替え、いまは非常に滑らかに作動します。ただ、冒頭に戻りますがこのレンズ、結構外れショットが多いのも事実です。眠かったり、ピンボケだったり(広角なのに)。
〈MINOLTA New MD 24mm F2.8の作例〉
作例 7M3×New MD 24mm F2.8 1/25秒 F不明 ISO400
暗く写ってしまったRAWも現像して比較的見られる画像に変更できる。撮影地:横浜・みなとみらい
F2.8での作例 7M3×New MD 24mm F2.8 1/160秒 F2.8 ISO100
寄ってみた作例です。撮影地:大磯・迎賓館
作例 7M3×New MD 24mm F2.8 1/500秒 F不明 ISO100
手前から無限遠まで撮れているので、F8かと。撮影地:横浜・みなとみらい
F4での作例 7M3×New MD 24mm F2.8 1/500秒 F4 ISO100
撮影地:横浜・瑞穂埠頭前
F4での作例 7M3×New MD 24mm F2.8 1/1600秒 F4 ISO100
撮影地:横浜・瑞穂埠頭前
F2.8での作例 7M3×New MD 24mm F2.8 1/30秒 F2.8 ISO125
これも盛大に黒くつぶれる逆光環境ですが、現像で何とかなります。
撮影地:根岸・旧柳下邸
F8での作例 7M3×New MD 24mm F2.8 1/30秒 F8 ISO200
撮影地:根岸・旧柳下邸
F4での作例 7M3×New MD 24mm F2.8 1/800秒 F4 ISO100
これも寄ってみた例。寄れば寄ったでシャープに撮れることは理解できる。しかし歩留まりはよくない印象。お散歩レンズとしてはお勧めかもしれないが、歩留まりの悪さは対策が必要ですね。
F4での作例 7M3×New MD 24mm F2.8 1/1250秒 F4 ISO100 撮影地:二宮町・吾妻山公園
写真とは関係ないが、富士山の借景を守るため、菜の花の奥に見える桜の木の上部が剪定されているのを見ると、なんだかなあと思う。やっぱり写真と関係大有りでしたね。
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