menehune旅写真プラス

menehuneの写真旅の記録。お気に入りの映画、書籍とアニメのインプレ、ライフハックもたまに更新。


スポンサーリンク

映画『THE GUILTY ギルティ』(原題:Den skyldige)を観た。


スポンサーリンク

若干のネタばれありますので、未見の方はご注意を。

緊急通報指令室のオペレーターであるアスガー・ホルム(ヤコブ・セーダーグレン)は、ある事件をきっかけに警察官としての一線を退き、交通事故による緊急搬送を遠隔手配するなど、些細な事件に応対する日々が続いていた。そんなある日、一本の通報を受ける。それは今まさに誘拐されているという女性自身からの通報だった。彼に与えられた事件解決の手段は”電話”だけ。車の発車音、女性の怯える声、犯人の息遣い・・・。微かに聞こえる音だけを手がかりに、“見えない”事件を解決することはできるのか―。
※公式サイトより

 

guilty-movie.jp

公開初日に観てきました。
まず、上の公式サイトの紹介文に少々突っ込みさせてもらうと、「音だけを」手掛かりに事件は解決されるものではありません。それ相応の近代兵器を駆使して、主人公は自己流の推理を繰り広げ、真実に着地させようとするのですが。。。

 



観客は本作を観ていくに従い、ある違和感を感じ始めるでしょう。その違和感は確実なものとなり、主人公が犯した「ある判断」の真偽についても確証を得ます。といいますか、気づいちゃうんですよね。割と早い段階で、「あああ、コイツ、やっちゃったよ・・・」とね。

主人公の「アスガー」が最初に電話のやり取りを行い、別室に移動し、そして再び通信室の大部屋に戻ってくる。この明暗の差が何を意味し、ラスト、再び暗い廊下へ一人歩みを進める主人公の行く末を暗示している判りやすい演出です。

警察官としての自身の身の置き方が主人公をある行動へ駆り立て、たまさか電話でつながった女性や関係者とのやり取りを経て、その資質に対する贖罪の気持ちが、その後の主人公の行動につながっていくのですが、本編を通じて主人公が選択してきた行動そのものに本作のタイトルがダブルミーニングしていることは確かです。

ただ、中盤からラストにかけての明かりのない部屋での主人公の描写はちょっとだれます。ただでさえスクリーンが暗く、かつ「音」でしか話が進んでいかないのでなおさらです。正直眠くなりました。
予告編の出来が良いかったので、鑑賞しましたが、結構本編で裏切られますね。ネガティブな方向に。ここって、「警察という市民を守る組織」の中で起こっていることだよね、ってね。
このあたり、もう一度見直してみたいと思います。



 


スポンサーリンク