menehune旅写真プラス

menehuneの写真旅の記録。ヨコハマ、京都、北九州など、SONYの一眼レフデジカメα900、α99、そしてミラーレス一眼カメラα7で撮影した写真とインプレッションを紹介します。お気に入りの温泉、映画、グルメ、アニメのインプレもたまに更新します。


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【追記あり】映画『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-』を観た。


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ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-

(C)暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会


映画『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-』を観た。

ららぽーと、初日9時台の回を観た。ブルクは予約が埋まりすぎていて敬遠。結果、ブルクで見れば良かったと後悔。
共同通信で伝えられ、ネットでも話題となった件だが、誤報というか、勘違いの様だ。

京都アニメーション放火殺人事件で、6日公開の新作映画のエンドクレジットに、事件の全ての犠牲者と負傷者の名前を出すことが5日、同社側への取材で分かった。(共同)

この記事を見たネット民は、追悼的な意味で犠牲者と負傷者の氏名を列記するのだろうと思ったはずだが、実際は、通常のエンドクレジットが流れただけで、不謹慎な言い方ですが、ある種の肩透かしを食らったはずです。

真相は、犠牲者や負傷者の氏名も省くことなく、携わったものとしてちゃんとクレジットしますよ、ということです。実際に作品を見終ると、あの記事の書き方が正しくないことが分かります。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-

(C)暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会



初報はこのくらいにして、もう何回か観てから書きますが、なんにせよ絵のクオリティは圧巻! この作画と動きだけでも見る価値ありです!
それと、これは仕方がないけれど、田中あすかというか、寿 美菜子祭りです。

では、あらためて。

【2019/9/16追記】しました。

 


2週間限定公開だったものが、あの事件を経て3週間限定公開に。そして、先週末、5週間公開が決定しました。menehuneもブルクでもう一回観てきました。
思い返すと、当時の本業がつらくて、『ヴァイオレット・・・』に関して本ブログで綴ったことはないと思います。実は視聴も飛び飛びで、BD等も買ってはいませんでした。

外配信を標榜し、等身やキャラの瞳の大きさ、世界観など、既存の京アニ作品ではあり得なかったところを追求してきた『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』ですが、その作りのまじめさに面くらわなかったかといえば、事実ではありません。あの事件がなければ、劇場に足を運んだかどうか、自分に問いかけたくなるのも否めません。

劇場用パンフレットで監督の藤田春香はんは画面のアスペクト比について「2.31:1」で回りを押し切った、みたいなことを述べていますが、ネットで検索しても、このサイズでヒットしないんです。
最近だと、タランティーノ監督の『ヘイトフル・エイト』の70mmフィルム上映が日本では対応できる劇場がないため、みたいなニュースがありましたね。『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-』に関して言えば、撮影に本物のカメラを使っているわけではないので、デジタル編集機(ワークステーション)上だけのアスペクト比なんでしょうけれども、シネマスコープでも「2.35:1」なため、事の真意は測りかねます。私が知らないだけかもしれません。ただ、
観る方としては若干難儀で、劇場のセンター寄りに座らないと、正直言って見づらいです。それから、横長の演出やカットでは、物語後半の〈イザベラ〉のシーンのように、魅力的な効果を生みますが、縦長の動きに追従するのは苦手です。それはイザベラとヴァイオレットのダンスシーンの動きの苦しさにも見て取れます。また、小物のバランスがおかしい。列車は大人が4人は並んで腰かけられるほどのボックスシートですし、この世界、どんだけ幅広の客車を牽いた汽車が走っているんだよ、と突っ込みたくもなります。全般、シリーズとしての『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』に言えることですが、乗り物の描写が個人的には好みではありません。今作でいうなら、貨客船だったりサイドカーだったりします。

そもそも、この『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』はTVシリーズからしてそうでしたが、ヴァイオレットそのものの成長や心の動きは描かれますが、本編中の主役はあくまでゲストだったりします。端的なのが10話の〈アン〉ですね。自動手記を依頼する側、もしくは手紙を届けられる側の情動を描き感動を誘う、これが本作の肝であり、肝心のヴァイオレットちゃんの物語はまたも先送り、という最近の京アニはんのおなじみの展開、といってしまえばそれまでですが。
この辺りは以前も書いたので参照ください。

やはり、新海 誠監督を意識しているのでしょう。画面早送りによる、時の動き演出が数か所出てきますが、残念ながら、近代と現代という点で比較は難しいながら、背景はもはや彼のチームに抜かれた印象です。
鳥を使った演出も3回4回繰り返されると、チトくどいかなあと。

TVシリーズでもそれほどくどくはなかったのが、モノローグの多用でしょうか。吉田玲子はんはシリーズ構成ながら本作の脚本は2人の他者にゆだねています。そのせいなのか、説明的なモノローグが多いかなと。作画が素晴らしくても、やはりこのあたりで醒めますね。
テキストで物語を纏めて締める見せ方も苦手です。

それから、劇伴がmenehuneには合わない。ブルクの大音量空間で、お涙頂戴的なあの劇伴はちょっとしたストレスかも。シリーズを通して、耳に残る劇伴に巡り合えなかったのも弱い点ですね。

本作は90分の本編を概ね前後半に分け、ヴァイオレットとそれぞれのヒロインを絡ませます。前半のヒロイン、〈イザベラ・ヨーク〉役の寿 美菜子はんの「僕・・・」というセリフを聴いて、彼女の男子役って、昔見たよなあ、と思って調べたら、『ロウきゅーぶ!』の〈竹中夏陽〉(たけなかなつひ)でしたね。彼のツンデレぶりを本作を観ながら思い出していました。といいますか、彼女のキャラクターデザインが、もう寿はんに当て描きしてるでしょ。
ただ、残念ながら、『響け!ユーフォニアム』の一連の作品を見た直後に本作なので、どうしても〈田中あすか〉のイメージと声がダブって聴こえてしまうのは仕方ないでしょう。

※話は逸れますが、この夏アニメ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』で黒沢ともよはんと安済知佳はんの演技を見聞きしていて、面食らった『ユーフォ』ファンはさぞ多かろうと思います。制作陣は完全に狙ってきてると感じました

〈テイラー・バートレット〉役の悠木 碧はんに関しては、『聲の形』の結絃役でしたけれど、彼作を思い出すほどの違和感もなく、新鮮な演技を感じることができました。もっと言うなら、ヴァイオレット役の石川由依はんは同じく『聲の形』の佐原みよこ役を思い出すこともありません。悪い意味ではありません。


果たして全くのオリジナル脚本で、劇場映画だけで完結する物語を京アニはんが制作する日は来るのでしょうか。今まではなかったはず。これからもないのでしょうか。
本編の完全劇場版は公開延期となりましたが、気長に待つしかありません。





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