旅は食にあり。京都観光で使える!おすすめランチと朝食のお店・その8
ブログ運営者のmenehuneが、京都の旅でお世話になったランチと朝食が美味しいお店を紹介していくシリーズ、その8です。洋食メイン、たまに和食。うどんも網羅していきます。あなたの京都観光の参考になれば幸いです。今回は和食多めです。
- 28)【グリル小宝】でカレーライス、カキフライ、チキンスパゲティ(岡崎通り)
- 29)【レストラン ポパイ】でハンバーグ定食(京都府庁近く)
- 30)【GENPE ゲンペ】でハンバーグ定食(北大路バスターミナル近く)
- 31)【祇園力餅食堂】できつねうどん・きざみ(祇園)
- 32)【みやこ食堂】であんかけうどん(島原)
- 33)【篠田屋】で中華そば、皿盛(三条京阪)
28)【グリル小宝】でカレーライス、カキフライ、チキンスパゲティ(岡崎通り)
平安神宮近くの岡崎通りにある人気店〈グリル小宝〉。その8まで登場しなかったのは、一昔前は料理の写真を撮る習慣が一般的ではなかったからです。2020年3月、開店から1時間経過した行列の切れ目を狙って、ようやく再訪できました。
〈グリル小宝〉では混雑時でも相席とはせず、テーブル単位でゲストを捌いています。4人掛けテーブルを一人で使えるのは、撮影機材が多いときは助かります。ただし、平日でも行列ができるせいか、客捌きが雑な気がします。着席してから料理の提供までのリードタイム短縮のため、列をなす客に事前にオーダーを訊いて回るチーフがいて、そこまではいいのだけれど、着席したテーブルごとに一斉に料理がサーヴされる仕組みを構築しているようなのです。
〈グリル小宝〉のカレーライス1,350円、カキフライ1,880円。ここはなにしろ、料理の量、ボリュームがあるのが特長。一人で完食するにはきついです。家族やカップルなど、数名でシェアするのが理想の楽しみ方でしょう。テイクアウトもやっているので、ホテルで部屋飲みというのもいいでしょう。
〈グリル小宝〉のサラダ(小)630円、チキンスパゲティ1,200円。パスタはトマトソースベースですが、具(鶏肉)が多くて少し飽きますね。前述したシステムだと、サラダとパスタが同時にテーブルにやってくるわけです。効率ばかり考えて、サラダを先に出して、食が進んだあたりでパスタを提供する、という手順はとっていないようです。昔からこうだったかしらと思います。そんなことを言うならホテルのコースへ行け、という声も聞こえそうですが、京都〈グリル小宝〉は親しい間柄でわいわい楽しめるお店であることに変わりはありません。
グリル小宝
〈営業〉11:30-21:45
〈住所〉京都市左京区岡崎北御所町46
〈定休〉火曜日・水曜日
〈公式〉http://grillkodakara.com/
〈電話〉075-771-5893
29)【レストラン ポパイ】でハンバーグ定食(京都府庁近く)
京都府庁近く、釜座通にある典型的な社食的存在なのが〈レストラン ポパイ〉です。
周辺には、京都府警本部や日赤病院、消防署など、官庁街の様相を呈していて、彼らのランチ処として機能しているのでしょう。ショーウィンドウのディスプレーに歴史を感じますね。2階と結ぶ階段は急なので、エレベーターを使いましょう。
2階をぶち抜いた広いフロアには、前述した職員たちのランチ時需要のためでしょう。結構な数のテーブルが並びます。奥に見えるTVあたりがお店の入口です。〈レストラン ポパイ〉の規模がお分かりいただけるかと思います。観光客向けではなく、値段も手ごろ。料理の味もバランスが取れたものです。残念ですが喫煙可です。
〈レストラン ポパイ〉のハンバーグ定食は850円と、今どき良心的な価格です。プラス100円でコーヒーもついてきます。観光で京都に来てわざわざ出向く価値があるのかという声も聞こえてきそうですが、いつも1,500円も出して行列に並ぶよりも、こういうのでいいんだよ、と思うときもあるのです。
レストランポパイ
〈営業〉10:30-15:00
〈住所〉京都市上京区釜座通椹木町下る夷川町375
〈定休〉不定休
〈電話〉075-221-3594
30)【GENPE ゲンペ】でハンバーグ定食(北大路バスターミナル近く)
北大路バスターミナルの通り向かいにある便利な立地に〈GENPE〉はあります。
老夫婦で切り盛りする、京都でよく見かける光景です。だからといって、料理のスケールがやけに小さかったりすることなありません。
〈GENPE〉のハンバーグ定食850円のハンバーグも適量を保ったいて、見た目にも食欲をそそります。冷奴にお新香付き。みそ汁は出汁が効いています。目玉焼きは丁寧にライスの上に移動して、醤油を散らしていただきつつ、ハンバーグをつまみます。これで850円なんですから、文句はありません。
一点、店が営業しているのかどうか、外見で分かりずらい点があります。営業時間が看板に書いてないのと、「営業中」の札がかかってなかったりするので、入店を躊躇するかもしれませんが、威勢よく行きましょう。大方問題ないはずです。
GENPE
〈営業〉12:00-21:00
〈住所〉京都市北区小山上総町53
〈定休〉日曜日
〈電話〉075-441-2216
31)【祇園力餅食堂】できつねうどん・きざみ(祇園)
祇園は巽橋から風情のある新橋通りを南に。大和大路通を上がると〈祇園力餅食堂〉はあります。京都でよく見かける、のれん分けの一店です。かつては左側のショーケースでお赤飯やお饅頭を販売していたのでしょう。
古びてはいるが、手入れの行き届いている〈祇園力餅食堂〉店内は、祇園の喧騒を逃れるにはもってこいです。
〈祇園力餅食堂〉のきつねうどん(きざみ)600円は、場所柄若干高いかな。関東人には新鮮な出汁と腰のない食感です。山椒が効いておいしくいただけます。ご高齢のマスターが切り盛りしているようで、その佇まい込みで、訪れて損はしないと思います。
祇園力餅食堂
〈営業〉12:00-16:00※要確認
〈住所〉京都市東山区大和大路通新門前下る西之町218−1
〈定休〉金曜日
〈電話〉075-561-4479
32)【みやこ食堂】であんかけうどん(島原)
京都のかつての花街、〈島原〉を訪ねるなら、中央卸売市場の食堂もいいでしょうが、こちら〈みやこ食堂〉がおススメです。この食堂も府内に数店あるようで、のれん分け系なのでしょうか。〈みやこ食堂〉は朝9時から通し営業しているのがいいです。天然温泉ではないですが、朝8時から営業しているスーパー銭湯〈誠の湯〉に浸かりがてら、島原散策も兼ねてプランニングしてみてはいかがでしょうか。
比較的お若いご夫婦で切り盛りしているのようで、開店してすぐは仕込みでお忙しそうですが、そこは営業時間ですから臆せずオーダーしましょう。〈みやこ食堂〉は価格も良心的です。
関西で「たぬきうどん」といえば、「きつねうどん(きざみ油揚げ)」の出汁を餡かけにしたものを指しますが、画像のこれはなんだかお分かりですか? 乗っかっているのは下ろし生姜です。「あんかけ」420円は、素うどんの出汁を餡かけにしたものです。具は何も入っていません。啜りにくいのが難ですが、簡単に済ませるならこれで十分。朝風呂を浴びて、9時開店のこちらで簡単に済ませて、ランチでガツンと攻める、なんて、素敵なプランだと思います。大宮通に出ればバス便もあって、JR丹波口駅からも徒歩圏内なので、ことのほか動きやすい場所に〈みやこ食堂〉はあります。
みやこ食堂
〈営業〉9:00-21:00
〈住所〉京都市下京区花屋町通櫛笥東入裏片町191-1
〈定休〉火曜日
〈電話〉075-351-7693
33)【篠田屋】で中華そば、皿盛(三条京阪)
三条京阪のターミナルに面して営業しているのが〈篠田屋〉です。
〈篠田屋〉は歴史のある、地元では有名なお店のようですが、観光客的には「穴場」といっても差し支えないでしょう。
場所柄を考慮しても、こちらもメニューは比較的安価寄りです。
〈篠田屋〉の中華そば550円はチャーシュー多めでスープは素朴な味。一乗寺や北白川通のお店とは逆説的に一線を画しているといえなくもないでしょう。
〈篠田屋〉の名物はカレーうどんの餡掛けをかけたカツカレーのような「皿盛(さらもり)」750円。カツといっても肉の厚さは2‐3ミリ程度ですが、カリッと揚げられていて食が進みます。カレーのパンチとうどん出汁のバランスがいいですね。突出した辛みはありません。優しい辛さです。隠されているライスは300gはあるかな。意外と多め。自宅でも真似してみたくなりますね。「カツカレー」のメニューもあるので、カツの厚みとか、カレー餡とカレールーの印象を比べてみたくなります。
〈篠田屋〉には毎日メニューを変えて通いたくなりますね。この手の食堂がのれん分け店をはじめ、京都にはたくさんあります。すべてを網羅するのは、旅行者には厳しいですが、続けていきたい贅沢かもしれません。
篠田屋
〈ランチ営業〉10:30-15:00
〈住所〉京都市東山区三条通大橋東入大橋町11
〈定休〉土曜日
〈電話〉075-752-0296
その9へ続きます!