menehune旅写真プラス

menehuneの写真旅の記録。お気に入りの映画、書籍とアニメのインプレ、ライフハックもたまに更新。


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2020年3月、コロナウイルス禍で、人気のない京都の様子。祇園、清水、嵐山。


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掲載が遅くってしまいましたが、この3月、京都へ行ってきました。

新型コロナウイルスの世界的流行に伴い、3月下旬の時点でここ日本でも、すでに諸外国の渡航制限が敷かれていて、「観光立国」を通り過ぎ、「オーバーツーリズム」状態に陥っていた京都に、ここ10年なかった平穏が訪れました。

外国人観光客はおろか、日本人までが外出を自粛し始めた頃でした。これを書いている5月3日は、黄金週間とはいえ、もっと閑散としているのでしょうね。

2020年3月22日(日)8:05の〈JR京都駅〉まずは、2020年3月22日(日)8:05の〈JR京都駅〉です。
日曜日の朝ですから、この時間でも観光客でにぎわっている場所ですね。

2020年3月22日(日)8:07の〈JR京都駅烏丸口〉2020年3月22日(日)8:07の〈JR京都駅烏丸口〉です。信じられなくくらい人が少ないですね。わずかに欧米人を見かけますが、アジア人は皆無といっていいでしょう。

2020年3月22日(日)、京都御苑旧近衛邸の桜2020年3月22日(日)9時過ぎ、京都御苑旧近衛邸の桜は見頃ですが、地元の人の姿もさほど多くなく、のんびりできました。

2020年3月、観光客のいない清水寺2020年3月23日(月)、朝8時15分の清水寺です。まだ松原通の土産物店も大方営業していましたが、観光客はほぼいませんでした。

 

2020年3月、観光客のいない清水寺2020年2月に、本堂の檜皮(ひわだ)屋根葺き替え工事が完了した清水寺。

2020年3月、観光客のいない清水寺
5月からは舞台の板交換工事に入るため、桜のころから黄金週間までの間、「清水の舞台」の全貌を味わうことができるはずでした。menehune自身、3月のこの日、しかも観光客がほぼいない状態で、観覧することができてよかったです。

2020年3月、観光客のいない清水寺
3月のこの時点で、音羽の滝も休止でした。

2020年3月23日(月)、観光客のいない京都・産寧坂(三年坂)枝垂れ桜が絵になる産寧坂(三年坂)。

2020年3月、観光客のいない清水寺そして、二寧坂(二年坂)も、東山から昇る陽光が、まだ届かない時間ではありますが、怖いくらい静かです。

2020年3月23日(月)観光客のいない高台寺2020年3月23日(月)、9時過ぎの〈高台寺〉です。桜のライトアップが始まり、枯山水の砂洲に奇妙な装飾を施すようになってから、ちょっとここの運営には疑問を持っています。

2020年3月23日(月)、円山公園の枝垂れ桜

2020年3月23日(月)、円山公園の枝垂れ桜は、樹勢が衰えてからだいぶたちますが、この日は老木の周りに賑やかしの若木が数本植えられていることに気付きました。
これで遠目には枝振りがいい巨木に見える、という算段なのでしょうか。

2020年3月23日(月)、観光客のいない八坂神社2020年3月23日(月)、10時を回った〈八坂神社〉です。四条通の東の終点〈祇園〉のT字路にも、ほぼ人通りはありません。

2020年3月23日(月)、観光客のいない知恩院

〈知恩院〉の三門は、白川からアプローチするより、八坂神社の裏を回ったほうが早いことを、今更ながら知りました。それにしてもすがすがしいほどヒトがいませんね。


2020年3月23日(月)、南禅寺近くの清流亭の紅枝垂れ桜2020年3月23日(月)、南禅寺近くの清流亭の紅枝垂れ桜です。まだ早い時期でした。ただ、ここも桜の木に勢いを感じません。

2019年4月3日、白川疎水沿いの桜

2018年の台風21号、それに追い打ちをかけた2019年の台風19号で、京都の桜は、その魅力を失った、とmenehuneは感じています。今回見て回った桜の名所といわれる個所の桜はもともと古木が多く、それまで幸いにも大きな台風の被害を受けていなかったので、枝の伸びがよく、それが桜の勢いを大きく見せていたのです。

それがどうでしょう。インクラインしかり、高野川しかり、平野神社も、細かい枝が大方飛ばされてしまったため、満開となってもその木全体で花の勢いが感じられないのです。

例えは悪いですが、頭の薄くなった男性に例えれば解りやすいでしょう。この樹勢を取り返すのは至難の業だともmenehuneは思います。大方の桜の木は枝をリカバリーする前に朽ちていくでしょう。思うに、市内の桜の多くが同時に寿命を迎えようとしているのです。

これは2019年4月のものです。白川疎水の桜は樹木の交代作業を数年前から行っており、寿命を迎えた古木の切り株の隣で、新たに植えられた若木が育っています。

円山公園の枝垂れ桜もそうですが、スピード感をもって世代交代を進めていかないと、「そうだ、京都いこう。」の開花情報に掲載されなくなる寺社や名所が出てきそうな予感がします。

2020年3月23日(月)、観光客のいない南禅寺南禅寺三門です。午後1時を回っていますが、この有様です。

2020年3月23日(月)、観光客の少ない白川巽橋15時を回って、白川巽橋にはそれでも若干の観光客が認められます。

祇園の外国人観光客向けのポスター
こんなポスターを貼らなくてはならないほど、地元はオーバーツーリズムと戦っています。menehuneもここで禁止されている、フォト・ウエディングなど営利目的の撮影で〈インクライン〉などを闊歩するアジア人撮影クルーと依頼人のカップルに、嫌な印象を持っていました。

祇園の外国人観光客向けのポスターいま、このような状況になり、京都の人々は何を思うのでしょうか。

2020年3月24日(火)、観光客のいない四条通2020年3月24日(火)、あさ8:11。四条通、高島屋前のバス停でバスを待っています。通勤者も少ないですね。それにまして、この時間に観光客がいない四条通っていうのも、いいものですね。

2020年3月24日(火)、観光客のいない嵐電嵐山駅2020年3月24日(火)、観光客のいない〈嵐電嵐山駅〉です。

2020年3月24日(火)、観光客のいない嵐電嵐山駅9時を回っていますが、ご覧の通り、人はまばらですね。

2020年3月24日(火)、観光客のいない嵐電嵐山駅駅から渡月橋へ向かう通りも、このように閑散としています(ニュース風に)。

2020年4月7日(火)、観光客のいない、御室仁和寺少し日付が飛びますが、2020年4月7日(火)、観光客のいない、御室仁和寺です。
おかげで御室桜をストレスなく撮影できました。

2020年4月7日(火)、人気のない京都駅新幹線ホームJR京都駅の新幹線ホーム。階段を上がってすぐの場所なので、グリーン車の乗車位置だけれど、それにしても夕方4時でこの人の少なさ。

以上、この3月から4月の、人の少ない京都の様子を貼っておきます。桜の枝振りは心配ですが、来年も、京都で、桜が見られればいいなと思います。


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