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バリスティックナイロンのバックパックは衣類が傷むので注意です。


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結論から先に書いておきます。背面にバリスティックナイロン素材を使っているバックパックを長期間使用すると、摩擦により使用者の衣類に悪影響を与えるので注意が必要です。それではmenehuneが経験した事象の経過報告をしていきます。

 

 

CORDURA(コーデュラ)とBALISTIC NYRON(バリスティックナイロン)という素材についておさらい

CORDURA(コーデュラ)という言葉をおしゃれに敏感な方ならご存じでしょう。セレクトショップのバッグ売り場には〈CORDURA〉というタグをぶら下げたバッグやリュックが売られているのを見かけます。非常に耐久性のある素材としてこの手のバッグにはよく使われている素材ですよね。軍用ボディアーマーのために開発されたバリスティックナイロン生地は、優れた耐摩耗性、耐引裂性、耐パンク性を備えています。因みに〈CORDURA〉は、耐久性のある生地に対するインビスタ社の商標です。ついでに書いておきますが、BALISTIC NYRON(バリスティックナイロン)は米国デュポン社が開発した素材で、インビスタ社はデュポン社の系列企業です。

www.invista.com

夏の終わりに気付いたアロハシャツの異変

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そのバックパックを使い始めてちょうど2年が経った頃でした。通勤にも遊びにもほぼ毎日そのバックパックを背負って出かけていました。一度私物を忍ばせると、違うバッグやリュックにそれらを詰め替え使用するのは案外面倒なもので、元からズボラな性格も手伝い、ローテーションはほぼ皆無で過ごした2年間でした。もちろん背面やショルダーストラップのパッド部分は汗を吸いにおうので、そこだけはこまめに清潔にしていましたが。ある夏の日、洗濯物を取り込む際、アロハシャツの背中の部分の異変に気付きました。どのシャツも同じ部分が退色しているのです。

 

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なんじゃこりゃあ! と焦りました。そこでクローゼットにあるすべてのアロハシャツを引っ張り出して確認してみると、なんと所有している7着のアロハシャツすべての背中の同じ個所に退色が起きていたのです。

 

バックパックの輸入代理店に問い合わせ現物を見てもらいました

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退色の原因はすぐに想像できました。そう、毎日背負っていたバックパックです。その背中に当たる素材の部分に使われているCORDURA(コーデュラ)素材が悪さをしているのだろうと。

 

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バックパックのショルダーストラップと背の大部分はクッション素材が使われていて、その部分が接触していたシャツの素材には異変は起きていません。パックパックの背にあたる部分の最下部、そこに奢られているCORDURA(コーデュラ)素材がシャツにあたる部分が完全に一致しますから。そこで輸入代理店に問い合わせました。バックパック本体と、退色したシャツを数着送ってください、という提案を受けたので送料着払いで発送しました。

 

原因はバックパックの背中に使用されていたバリスティックナイロン素材

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1週間ほどして代理店から連絡がありました。menehuneが指摘したとおり、アロハシャツの退色の原因はバックパックの背の部分に使用されていたCORDURA(コーデュラ)素材であることが判明したのです。

 

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バッグのナイロン素材とシャツの生地が摩擦によりけば立ち、結果として退色が発生してしまった。またアロハシャツの生地が綿とポリエステルの混紡のため摩擦に弱い素材であること。バッグの底部であるために補強の意味合いもありあのような形状となっているのだが、今回の件を本国のメーカーと共有し今後の製品開発に生かしていくということでした。

 

バックパックのズボラ使用でこんなことにならないようにするには

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バックパックの輸入代理店の商品ページを改めて参照すると、ウールなどの素材は摩擦による擦り切れや毛玉の発生が起こる旨の注意喚起がなされています。しかし今回のような事例を参考にさらなる注意喚起を行うべきでしょう。それと同時に我々商品を使う側も気を付けなければいけない点が見えてきました。今回のようなことが起こらないよう気を付けるべき点をまとめておきます。

 

まとめ・リュック/バックパックを購入を検討する際の注意

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【リュック/バックパックの背中の素材に注意する】
硬いナイロン素材が使われているものは避けた方がいいかもしれません。ウレタンメッシュなど、クッション材が宛てがわれているものを選んだ方が無難です。ネットで画像検索してみてもバッグの背の部分の素材に気を遣っている品物はあまりありません。最近のビジネスパーソンはビジネススーツに合わせてリュックを背負っていますが、スーツの素材もデリケートなものが多いので、あまりリュックやバックパックを背負うのは摩擦による擦り切れが起こるリスクがあります。サイドハンドルが付いているバックパックなら、あえて背負わないという選択もあるでしょう。肩掛け用のストラップをアタッチできるモデルもあるので併用するといいでしょう。

ネットショップでリュック/バックパックの購入を検討するなら、背中の素材に注意しましょう。商品画像も暗くて確認できない場合もあるので要注意です。可能なら実際に店頭で実物を目視して背にあたる部分の素材をチェックするに越したことはありません。

 

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着回しをしなかったためリュックとの摩擦で擦り切れてしまったジャケット

 

【同じバックパックを使いまわすのは止めましょう】
私物を移し替えるのは面倒ですが、バッグもローテーションを心掛ければ長持ちするし、衣類へのストレスも軽減されることになるでしょう。特に夏場は汗をかくためバックパックのショルダーベルトの匂い発生の原因にもなりますし、衣類の背中も同様です。できることなら夏場はリュックやバックの使用は避けた方が賢明かもしれませんね。

 

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【衣類の方もローテーションを心掛けましょう】
シャツやナイロンジャケットなど、衣類の方もローテーションを心掛けましょう。特に冬場は同じパーカーやナイロンジャケットを羽織ることが多いのでなおさらです。夏でも冬でもそうですが、リュックやバックパックを背負うようなシーンでは、あまり高価な衣類は身につけない方が賢明かもしれません。これは完全にビジネスシーンでのリュックの使用に対する二律背反となります。メディアやメーカーはビジネスシーンでのリュックの使用を喧伝し、実際、世の中にリュックやバックパックは普及していますが、これらのガジェットは摩擦により衣類を傷めるというジレンマを同時に抱えているのです。ですから、リュックやバックパックを背負うようなシーンでは、あまり高価な衣類は身につけない。パタゴニアではなくワークマン。レインスプーナーではなくユニクロ。これらのブランドは普段使いなら十分機能的で複数枚を着回しすることも容易ですからね。

 

diamond.jp

上は2017年の記事になりますが、ビジネスシーンにおけるリュックやバックパックの使用の是非について書かれた記事です。当時はまだビジネスシーンにおけるリュックの黎明期で、長期間使用した場合の衣類に対するデメリットについての言及はありません。menehuneはマナー云々を問う以前に、摩擦によって衣類が傷みますよ、ということを今回の体験をもとに、もっと声高に広めるべきだと思うようになりました。もっともビジネスシーンでのリュックの使用は、詰まるところビジネスの世界におけるヒエラルキーの表れなのでしょう。

以上、背面にバリスティックナイロン素材を使っているバックパックを長期間使用したことによるインシデントの報告をしてきました。といいますか、もう事故っちゃってますけどね。同様のバックパックを使用している方や、これから購入を検討している方の参考になればいいですね。メーカーやメディアもバックパックの素材繊維の頑丈さをアピールしたり、ビジネスシーンで映えるリュックなどと喧伝するのはいいですが、そのデメリットを同時に伝えることが大切なのではないでしょうか。

 


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