前回清掃したのがいつだったか、すっかり忘れてしまっていたある春の日。洗濯物を干そうとしたら洗濯したバスタオルに黒い糊状の汚れが付着していました。経験のある方ならお判りでしょうけれど、これは洗濯槽がかなり汚れてきているサインです。意を決して洗濯槽をクリーニングしました。実際始めてみると簡単なので、その手順をまとめておきます。
洗濯槽のクリーニングで用意するもの一覧
まずは洗濯槽をクリーニングする洗剤です。市販品が多く出回っていますが、価格のバランスが取れた酸素系漂白剤がおススメです。実際市販品の多くの成分はこの酸素系漂白剤〈過炭酸ナトリウム〉ですから。用意するものはほかに、浮き出た汚れをすくうお風呂用のごみ取りネット、汚れをこそぎ取るブラシ(使わなくなった歯ブラシでも可)、水道栓からひぱってこれるホース、なければ風呂桶で代用できます。
洗濯槽の汚れ取りはやってみると簡単
それでは洗濯槽クリーニングの手順です。酸素系漂白剤〈過炭酸ナトリウム〉の使用量は、洗濯槽10リットルに対して100グラムとしておきます。
たまたま自宅に取り置きがあった洗濯槽クリーナーはパッケージに目盛りがふってあって便利です。menehuneの場合、1回のクリーニングでこの1キロのパッケージの半分、500グラムを使用します。酸素系漂白剤〈過炭酸ナトリウム〉を洗濯槽にぶち込んで、熱めのお湯(今回は45度)を洗濯槽の最高水位まで給湯し、あとは洗濯コースの「洗濯」だけを選んで撹拌を開始します。クリーナーの説明には3分とありますが、今回は徹底してクリーニングしたいので10分間としました。あとはそのまま放置です。10分間の撹拌を終えた洗濯槽内部では、排水(すすぎ)が行われないため、内部の汚れに対して過酸化水素が反応し、汚れを分解、剥離していきます。こうして2時間ほど経過させます。
【閲覧注意】こんなに汚れていたのですね。
これが2時間経過させた洗濯槽内部の様子です。〈過炭酸ナトリウム〉が落とした汚れが大量に浮遊していますね。
これらの汚れをお風呂のゴミ取りネットですくい上げていきます。ここではお見せしませんが、洗濯槽にアタッチされている糸くずフィルターを取り外してみると内部にはびっしりと汚れとカビのようなものが詰まっていました。。。今回は行いませんでしたが、最初から糸くずフィルターを取り外した状態で攪拌清掃を行うのもいいでしょう。
糸くずフィルターを外した状態です。ひどい汚れがこびりついているので、ブラシでこそぎ落とします。実はケルヒャーの温水高圧洗浄機がmenehune宅にはあるのですが、今回は(面倒なので)使いませんでした。でも洗濯槽が100度の熱湯に耐えられるのか甚だ疑問ですので、使わなくてよかったですね。また東芝の洗濯機の糸くずフィルターは市販価格800円前後ですので、定期的に交換するのもいいでしょう。
ELPA 糸くずフィルター 東芝洗濯機用 420-44-698H
こうしてクリーニングを行った後は、通常通りの洗濯コースですすぎと脱水を繰り返します。今回は洗濯5分、すすぎ2回(流水付き)、脱水5分を2度繰り返しても上のようにまだ汚れが残っていたので、上記をもうワンセット行ないました。
一連の作業で、ほぼきれいになったようです。風呂桶に汲んだお湯/水で残った汚れを洗い流しましょう。水道栓にホースをつなげられるなら、汚れを洗い流すのも楽ですね。
洗濯槽のクリーニング、まとめ
今回の洗濯槽クリーニングで、日ごろクリーニングをサボっていると酷いことになるとしみじみ感じました。これから梅雨、夏場に向けて洗濯槽のクリーニングをしておくことをおススメします。そして、2~3か月ごとに清掃したほうがいいでしょう。menehuneの場合、コスパに優れたニチガの酸素系漂白剤〈過炭酸ナトリウム〉を愛用しています。Amazonなら3キロとか4.5キロのオトク用パッケージが販売されています。
酸素系漂白剤 3kg (過炭酸ナトリウム)漂白 凄い破壊力!洗濯槽クリーナー[02] NICHIGA(ニチガ)
それから基本的な行いとして、日ごろから洗濯機置き場の換気を可能な限り行うことと、洗濯機の蓋は開けっぱなしにしておきましょう。こうすることで、洗濯槽内のカビの発生を予防できますよ。