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アニメ『響け!ユーフォニアム3』第2話/第3話/4話の雑感。


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@anime_eupho

『響け!ユーフォニアム3』2話で感じた違和感。奏の脚のバランスが気になる。


3話分まとめて雑感を残しておきます。黒江真由の登場シーンを大幅改変してからの、2話冒頭でしれっと教室での自己紹介シーンと。それ以外概ね原作通り描かれていますね。ただし4話の〈月永求〉回はほぼアニメオリジナルではないでしょうか。冒頭のお墓のシーンは武田綾乃さんの原作『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 前編・後編』から後編のプロローグ描写ですが、後半に行くにつれアニメオリジナルの展開となっています。

©anime_eupho

 

2話では義井沙里の不安そうな表情を見せ、3話で1年生の集団欠席の顛末。さらにサンフェスの衣装合わせのエピソードへつないでいきます。

©anime_eupho

 

ぺったんコンプレックスの久美子です。色を失い、このあと昇天しかけていて笑えました。3話では黒江真由の下着の描写あるのか?という淡い期待がありましたが、媒体がNHKだからなのか、色気を完全にオミットしたサンフェス衣装の意匠など、笑いどころでいっぱいす。逆に言うなら、『劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~』の衣装が派手すぎたんですけどね。で、実際オンエアでは最近はキャミソールという便利なアイテムがあるため、真由の「レース」はこれで代替されました。付け加えると『響け!ユーフォニアム3』では制服の下にキャミ実装がデフォとなっています。決して素肌は見せません。これもNHK仕様ですかね。

©anime_eupho

心理学のセオリー、ヒトは詰問されたとき、右上に目線をやると心にもない嘘をついている、という通りの久美子の表情です。嘘じゃないんだけどね。釜谷すずめに秀一と付き合ってるんですかという世間話を振られた際の演出です。同時に原作ですずめは緑輝と求は付き合っているのかとも問うています。本題の1年生ボイコット=集団退部の可能性を示唆され焦る久美子部長。そこからの集団欠席と。

©anime_eupho

真由の「たかが部活なんだし」発言は、既存の北宇治吹部メンバーにとって相当の違和感を持って迎えられます。考え方によっては非常に合理的ではあるのですが。

©anime_eupho


3話でフィーチャーされた義井沙里のキャラデザとか表情に『氷菓』の〈千反田える〉を想起された方は多いんじゃないでしょうか。特にラスト近くの首傾げながらの笑顔とかね。なんにせよ、3話の超絶作画は作画監督に門脇未来さんを迎えた意欲回だったと思います。

©米澤穂信・角川書店/神山高校古典部OB会

 

©米澤穂信・角川書店/神山高校古典部OB会

 

©anime_eupho

黒髪ロングの隠れ○○がはにかむとこうなる。そしてかわいい。義井沙里の水着姿は原作では一応描かれてますので、今後のお楽しみですね。

©anime_eupho

過去作で気になった画面手前から奥に進む足取りが今話ではスムーズに動いていてよかった。以西芽衣(いさいめい、と読むの?)という方は存じ上げないので、視聴していなかった『ツルネ』や『Free!』で頭角を現した方なのでしょうか。

この〈月永求〉にフォーカスを当てた第4話も原作の前編・後編のエピソードを行き来しながら上手に1話でまとめて先に進む、という制作陣(シリーズ構成・脚本の花田十輝さん)の仕事が良かった。でも4話はほぼオリジナルといってもいいでしょう。


このまま原作通りの展開が約束されるなら、優子と夏紀も登場しますし、のぞみぞれも登場します。さらに、あすかと香織も出てきます。京アニアニメではおなじみ、修学院駅や鴨川デルタも登場します。水着回もあります。橋本さんや新山さんも出てきますね。

この間、公式サイトでは早々とDVD/BDのリリースが発表されました。それによると、シリーズは全13話で完結するようで、ファンの間では、これをもって大団円なのか、それとも劇場版へ持ち越すのか、という疑問が浮かびますよね。menehuneは前回のエントリで今放送は9月までの2クールでは?と予想しましたが、はずれっぽいです。では劇場版はあるのか?これは2話でお披露目された過去シリーズを総括するかのようなOP/EDを見るにつけ、TVで完結するんじゃないですかね、という予想をしておきます。かつての3年生と2年生をああまで見せてくるって、一応これで終わりですよって意識があるからだと思いますから。分割2クールという可能性もありますけどね。

4話までの印象は、やはり演奏シーンが少ないかなという。課題曲と自由曲が今後露出される機会が増えれば変わってくるでしょう=描かざるを得ない。
4話ではサンフェスの演奏はありません(『三百六十五歩のマーチ』が流れましたが北宇治のそれではありません)でしたが、原作でも北宇治の演奏シーンはほぼカットされています。なお、原作では、サンフェスの演奏曲目はロイ・オービソンの『Oh! Pretty Woman』でした。ここは先を急ぐ都合仕方ないですね。

黄前久美子3年生編のコンクール自由曲は『1年の詩  ~吹奏楽のための』。「1年」と書いて「ひととせ」と読みます。「春夏秋冬」と書いて「ひととせ」と読む古語だそうです。ここで多くの方が思い出したのは、『たまゆら hitotose』ではないでしょうか(大袈裟)。蛇足だけれど、あの作品のOP曲『おかえりなさい』(坂本真綾)は名曲でしたね。

©anime_eupho

話を戻します。2話で滝センセイからコンクール自由曲について意見を求められた帰り、京阪宇治駅前での秀一と麗奈のシーンがありましたが、あれも原作前編の巻末エピローグを上手く演出して合体させています。当該曲『1年の詩  ~吹奏楽のための』の一部がお披露目されましたが、宇治市の背景がきれいに描かれていましたよね。

ここまで見てきて、原作をとてもよく整理しながら脚本と演出に落とし込んでるなという印象を持っています。5話以降京都府大会、関西大会のオーディション編に話が進んでいきます。演奏シーンも増えてくるでしょうから楽しみですね。


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