明日2024年6月9日がアニメ『響け!ユーフォニアム3』第10話のオンエアとなりますが、先んじて公開された予告編がファンの間でちょっとした話題となっているようです。それはもちろん「香織センバイ、まじエンジェル」という件なのですが、同時に原作既読の方でしたら、「あれっ」となったはずです。どうやら京アニ制作陣は10話以降のお話の流れを結構大胆に組み立て直すようですね。というのも、いままでのアニメのストーリー展開の流れで行くと、中世古香織が登場するのが早すぎるからなんですね。前回9話のエンディングで、大前久美子は婉曲に自分がなぜソロから外れたのか滝先生に確認しようとします。しかしそのやりとりは久美子の今後を決める意外な方向へ進展します。そして最後に画像の滝センセイの「秘密ですよ」でエピソードは終わります。ただ、10話のあらすじ画像には冬服の葉月達コンクールメンバーのシーンも含まれているので、関西大会参加(恐らくここでも演奏シーンはカットされる)、そして結果発表まで。からの文化祭のエピソードは恐らく丸々カット。このエピソードは月永求の出自に関するもので、第4話で姉との関係性込みで再脚色されてやっちゃいましたから。
ここから先、menehuneが10話から13話までの原作に則した雑なまとめをしてしまうので、原作未見でアニメを楽しんでいる方はこの先進まない方がいいでしょう。
ここまでまとめると、原作あった関西大会での演奏の模様や、学園祭での久美子と真由のネガティブなやり取り、そして求の姉との関係性についての件は丸々カットされそうです。そうしないと香織センパイの登場まで辿り着かないからです。原作では関西大会後もオーディションの在り方やエスカレート気味な高坂麗奈の指導姿勢が吹部内で顕在化し、ギクシャク感が収まらなくなる状態のなか、合宿で顧問の悪口を言っていた部員を麗奈が指導したことが秀一の耳にも入り、幹部会も大荒れの様相を呈し、万策尽きた久美子は例の向日葵の絵葉書を頼りに出町柳駅に向かう。。。という流れです。北宇治吹奏楽部の実力主義という考え方を相容れない転入生の扱い方、その真由を軸に分断しかけている吹部の現状、高坂麗奈の暴走と、生徒の自主性に任せ一見放任主義にも見える滝先生との向き合い方について教えを乞うために。。。私的には10話のエンディングは自室に久美子を招き入れた香織、というところまでで、ラスボス田中あすかの登場は11話の冒頭からではないかと。
11話の構成はあすかのマンションでの人生相談、あすか宅から宇治に戻り帰宅した久美子を待つ秀一とのエピソード、そして大好きのハグがあって、職員室での滝と麗奈と久美子のやり取りを経た久美子の教師宣言。そして久美子の部員全員を前にした大演説からの真由と低音ユーフォ組4人の記念写真撮影まで。
12話は、全国大会のAメンバーオーディションの結果発表からスタート。北宇治幹部ノートで真由を含む全員が全力でオーディションに臨んだことが記されている。そしてカウントダウン形式で全国大会までの学内でのエピソードが構成されていきます。今話で久美子と真由、そして奏の3者で『響け!ユーフォニアム』という曲が共有財産となるエピソードが含まれます。そして曲エピソード繋がりで大吉山山頂でソリを奏でる久美子と麗奈のエピ。ここまでが大会前々日。
13話は大会前日の名古屋宿舎への移動と宿舎でのエピが若干描かれますがカットかも。そして最終話では全国大会の模様が発表まで行われ、久美子と秀一のバカップル再結成エピも。オーラスのエピローグではアニメ1話のプロローグと対をなすエピソードが補完されてシリーズ大団円と。