2024年12月5日にオープンした〈RAKU SPA BAY 横浜|ラクスパベイ横浜〉へ行ってきました。旧INSPA横浜スパリゾートと変わった点、残念な点など印象を書いておきます。
エントランスの意匠もやや変更されました。エントランス入ってすぐの掲示がいまだに13歳未満の方の入館禁止となっているので直した方がいいでしょう。
フロント回りのレイアウトもほぼ変更はありません。以前はフロントに預けていた下足ロッカーキーは自己管理となり、上下段を選ぶことができたロッカーは問答無用に任意のものを渡されるようになっていました。これは他店でも行われている、いわゆる「RAKU SPA 仕様」ですね。今回は幅の狭い縦長タイプのロッカーだったので、大きなバッグだと入らないんですよね。次回があれば、「ロッカー、上の段をお願い」と言ってみてもいいかもしれません。チェックアウト時はフロントには寄らず、ロッカーキーで精算を終わらせ、精算機横のキードロップにロッカーキーを投入し、最後に下足ロッカーキーをゲートにかざして退館という流れになります。
変わった点として挙げられるのが、ヘアゴム、シェーバー、歯ブラシのアメニティが1階ロビーに置かれるようになった点。もう脱衣所の洗面台には置いてありませんから注意です。
2階のリクライニングルームも従来通り。
休憩処もそのままです。なお、館内Wi-FiはINSPA横浜のときに更新された〈FREESPOT〉のものがそのまま使われています。また、従来設置されていたものの、INSPA横浜スパリゾート時に閉鎖されていた2階の喫煙所が復活・再利用されました。逆に4階テラスの喫煙は禁止となりました。
大きく変わったのが4階の「遠赤外ドーム」と呼ばれていた空間。半個室型でくつろげる2段BOXやソファーエリアが設けられ、結構な数のコミック、雑誌が読めます。因みに、右下にゲストの男性が写り込んでいるので、加工して消してみます。
Adobe Photoshopの新しいヴァージョンではこんな感じで修正をワンタッチで行うことができます。脱線しましたが、下の画像も写り込んだゲストを消しています。
ここでは左下の白いソファに写り込んだゲストの脚を。
この画像も左下のチェック柄ソファに写り込んだゲストを丸々消しています。恐るべしPhotoshopのAI機能です。話を元に戻しますね。こうやってみんなで雑魚寝するっていうのが、〈ラクスパ〉の日常といった印象を持ちますので、今後、週末は混むのでしょうか。
なんにせよこの景観だけは運営が替わっても唯一無二なものでしょう。
これも〈ラクスパ〉ではおなじみのアニメ作品とのコラボレーション。旧INSPA横浜のスパファンにとっては厄介なものに映るでしょう。一応、密かな大人の隠れ家的な存在でしたからね。
カフェスペースも一新されました。
比較的リーズナブルな印象を持ちました。実際に食してはいないので、コスパについてのコメントはできません。
3階の浴室、男性側のみの印象ですが、脱衣所へ向かう通路に暖簾が新設されました。また、内湯は通常ただの沸かし湯でしたが、毎日入浴剤が投入される仕様になったようです。今日はヒアルロン酸の湯。今後の予定も掲出されていました。ただ、浴槽のヴァリエーションが少ないのは以前からの課題だったので、今後設備更新をせずにどうサバイブするのかは興味深いですね。だって、例えばですけど、『天山湯治郷』に炭酸泉を求めますか?「スーパー銭湯」に何を求めるか? 現状に対する結果は今後見えてくるのでしょう。
半露天風呂のプレートも新しくなり、温泉の由来や期待される効果の文字が読めるようになりました。以前の施設からそうでしたが、ここの湯は冬場の午前中、半露天の浴槽に差し込む陽光の反射を、少し熱めに設定された浴槽から生じる湯気とともに味わうのが最高ではないでしょうか。ただし残念ながら、個人的なことを言うと、私の肩こりや肩甲骨周りの凝りにここの湯はあまり相性が良くないんですね。
旧・INSPA横浜のレギュラー入館料は平日・休日の隔てなく税込2,750円でしたが、〈RAKU SPA BAY 横浜〉では平日1,540円、土日祝は1,980円なので、一見すると安くなった気もしますが、旧・INSPA横浜にあったスピード入館設定(1時間の滞在で税込1,320円)が廃止されてしまったので、施設で長時間過ごさず、ざっと湯に浸かってクールダウンして次の目的地に向かうといった使い方をしていたmenehuneのような利用者はがっかりかと。ぜひ1時間コースの再開をお願いしたい。
ちなみに調べてみると、〈入湯税(にゅうとうぜい)〉とは、温泉浴場が所在する市町村が、浴場における入湯に対し、入湯客に課す目的税たる地方税で、施設経営者が市町村に納める仕組みとなっています。入湯税の額は市町村によってまちまちで、法律上は一人一日150円が標準ですが、横浜市では一人一日100円と定めています。また課税免除があって、12歳未満の者は免除です。また公衆浴場(銭湯)への入場者も免除されます。さらに、入場料が1,400円(税抜/税込:1,540円)以下である場合は課税免除となります。つまり、〈RAKU SPA BAY 横浜〉のケースでは、平日・大人料金ならば入館料は税込1,540円なので入湯税はかかりませんが、土日祝だとこれを超えるため入湯税が別途100円かかる、というわけです。
といった感じで感じた印象をまとめると、お仕事などの都合はあるでしょうが、〈RAKU SPA BAY 横浜〉へ行くなら入湯税のかからない平日がおススメだけど、1時間コースの復活を希望します。あと、個人的には送迎バスやめれば経費浮くんじゃないの? とは思いますが、これは東神奈川駅から歩ける私個人のものです。