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2019年3月にオープンした熱海の日帰り温泉〈Fuua フーア〉に行ってきました。


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開館前のFUUA入口

2019年3月28日にオープンした、熱海の日帰り温泉施設、オーシャンスパ〈Fuua フーア〉に29日、行ってきたのでここではそこで感じたことをご紹介します。

ATAMI BAY RESORT KORAKUEN(熱海ベイリゾート後楽園)は、新館のホテル客室と、日帰り温泉施設〈Fuua フーア〉、レストラン〈HARBOR'S W ハーバーズ ダブル〉、そしてフードマーケット〈ラ・伊豆 マルシェ〉からなる施設です。

atamibayresort.com


JR熱海駅から無料シャトルバスが朝9時半始発で30分おきに往復しています。TAXIを使うと1,500円くらいかかってしまいます。駅からは10分強で到着するのだけれど、案内されるのは旧館のタワー棟エントランスで、特段スタッフからの案内もないため、初めて訪れる方は相当の割合で道に迷うと思います。
このエスカレーターで2階へ上がって、右方向へしばらく歩くと、新館2階につながります。売店の〈ラ・伊豆 マルシェ〉を右に見ながら視界が開けると、そこに各施設の入り口があります。
※2019年6月現在、バスを降りて右方向への誘導が行われています。

オーシャンスパ〈Fuua フーア〉入口

オーシャンスパ〈Fuua フーア〉の入口です。入退館の仕組みは最近の街中にあるスーパー銭湯とあまり変わりません。以下入館から退館までの流れです。
*下足を靴箱にしまう。カギはフロントに預けずに自己管理
*入退館ゲートを進み、受付カウンターで施設と料金の説明を受ける。割引チケットなどがあればここで提示・精算です。館内会計と、更衣室のロッカーキーを兼ねる電磁式リストバンドを受け取る
マニュアル通り詳しく説明してきますので、何度か通った方は「もう何度も通ってますから結構です」と手続きを省略しましょう。また、「ロッカーは(他者とは)離れた、(空いた)ところをお願いします」と表明するのも後悔しないための主張です。
受付カウンターではロッカールームの混雑具合が確認できるので、空いている場所をさがしてくれます。

*受付カウンター最奥部で館内着とタオルセットを受け取る。タオルは岩盤浴用、バス、フェイスの3枚組
*受付カウンターの反対側壁面にセーフティボックスと、退館時の精算で使うセルフ式精算機があります
*ELVで男女それぞれの更衣室へ向かいます。男性が5階、女性は7階です。これ以外の階には止まりません
*館内でくつろぎます。館内移動用のELVは2基あるのですが、入退館用のそれは1基しかありません
*館内の飲食はリストバンドをかざして会計します
浴室や更衣室はカメラ・携帯電話の使用は禁止ですが、3階と4階のラウンジでは撮影可能な場所もあります。岩盤浴内部は撮影禁止です(なぜか公式サイトでは案内がありません)
*館内着と3種類のタオルは更衣室にある回収ボックスに返却します。この方式はゲストの良識を信頼したやり方でしょう
*退館時は自動精算機でセルフですが、見たこともない形状のため大半の方は戸惑うでしょう。レシートと、退館ゲートにかざすQR コードが発行されます。
受付時に割引チケットでの精算を済ませた方は、ここで入湯税150円、および館内で購入した金額分だけを精算します
*QRコードをかざしてゲートをくぐります。下足を履いて退館です。

といった感じです。

レストラン〈HARBOR'S W ハーバーズ ダブル〉ロビー側入口
レストラン〈HARBOR'S W ハーバーズ ダブル〉に関していえば、スパ〈Fuua フーア〉の2階受付カウンター脇からレストラン用のスリッパをはいて館内着のまま入場することもできますが、退館後、2階のロビー側からも入場可能です。滞在時間に応じて使い分ければいいでしょう。熱海の街中の飲食店にお金を落とすという選択もあります。

スパ〈Fuua フーア〉のオーシャンラウンジ
3階のラウンジにはカフェと売店があって、のどを潤すことができます。館内は素足(もちろん靴下の類はOK)で移動ですが、ほぼ床暖房が効いていて、ヒヤッとすることはありません。画像は3階のオーシャンラウンジですが、特徴的な「人をダメにする系ソファ」が目に留まります。これは〈DVELAS デュヴェラス〉というスペインのブランドです。体の形に沈み込むその座り心地はたまらないものがあります。

www.gatejapan.jp
普通に買うと8万円ほどと高価です。〈Yogibo ヨギボー〉も高いですしね。無印で我慢でしょうか。
【追記】
メンテナンスが徹底されていない場合、前日に利用していた方の姿勢のままクッションが放置されていることがあります。遠慮しないで、クッションを揺すって詰め物をノーマルの状態に戻し、そこから自身の姿勢に沿って沈み込ませましょう。

もちろんといいますか、館内はPW付きのWi-Fi が飛んでいますので、WEB閲覧なども可能。しかし、更衣室から持ち出す際には、他者からあらぬ誤解や嫌な思いをさせないよう、何かにしまって移動しましょう。
館内の撮影可能エリアでも、他者が映り込むことでトラブルになるので気を付ましょうという旨の掲示がされています。

FUUA3階売店

FUUA3階のカフェ・カウンター。軽いアルコール類や水が販売されています。

FUUA3階カフェのドリンク類

泉質に関係するのか、ここの湯に浸かると、大量の汗をかきます。よって、入浴前後の水分補給は大切ですよ。

FUUA3階のコンセント付きカウンター

3階と4階の休憩処で、3階のこのカウンターだけ、コンセントから電源が取れます。

スパ〈Fuua フーア〉で使われる柏木工の椅子

熱海にできたスパ〈Fuua フーア〉館内でもう一つ気づいたのは、木製の椅子。何度かこのブログでも紹介した、飛騨高山の家具メーカー〈柏木工 かしわもっこう〉製が贅沢に奢られている。

www.kashiwa.gr.jp

最近ホテルなどに営業攻勢を仕掛けているのか、京都のホテルの客室やロビーで見かけるようになりました。先日もリニューアルオープンした湯河原の〈ホテル城山〉の温泉施設の休み処に採用されていた。ただの椅子と侮るなかれ。柏木工の椅子の座り心地を体感してください。

流石に新しい施設で浸かるお湯は気分がいい。日帰り温泉施設〈Fuua フーア〉では、露天の立ち湯は流行を取り入れた〈インフォニティ・スタイル〉を導入し、疑似的な海との一体感を味わえる。立ち湯といっても、二段階になったベンチがあるので、眺望を楽しみながらいつまでも浸かっていられそうだ。あいにくこの日は曇り空だったけれど、晴れた日にまた来たいですね。
また、源泉かけ流しの露天風呂は使用している石材のためか、若干緑がかって見える湯で入った気にさせる湯です。

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熱海の温泉の何が駄目かって、バブル崩壊後の温泉施設をろくに改修もせずに営業を続けていることです。改修にかける予算がないのは理解できなくもないですが、カビだらけの天井を眺めるともなく眺めながら浸かるお湯の惨めなものと言ったらないわけで、そいうい意味において2019年3月28日にオープンした〈Fuua フーア〉の一人勝ち状態はしばらく続くと言わざるを得まい、と書きたいところではあるけれど、若干気になる点もあります。ひとつは、利用料金。

公式サイトには入館料として、大人2,500円とあるけれど、表示が親切ではないと思います。これに消費税が乗り、入湯税150円が乗るので、税率8%なら、2500×1.08+150=2,850円となります。しかもこれは平日の料金で、画面をスクロールしていくと気づくのですが、確認せずに出かけたゲストは施設側ともめそうな気がします。
※土日祝日・特定日には、割増料金大人300円・小人200円が別途かかります。
特定日というのはおそらく繁忙期のことを指すのでしょうが、週末や祝日料金は税率8%なら、2800×1.08+150=3,175円となります。2019年の特定日は以下で確認できます。

https://atamibayresort.com/fuua/news/news01.php

これだけきれいな施設を今のところ時間制限なく利用できるのだから問題ないという気分になるかどうか。私は高いと感じます。これに交通費が加算されるわけですから、おいそれと通うわけにはいかないでしょうし、それをもって差別化を図るという施設側の意図があるのかもしれません。

もうひとつは、チェックイン時の説明が長い点。タブレットをスライドさせながら、受付嬢から利用料金や注意点の説明を受けるのだけれど、タトゥーの有無を施設側から訊かれたのは初めてかもしれない。オープン二日目の平日だったため、先客もおらず、待たされることはなかったけれど、今後の客さばきに関しては余計な心配もしたくなります。

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10月の消費税増税を控える一方、国内景気の停滞は実感するところです。しかしここ熱海では新規ホテルの建設ラッシュが始まっています。ここに来る途中の連絡船乗り場付近には、今でも廃墟が残り、熱海駅近くのひなびた旅館、〈竜宮閣〉〈三景荘〉隣のマンションには〈ホテル・ラビスタ熱海〉建設反対の横断幕がかかっている。どんなブラックジョークでしょうか。事ほど左様に、ここ熱海は人間の欲で築き上げられた街の象徴なのだろうから、その行く末を外野から観察するしかありません。

2019年3月にオープンした熱海のスパ〈Fuua フーア〉に関しては、公式サイトに割引プログラムの紹介があるので、積極的に利用したいところです。2019年3月現在の総額表示で、平日大人2,650円です(2,500+150)。
【2019年6月14日追記】
TDポイントカードとアプリ訴求のためか、公式サイトから割引プログラムの紹介ページがなくなりました。宿泊者料金を除いて、割引率は一番高いのですが、そこまでしなくても、という方には以下の割引プログラムを紹介しておきます。

熱海日帰りスパFuuaの割引チケットはこちらです

 


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