自宅の3階にあるトイレから水漏れが確認されるようになった。モデルはTOTOの〈TCF9135L〉。ウォシュレット付きなのだが、プレミストやウォシュレットの使用時、トイレに向かって左側から水漏れしているのに気づいたのは12月の始めごろ。自宅を新築して2024年で10年になるので、家の各所に不具合が見つかるようになってきました。階段室の壁紙はひび割れて断裂してしまっているし、2023年9月にはリクシルの縦すべり出し窓2か所が機能不全となりました。ともにハンドルレバーを回して開閉するタイプなのですが、レバーがいかれて開閉できないという事態となり、建築担当の工務店に修理を依頼し、4万円近い出費となりました。また臨時出費か、いやだなあ、、、と思いネットで検索してみると、給水フィルター付水抜栓を交換することで改善するという記事を見つけ、自分で交換してみることにしました。
週末にけりを付けたかったので、土曜日に届くAmazonで部品を調達しました。給水フィルター付水抜栓のモデル名は〈TCM2297〉(旧モデル名:D44090Z)。TOTOの公式サイトだと400円台で購入できますが、到着まで1週間以上かかることもあり、送料込みで1,000円ならTOTO公式と変わりがないため、Amazonでの購入となりました。キットは2タイプのパーツが封入されており、トイレ側の製造時期によって使用するパーツが違うとのこと。
〈TCF9135L〉左側側面のカバーを外すと、給水フィルター付水抜栓があります。水はこの部分から床に向かって漏れています。
左上にあるのが給水フィルター付水抜です。作業時は必ずトイレ本体の止水栓を閉めて行います。確実に閉めないと、フィルターを外した時、大量の水が漏れて床が水浸しになるため注意が必要です。止水栓を閉めた後、「ノズルそうじ」ボタンを押し、ノズルを伸出させ、もう一度ボタンを押してノズルを戻します。これは給水管の水抜のためです。この作業の後、電源プラグを抜きます。それから給水フィルター付水抜栓をマイナスドライバーで外します。
下が交換した古いパーツ。上が新品です。新しいパーツを取り付け、電源プラグを差し込み、止水栓を開けます。というわけで、セルフで水抜栓を交換したのですが、症状は収まりませんでした。嗚呼、また余計な修理代が飛んでいくのか。。。まさか今更ウォシュレットのないトイレ生活もねえ。。。もうどうしようもないため、〈TCF9135L〉の取扱説明書に記載のあったTOTOメンテナンスのウェブサイトを訪ね、訪問修理の申し込みを行ないました。幸い翌週の土曜日(7日後)の予約が取れ、直後に担当業者名と担当スタッフの連絡がメールで着信しました。さらに予想もしなかったことなのですが、その業者の方から電話連絡があり、来週の訪問についての確認だと思って電話に出たのですが、今日このあと伺えると言うのです。それは願ったりということで、来てもらいました。時間は夕方4時ごろ。修理担当者はブラックボックスのようなウォシュレット付きトイレを手際よく分解して作業を進め、「ウォシュレット内部のタンク部品からの漏水なので、交換しないとダメですね」と。いま手元に部品はないけれど、幸い仲間のスタッフが近所におり、部品も彼が持っているそうなので、手配してくれるとのことでした。不幸中の幸いとはこのこと。修理依頼日に修理が完了するとは思っていませんでしたからね。
こうしてパーツを交換して修理が終わったのは夕方5時ごろ。修理代金はその場で現金払いかクレジットカード決済。もしくは10日以内の銀行振込も対応しているとのことでしたが今回はカード払いを選びました。決済用のQRコードをスマホで読み、TOTOの決済サイトでカード決済を済ませ、決済番号を修理業者スタッフに伝えておしまいです。では最後に今回の修理にかかった費用をご紹介しておきます。
【作業内容】
基本料金1,600円
バルブユニット交換3,200円
ウォシュレット本体(内部含む) 清掃1,600円
技術料計6,400円
【使用部品】
TCM1392S (バルブユニット)8,750円
訪問料金2,500円
廃材引取り代300円
小計17,950円
消費税1,795円
合計19,745円
前回のように、自宅を施工した工務店に修理を依頼することもできたでしょうが、症状の確認から業者手配、施工と恐らく1週間から2週間はかかったでしょう。また中間マージン込みで修理代金も今回より高くなっていたかもしれません。今回のように急を要する場合は、メーカーの仕組みを使って正解でした。同様のトラブルを経験するかもしれない貴方の参考になれば幸いです。