今回の京都、滋賀の旅も最終日。
もう嫌な思いはしたくなかったので、ホテルの朝食はパス。昨夜買っておいたパンで簡単に済ませチェックアウト。京都駅に引き返す。
市バスとエイデンを乗り継ぎ、もはや京都の旅のお約束、松ヶ崎大黒天へ。
お参りを済ませて、修学院駅へ。
修学院駅の映画「けいおん!」ポスター。
新福菜館・百万遍店。この新福菜館も「京都駅前の朝7時台から開いてる朝ラーメン」などとガイドで紹介されている。そのガイドを見た観光客は高倉塩小路の本店へ向かうのだが。
だが、こうして何度か京都をぶらついていると、「あっ、これってチェーン店なんだ」と気付きます。
何のことはない、味の微妙な差はあるとしても、わざわざ京都駅前まで足を伸ばさなくともいいわけで、都合のいい場所に店舗があるか調べておくことをお勧め。ガイド本もここまで言及して欲しい。
京都に滞在中知ったイベント、京都の夏の旅。
一度訪ねてみたかったヴォーリズ設計の駒井家住宅が毎日公開されているらしい。
というわけで、帰りの新幹線までの間、寄ってみた。
白川疎水通にある「駒井家住宅」 。
普段は週末だけの公開だが、9月末までは上記イベントのため毎日公開。
西側の入口から南側を回り込み東側の庭に向かう。これは南に面したサンルーム。
そのサンルーム。曇り続きで陽が差さないのが残念。
1階リビングルーム。出窓がそのまま収納付きのベンチになっている。
1階・和室。出窓を縁側に見立て、雨戸の役割を外窓が果たしているのか。
階段の意匠がいい感じ。
上から撮影。
京大・駒井博士の書斎は立ち入り禁止。南西なので日よけのカーテンがかけられ、薄暗い。
2階の南側に開けたバルコニー。
この解放感は素敵。
窓の下端は角度がつけられていて、雨水の浸入を防ぐようになっている。
規模はさほど大きくはないが、とても状態がいい物件。
よく晴れた午後、西日が差す状況で再度訪れたい。
今回の旅、最後の食事は、「彌生」(やよい)。場所は調べてください。
昔は何屋だったんだろう。とても洋食を出す店構えではありません。
ウマイ!奇を衒わないあたりがいい。しかも安い。岡崎・洛北の美味しい洋食屋がそれでも1,500円はしそうなランチが600円台、私が頼んだのはそのランチのサラダだけ大盛にしたもの。それでも800円程度だった。
京都にはまだまだ美味しい洋食屋があるそうなので、また来れるのを楽しみに、この夏のたびの記録はおしまい。
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旅はリサーチするに越したことはない。
行き当たりばったりの醍醐味と、その結果を丸ごと許容できる懐の深い方は兎も角、私のように細かいことにすぐイライラする方ならなおさらです。
因果応報の言葉どおり、それはリサーチしきれていない自分が悪いのです。
もちろん、ことの程度によりますが。
たとえば、それがホテルなら、ガイド本を鵜呑みにせず、ネットが主になりますが、インプレを確認する。
飲食店も同様です。
しかしながら意外にも設備や料理の出来について言及されていても、もてなす姿勢について言及しているそれは少ない気がします。
ベッドの寝心地がよければそのホテルは合格か?
ライティングデスクが大きければそのホテルは合格か?
出される料理が旨ければその飲食店はいい店なのか?
こればかりは利用する側の経験値が絶対的な基準になってくるものです。
嫌ならもっと高いホテルに泊まりなよ。
高い料亭に行けばいいじゃん、で解決できることなのかもしれません。
しかし、そうではないだろうと。
もちろん主従の関係でもありません。客の方がエライなんてことを言うつもりは毛頭ない。
サービスを提供する側、受ける側、原則対等であるべきだと思います。
人と人が対等に接する、その儀式のような振る舞いが出来ていないのではないのですか?
と思う場面が今回の旅では間々あった。
次回以降は料金とホスピタリティのバランスをもっと考慮しながら旅のプランを練ってみたいと思う。
そして数少ないここを見てくれる方への有用な情報提供ができればと思う。
【今回の京都・滋賀の旅で提案したい点】
*滋賀の旅は車(レンタカー&カーナビ)を使おう。少ない列車・バスの本数に合わせる必要がない。
*ガイド本を鵜呑みにしない。後悔したくないならリサーチは入念に。
*行き先で不満に感じたことがあるなら、その場で責任者にその施設のポリシーを確認する。あくまで相容れないなら以後使わなければいい。改善することを約束したならそれは今後、お互いハッピーな結果に繋がるはず。
当たり前ですか?単なるヒステリーですか?
まったくもって自戒の念ですが。