京都観光で使える!おすすめランチと朝食のお店・その7
ブログ運営者のmenehuneが、京都の旅でお世話になったランチと朝食が美味しいお店を紹介していくシリーズ、その7です。洋食メイン、たまに和食。うどんも網羅していきます。旅は食にあり。あなたの京都観光の参考になれば幸いです。では第7回のスタートです!
25)【グリルにんじん】でカツカレー、ミンチカツ定食(一乗寺)
京都は白川通、一乗寺のマクドナルド、と言ったら、往年のアニメ『けいおん!』ファンの方はお判りでしょう。そこから東へ100メートルほど入った住宅街に〈グリルにんじん〉はあります。6‐7台は停められる駐車場を抱えているのがヒットの要因でしょう。
小さな入り口からは想像できないくらい、〈グリルにんじん〉の店内は広いです。「コ」の字の開口部を北にしたカウンターレイアウトが、スタッフの作業を効率化している。西側には4人掛けのテーブルが三つ。右奥には団体用でしょうか。畳の座敷が見えます。14時の20分くらい前に入店しましたが、ほぼ満席で地元の人気店なのがわかります。スタッフはてきぱき動き、活気がありますね。
〈グリルにんじん〉のカツカレーは1500円。付け合わせにサラダが付きますが、豚汁は別料金です。
最初に辛みを感じないマイルドなルーですが。あとからじんわり汗が滲みます。カツ自体も適度に厚くて食べ応えがあります。何より肉のうま味が感じられるいいカツです。
京都〈グリルにんじん〉のミンチカツ定食1,330円は、小ぶりなメンチにデミグラスソースがたっぷり、付け合わせのカラシもたっぷり。京都の洋食屋さんへ行くと大概そうですが、何にでもあらかじめソースがかけられてしまっているのですね。控え目でいて、案外押し出しが強いのでしょうか。関東ではめったにお目にかからない光景です。逆に関西の方が東京でとんかつやメンチカツを頼むと、何もかかっていないカツが提供されるので、驚くものなのかしら。エビフライのタルタルソースもそうです。下鴨の〈のらくろ〉はソースを小皿で用意してくれますが、ここがそうかどうかは、また別の機会に。再訪を楽しみにできるお店であることに変わりはありません。
グリルにんじん
〈ランチ営業〉11:30-14:00ごろ
〈住所〉京都市左京区一乗寺出口町51-2
〈定休〉火曜日
〈公式〉http://www.grill-ninjin.com/
〈電話〉075-711-7210
26)【殿田】でたぬきうどん、中華そば(京都駅八条口近く)
「京都駅近くで、早朝から営業しているうどん屋はもうないかも」、と道すがらタクシーの運転手はんが語っていました。あさ7時からやっていた東本願寺の〈大弥食堂〉が2015年に閉店し、あさ8時からやっていた八条の〈てん狗〉も2017年に閉店。さっとうどんで済ませて早朝の散策スタート、という旅のスタイルは、もう難しいのかもしれません。
京都駅の南側に広がる八条界隈は、イオンモールや、新規ホテルのオープンラッシュが続く再開発エリアで、崇仁地区同様、若干辛気臭い雰囲気が感じられるエリアです。そんなひっそりとした街中に、うどん、丼物の〈殿田〉はあります。
カウンター席はなし。比較的広い〈殿田〉の店内は4人掛けのテーブルが余裕をもってレイアウトされています。店内には、雑誌『Discover Japan』に掲載された記事、女優の柴崎コウはんがうどんを食す様がカラーコピーで掲出されています。
〈殿田〉のたぬきうどん600円。小ライス180円、香の物付き。出汁とおろし生姜が沁みる。12月の、みぞれ混じりの小雨の中、東寺観光から戻ってきた骨身に沁みる旨さです。ジワッと汗が滲みます。葛餡じゃないと思うけれど、塩味の少ない、ずずっと飲み干せる出汁がたまりません。
どんぶりものやカレーライスなど、足げに通いたくなる手軽さです。冒頭の運転手はんとの会話に戻ります。「朝からやってるラーメン屋なら、塩小路にあるんやけど」「ああ、あの二軒ですね。でも、最近は朝からラーメンって感じじゃないんですよね」「わかりますわ。うどんならするっと入るんです」。たまにはうどん、と思っていたけれど、いつの間にか特集したいと思っているmenehuneがいます。
ちなみにこちらは京都〈殿田〉の中華そば。京都の食堂のテーブルに調味料が用意されていることはまれで、中華そばも胡椒が振られた状態で提供されます。チャーシューが3枚も奢られ、これが旨いです。
殿田
〈営業〉11:30-17:30
〈住所〉京都府京都市南区東九条上殿田町15
〈定休〉不定休
〈公式〉-
〈電話〉075-681-1032
27)【とんが】でとんかつ、ハンバーグ(西陣)
千本今出川の交差点を東へ。今出川通と、浄福寺通の交差点に、とんかつ洋食の店〈とんが〉の立て看板が見えてきます。
言っちゃなんですが、とても人目に付きづらい場所にあるのが、ここ〈とんが〉です。
食べられてしまう対象が、お店の看板になっている、よくあるパターンですが、それ自体を責めるつもりはありません。
〈とんが〉入口からカウンター方向を。奥にはテーブル席が4卓ほどあります。マスターと給仕のお姉さんはテレビの京都特集に夢中です。地元だからっていうのはどこでもいっしょなのかもしれません。ここ京都ですら。
〈とんが〉のBランチ980円はとんかつヒレとクリームコロッケでコスパ抜群。おいしい赤だし付き。地味に付け合わせのカレースパがうますぎる。
あまりヒレカツは好きじゃなくて敬遠していたのだけれど、そのころ食べた肉の質が良くなかったんだと実感。こんなおいしいヒレカツ、初めて食べました。となると、次はロースが食べたくなりますねえ。
京都〈とんが〉。別の日はハンバーグとエビフライのミックス定食1,500円と少し割高。ハンバーグはソースの甘みが好みが分かれるところかな。menehuneには甘すぎました。
カツだけじゃなくて、洋食メニューも充実しています。〈とんが〉は地元の隠れた名店としてお勧めできるお店です。
時刻の表記はおさらいしておくと、AM(午前)0時から11時59分まで。PM(午後)0時から11時59分まで。24時間表記の場合、AM(午前)やPM(午後)といった接頭辞は付きません。上の画像の場合、営業時間 11:30~14:00/17:00~21:00(20:30オーダーストップ)となります。
とんが
〈ランチ営業〉11:30-14:00
〈住所〉京都市上京区今出川浄福寺上
〈定休〉火曜・金曜日
〈公式〉-
〈電話〉075-441-4361
その8へ続きます!