7話を拝見しました。
まず、アバンですが、6話の終わりつながりで、「チョイ」は「たまや」に辿り着き、事情を説明、投宿させてもらった、という経緯からの展開となっています。
そこから翌朝まで「チョイ」と「デラ」は顔を合わせなかったのだと。そういう前提でアバンのスタートです。
「チョイ」は笛を吹く。「デラ」はその音色に反応するようになっていると。
たまこの寝室。2階の廊下らしき場所から、カメラは階下の「チョイ」を写し、そのままパンさせて柱らしき黒味(編集が入ってる=あんこの部屋)をはさんでショットの転換を行います。
いわゆるリヴィール・フレームと呼ばれる映画の編集技法です。転換後は撮影位置も高いところからに変えています。
笛の音を聴いて慌てる「デラ」。眠い目をこすりながら彼を追う「たまこ」。彼女には「デラ」が光彩を帯びて見えます。
これは裸眼の視力が見せたものなのか、それとも「たまこ」の「資質」がもたらすものなのか。
いきなり象徴的な描かれ方=伏線めいたものを提示して7話が始まります。
それにしても(髪の乱れた)女性の寝顔というのはいいものです。特に隣で寝てる娘のはね。
「たまこ」の寝顔を見て、久しぶりにリアルでそんな状況を体験したくなりました。ナンチッテ。
CM明け。質素だな。北白川家の食卓は。鮭と煮豆と味噌汁か。
やはり、というか、説明調ではありますが、「デラ」が生身の「鳥」でないことは「チョイ」から解説がありましたね。ロボットではない。でも、サイボーグ、またはアンドロイド的なもの と解釈しておきます。
おぅぅどぅん。。。「チョイ」いいですね。
7話は「チョイ」の圧倒的な魅力を提示され、ノックダウンさせられた感じです。
キャラクターとしての「中野 梓」との相似性も意図されたものなのでしょう。
製作側のてこ入れ、と言う声も聞こえてきそうですが、楽しめれば満足です。
占いの件で、「もち蔵君はNEXT」ってことは。、、次話でそれが明かされるとしておきます。
清水屋のとった行為は、泣けるんだけど、駄目もとで告らなきゃ。
手前勝手に自己完結して、「お幸せに」じゃ駄目かなあ。
告って、ごめんなさい、って言われて、そこを耐えるのが真の男気。告りもしないで、「お幸せに」ってのは卑怯だよ。
だって、お前のその感情、向こうも気づいてるよ、大概。
って、現実はそうなんだろう、とわたしなどは理解していますが、この作中においては一貫して「想い」をそのように描いていないので言っても詮無いことです。
そして7話ラストです。
6話ラストで「チョイ」が口にした、「この香りは・・・」に繋がります。
「香り」の主は「たまこ」で、「たまこ」こそ、彼女が求めるもの=妃候補なのかと。
しかし、「チョイ」はこの香りを以前嗅いだことがあるのでしょうか。カレーの香りはカレーを食したからそれと解るわけで。ってことは。。。「香り」というのがリアルな香りなのか、心で感じるもの(刑事の勘的な)なのか、気になるところです。
誤認逮捕は勘弁ですが。。。
「お妃様かあ、、、何か当てがあって探してるの?」 。。。からの「チョイ」目線からの「たまこ」。。。
これは「たまこ」の横顔じゃないよね。 「たまこ」の横顔として描いてない気がします。
じゃ誰? まさか「あのひと」ではないでしょうか。「あのひと」の香りを「チョイ」は知っていたから「たまこ」に同じものを見たのではないでしょうか。「南の島」と「あのひと」の関係も含め、楽しみです。
やはり「たまこ」には「資質」があるようです。