師走の声が聞こえてくる11月下旬ともなれば、「京都好き」の気分も落ち着かなくなりますね。そんな貴方の、京都の紅葉を愛でる旅の参考として、管理人のmenehuneが巡った京都の紅葉の名所と隠れた名所=穴場をご紹介します。
紅葉は桜の開花状況とは異なり、年ごとに豊作・不作の違いがあるのが大きく異なる点です。天候や台風の影響で、美しい紅葉に影響が出てくるわけで、これは京都に限ったことではありません。一方、日本全国、天候の影響で「桜の花が開花しない」ということはないでしょう。事程左様に紅葉の生成は気象条件に左右されるものだと思います。だからこそ、見事な紅葉に巡り合えたときの感動は一入というものです。
京都の紅葉を巡る旅2008・名所と穴場。まずは〈光悦寺〉です。京都駅からあまり交通の便が良くないため、穴場です。朝のうちの小雨がいい加減に参道と木々を湿らせてくれています。ラッキーです。
A900 minolta AF17-35 3.5G 1/160 F4.5
過去の記事でも書いていますが、京の観光シーズンで人込みを避けるなら、早朝の行動は必須です。撮影データを見ると、このシャッターは8時40分に切られています。
結果からですが、光悦寺の紅葉は比較的きれいでした。この先が楽しみです。
A900 minolta AF100 F2 1/40 F8 ボケがきれいです。
敷地内には、大虚庵など7つの茶室があります。竹を斜めに組んだ垣根は光悦垣と呼ばれます。その光悦垣を背景に。
A900 minolta AF100 F2 1/125 F5
【光悦寺DATA】
参拝時間 8:00~17:00 ※11月10日~13日は拝観不可
参拝料 300円(紅葉シーズンは400円)
アクセス 市バス「鷹峯源光庵前」下車徒歩約1分
大原までとは言いませんが、ここまで京都駅からやってきたなら、光悦寺のはす向かいにある源光庵を訪れない手はありません。
庭のカエデが鮮やかに色づき、お寺の秋景色をいっそう盛り上げてくれます。本堂裏の「鶴亀の庭」は北山を借景とした見事な枯山水で、書院の縁側に座り眺めることができます。
本堂に並んでいるのは、有名な四角い「迷いの窓」と、丸い「悟りの窓」。どちらの窓からもきれいな秋の庭が眺められます。JRのキャンペーンポスターでもおなじみ、迷いの窓と悟りの窓。みなの目当ては同じで、撮影の列が出来ています。最前列で長々と居座るカップルと家族連れを、後ろから舌打ちしながら待っているカメラマンたちは、まだまだ悟りの境地には程遠いです。。。
丸窓の悟りの窓を撮る角度は少しローアングルから紅葉が多く収まるように。左側の蔵が見切れないように。
【源光庵DATA】
拝観時間 9:00~17:00(紅葉シーズンは8:30~16:30)
拝観料 400円(紅葉シーズンは500円)
アクセス 市バス「鷹峯源光庵前」下車徒歩約1分
一足飛びに嵯峨野へ飛びます。〈祇王寺〉です。
境内は青竹やカエデに覆われ、苔むした庭園と庵が趣がありつつ、痛烈な印象を残します。朝早くか閉館間近の夕刻の訪問が、光線の演出の恩恵を受けられるのでお勧めです。
A900 minolta AF17-35 3.5G 1/250 F4
【祇王寺DATA】
拝観時間 9:00~17:00(受付終了16:30)
拝観料 300円
アクセス 市バス「嵯峨釈迦堂前」下車徒歩約15分 ※JRもしくは京福電鉄の嵐山駅から散策がてら歩くというのも風情があると思います。