岡崎琢磨さん著『珈琲店タレーランの事件簿』シリーズに登場するモデル物件を妄想し巡礼しようという企画、第3回です。これから書くことは、すべて管理人menehune の妄想です。アニメのそれと異なり、視覚情報のない小説の文字面だけで勝手に妄想、判断したものですので、そこのところ、ご了承の上ご覧くださいませ。
今回は原作1巻『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』に登場するカフェをいくつか妄想します。
今出川通に面していて、通り向こうに京大の敷地があると聞いて、真っ先に思い浮かんだのが、「カフェ新々堂」。創業の地はここなんだそうだが、ベイカリーショップメインの現在の進撃ぶりは1巻、第一章の〈アオヤマ〉の独白と繋がらないでもないです。確かに店としてでなく、支店を増やすという意味で急成長を遂げています。だからでしょうか。公式サイトを見ると、このお店は現在別法人が経営しているそうです。
ここも、内外装とも、何となく「ロックオン・カフェ」というイメージと結びつきませんが。店内撮影禁止と聞いていたので、入店はしませんでした。
そして、第1巻、第三章で〈アオヤマ〉と〈美星〉がお茶する出町柳駅近く、賀茂大橋の北西にあるカフェがここです。
「BON BON CAFE」(ボンボンカフェ)です。
※2020年秋、閉店しました
お店の入り口は河原町今出川の交差点よりに建つ近代建築風ビルにあります。この場所は東側に増築されたサンルームのようになっています。ここからは賀茂川デルタあたりが望めます。ここも開店前だったので、入ってはいません。
そして、第1巻、四章で〈アオヤマ〉がにしんそばを食し、〈真美〉に絡み取られた「文芸復興みたいな名前の学生生協食堂」がここ。
百万遍の交差点から下ったところにある「京大生協西部会館 ルネ」です。2階が食堂なのですが、ここも祝日はお休みでにしんそばの存在は確認できませんでした。
次回は木屋町の例のアレをご紹介します。
アクセスが多いので、張らせてもらいます。2019年12月現在の最新刊、聖地巡礼編です。