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『珈琲店タレーランの事件簿6』聖地巡礼、妄想の旅・浜松編・2019年11月21日


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3年ぶりに刊行されたシリーズ6作目、岡崎琢磨はん著『珈琲店タレーランの事件簿6 コーヒーカップいっぱいの愛』で描かれる物件をいくつか巡ってみましたのでご紹介します。これから書くことは、すべて管理人〈menehune〉 の妄想です。アニメのそれと異なり、視覚情報のない小説の文字面だけで勝手に妄想、判断したものですので、そこのところ、ご了承の上ご覧くださいませ。

視覚情報がない、と書きましたが、本作中の表現はかなり易しいヒントとして書かれているため、妄想というよりも、確定したモデルと判断できると考えています。

今回の巡礼の旅ですが、浜松編と天橋立編に分けて書いていきます。今日は「浜松編」です。

『珈琲店タレーランの事件簿』聖地巡礼 浜松駅南口原作『珈琲店タレーランの事件簿6』で〈美星〉と〈アオヤマ〉が〈影井 城〉の痕跡を求めて浜松駅に降り立つ場面です。これは浜松駅の南口です。実際の浜松駅南口は、駅前こそ開けていますが、駅前南通りを境に結構なゴーストタウンエリアが残っています。その模様はかつてのエントリでも書いています。

www.menehunephoto.net
「浜松といえばうなぎ」そう言って〈アオヤマ〉が原作『珈琲店タレーランの事件簿6』で提案した、うなぎ屋さんのモデルは、ここです。

『珈琲店タレーランの事件簿』聖地巡礼 浜松駅南口にある「ホテルソリッソ浜松」

浜松駅南口から至近の「ホテルソリッソ浜松」2階にある「うなぎ藤田 浜松駅前店」です。

www.hotelsorriso.jp

www.unagifujita.com

『珈琲店タレーランの事件簿』聖地巡礼 「うなぎ藤田 浜松駅前店」店頭には受付(順番待ち)用のタッチパネルが置いてあります。

『珈琲店タレーランの事件簿』聖地巡礼 「うなぎ藤田 浜松駅前店」巡礼した際は、お通しとして「うなぎの骨」は提供されませんでした。ただし、レジスターの脇に袋詰めされたものは売ってはいました。うなぎの量の多さによって5段階に分類されているうな重のメニューです。〈アオヤマ〉がオーダーした、うなぎ一尾分が乗ったうな重は「山」と呼称されていて、4,400円+税です。

『珈琲店タレーランの事件簿』聖地巡礼 「うなぎ藤田 浜松駅前店」のうな重11時開店、入店は11時45分ごろだったけれど、並ぶことはありませんでした。しかし団体客がいたせいもあり(入店時にその旨店側からエクスキューズがありました)、それなりに待たされました。それでも30分は待たずにうな重がサーヴされました。味は上品ですね。野趣を感じない代わりに飛び抜けたものもない気もします。menehuneが焼きだけの関西風うなぎが好きなのは、このあたりに理由があるのでしょう。

ただ、正直言って、1/3尾のうなぎが追加されて1,500円も差がつくのはひどい。menehuneがオーダーした「特山」5,900円+税は、バランスが悪すぎます。よって、〈アオヤマ〉のオーダー通り、「山」をオススメします。
※うなぎの質(天然など)の違いなら評価も変わってきますが、メニューには価格の違いはうなぎの量の差であると明記があるため。

 

『珈琲店タレーランの事件簿』聖地巡礼 「公益財団法人 平野美術館」昼食後、原作の『珈琲店タレーランの事件簿6』で〈美星〉と〈アオヤマ〉が向かった美術館、「平山美術館」のモデルはこちらです。実際の館名は「公益財団法人 平野美術館」です。原作通りマンションの下層部に開設された青地に白抜き文字の看板が目印です。

www.hirano-museum.jp

原作と異なる点として、「平野美術館」には常設展示スペースはありません。原作『珈琲店タレーランの事件簿6』では、浜松にゆかりのある画家の作品を展示している、とありますが、実際は展覧会ごとに作品を入れ替えているそうです。わざわざ公式サイトで、「当館には常設展示スペースがありません。展覧会ごとに作品を全て入れ替えています」と記載してあるあたり、少しにおいますね。

原作の記述どおり、美術館の目の前にあるバス停への便は1時間に一本しかありませんが、地図アプリのルート検索で、至近まで行くバス便はあります。ただ、過去の企画展で地元ゆかりの作家の展示が行われていたとはいえ、現在絵画の展示がない以上、〈影井 城〉のヒントをこの美術館で見つけることはないでしょうから、入館はしませんでした。岡崎琢磨はんがモデルとした画家がいるのかもしれませんが、これ以上は深追いできないと思います。

『珈琲店タレーランの事件簿』聖地巡礼 JR新所原駅原作『珈琲店タレーランの事件簿6』で「平山美術館」をあとにした〈美星〉と〈アオヤマ〉は、東海道線で、JR新所原駅、そして天竜浜名湖鉄道の「新所原(しんじょはら)」駅から「三ヶ日(みっかび)」駅を目指します。

『珈琲店タレーランの事件簿』聖地巡礼 天竜浜名湖鉄道の新所原駅
連絡通路から天竜浜名湖鉄道の「新所原」駅を望む。

『珈琲店タレーランの事件簿』聖地巡礼 天竜浜名湖鉄道の新所原駅
天竜浜名湖鉄道「新所原」駅

『珈琲店タレーランの事件簿』聖地巡礼 みかん畑車両は気動車のため、独特の走行音を響かせながら進みます。原作の記述通り、久しぶりに乗りましたが、かなり乗り心地はよくないです。途中は大半みかん畑が広がっています。

『珈琲店タレーランの事件簿』聖地巡礼  天竜浜名湖線三ヶ日駅天竜浜名湖線「三ヶ日」駅到着です。母親の実家が猪鼻湖畔にあるので、幼少期から中学くらいまでは、横浜から泊まりがてら遊びに行ったものでした。ですので原作『珈琲店タレーランの事件簿6』に出てくるこのあたりの記述は懐かしさを感じさせます。

『珈琲店タレーランの事件簿』聖地巡礼 天竜浜名湖線三ヶ日駅原作『珈琲店タレーランの事件簿6』に記述された通り、三ヶ日駅本屋は国の登録有形文化財に指定されていますが、天竜浜名湖線の駅舎や運転台、扇形車庫は、文化財だらけなのです。詳しくは同社の公式サイトを参照してみてください。

www.tenhama.co.jp

『珈琲店タレーランの事件簿』聖地巡礼 三ヶ日駅前ただ、駅前にはコンビニどころか商店一つありません。駅の周りは活気と名がつく存在はほとんどなく、JAみっかびの「三ヶ日みかん」の選別所と直売所あたりしか観るものがないかもしれません。

『珈琲店タレーランの事件簿』聖地巡礼 JAみっかび「みかちゃんマークの丸М三ヶ日みかん」というラジオスポットを聴いた方もいるのではないでしょうか。シーズンであれば「三ヶ日みかん」も市場価格で買えますので、こちらもおすすめです。

『珈琲店タレーランの事件簿』聖地巡礼 三ヶ日製菓みかんの里原作『珈琲店タレーランの事件簿6』で〈小原〉の父親で、〈藻川氏〉の息子である〈恵一おじさん〉の職場は、三ヶ日の和菓子の老舗という記述があります。三ヶ日の銘菓として知られるのは、「みかん最中」や、「みかんの里」が挙げられます。前者は創業130年の老舗〈入河屋〉が手掛け、後者も創業80年余の〈三ヶ日製菓〉が製造販売しています。

三ヶ日製菓は三ヶ日駅から歩いてすぐの場所にあります。「みかんの里」はmemehuneが小さいころから親しんだお菓子です。小倉あんと、みかん風味の効いた白あんがあります。おすすめは白あんですね。ばら売りもしてくれます。1個130円(税込)です。

mikkabi-seika.com
『珈琲店タレーランの事件簿』聖地巡礼 三ヶ日駅〈影井 城〉の自宅で、現在妹さんが継いでいる丘の上の家は、探しても詮無いので、ここで『珈琲店タレーランの事件簿』聖地巡礼、妄想の旅・浜松編は終了です。管理人menehuneの記憶をたどる旅にもなりました。次回はいよいよ天橋立編です。

www.menehunephoto.net

 

 


 


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