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映画「チャッピー」を観た。


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映画「チャッピー」を観た。

ネタバレあります。


今日日、アニメでもこんなかわいいタイトルバックにせえへんよ、てな感じで、とても可愛らしく始まる映画「チャッピー」。
オープニング映像の美術はそれを意識してなのか、ギャングのアジトは子供の匂いすらしないのに、下手くそな落書きだらけだ。

そう、本作「チャッピー」は子育て映画です。

そして、ショタはんが萌えそうなシーンが結構あります。多分。
ルックスは警官(ロボだけど)なのに、その中身は幼稚園児。そんなチャッピーが極悪ギャングから弄られるシーンがあるけど、ショタって、ああいうシチュで萌えるんですよね。間違ってたらスマン。

まず、物語の構造がプアなのは否めまい。
シガニー・ウィーバーなどは、なぜオファーを受けたのか、というくらい、物語に絡まないし、これなら、前作「エリジウム」のジョディ・フォスターのほうがまし。
ヒュー・ジャックマンの扱いも相当なものだ。あの人、ドMなの、ってくらいのやられっぷりで、何でオファー受けたんだろう、とここでも疑問が。
いままでのマッチョイメージを払底する演技(=受け)には敬服しましたけどね。

つまるところ、100歩譲って、ロボットの感情ならいざ知らず、ヒトの感情をデジタル・データ化できるってことと、それがUSBメモリに収まっちゃうってところなんだなあ。
あれは、あの「ヤンママ」だからあの大きさでお釣りがくるの、とか、真顔で言いそうだよな、天然チャッピーちゃん。

それでもって、オチの肖像画的マスク、へと繋がるんだけど、結局、これって、ゆくゆくは機械の体をヴァージョンアップしていって、実際にセックスも出来ますよって、ってことになるんだよね。
もう、そうしたら不老不死なわけで、そのまま「エリジウム」の世界観へ繋がっちゃうよね。
なるほど、「エリジウム」のきっかけは「チャッピー」にあったんだってね。

あのデジタル転送をファンタジーとして受け入れられるかが、本作鑑賞の鍵かなと。

日本公開版で、配給会社判断でカットされたシーンがあるらしい、という情報を鑑賞後に知ったのだが、言われてみれば、終盤の戦闘シーンで、「ニンジャ」がスコップを振り下ろしているあたりだろうなっていう推測をしています。あれは普通に見ていて、おかしなカット繋ぎだし、ギャングのラスボスの「ナニ」が明らかにされないので、モヤモヤするんですよね。
配給はん、どんな判断だ(古)って感じですねえ。

本作「チャッピー」。ファンタジーとして楽しめる向きもいらっしゃるとは思うが、鑑賞時の私のように、ちょっと塞いでいたり、虫の居所が悪い方なら、いろいろ突っ込みたくもなろう。

前作ほどではないにしろ、特段の暗喩や、現状への示唆を感じられなかった私の印象は、「第九地区」には届かないかなあと、いうところだ。

あと、WRXGT-Rが出てくるシーンはかっこいいよ!
って、日本贔屓してくれてるのに、何でカットしちゃったかなあ。そこ見たさにBDは買わないよ。









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