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ホテルのデイユースについて考えてみた。最近利用した4件。


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少し纏めて考えたいことがあったので、この数週間で「ホテルのデイユース」というものを何回か利用してみた。

そこで感じたことを書いておく。

チェック・アウトからチェック・インまでの空室の有効利用、ということで、比較的名の通ったホテルからビジネスホテルまで、展開しているデイユース。

ラブホに一人で入るのは気が引ける(筆者はそれでも以前利用したことがある。それも2連泊)が、シティホテルならむしろ、カップルにも受けがいい、という思想もあるのかもしれない。

ホテルの公式サイトや楽天トラベルのデイ・ユース(日帰り)で検索できる。
事前に予定が組めなくても、当日急に使いたい、ってことは仕事柄ある方もいるだろう。
そして私のような喫煙者に優しいかどうかも評価材料になる。
それでは4件のホテルを例に。すべてのホテルでWi-Fiが使えることが前提。

アパホテル<横浜関内>
12時から20時まで8時間滞在できて、5,000円。
17時から利用できる最上階の大浴場が特徴。
ただしスタンダード・シングルは9平米と極狭。ライティングデスクに向かうチェアがすぐ後ろのベッドにあたり使い勝手が悪い。ユニットバスも用を足す(大ね)のに難儀する狭さで照明は暖色系の暗いもの。
客室面積がこうだから、もちろんベッド幅も狭い。
喫煙者が言うのもなんだが、空気清浄機はなく、滞在は苦痛。
廊下で清掃作業のノイズが気になるレベル。カーテン開けると、隣のビルの非常階段兼、喫煙所みたいな。嫌でしょ、こんな部屋。

◆川崎日航ホテル
12時から16時まで4時間滞在で6,000円。
コンフォートセミダブルルームは14平米。広くはない。ユニットバスも用を足す(大ね)のに難儀する狭さ。ちなみに便器の奥の裏側は黒かびだらけで、照明は暖色系の暗いもの。
1983年に竣工した物件は築32年だ。ハード面では結構くたびれているのが判る。
通された部屋はすぐ隣がサービス用エレベーター室、そしてその隣がリネン関連の詰所のようで、どちらの扉も開放して作業中。廊下の音漏れは最悪のレベル。滞在は苦痛。
空気清浄機があったかどうか記憶にない。それほど滞在が苦痛だった。

ホテルメッツ横浜鶴見<JR東日本ホテルズ>
11時から17時の6時間滞在で5,900円。
スタンダード・シングルは16平米と比較的広く、ユニットバスも、寒色系の明るい照明が2灯あって快適だし、大をして難儀することもない。便器の奥もきれいなものだ。
特筆する点として、入浴剤がアメニティにあった点。予約サイトには書かれていなかったので持参したのだが。ビジネスでこれを用意するところは余りないと思う。
築年が浅いのは有利だろうが、部屋は清潔だし、空気清浄機が動く作動音が心地よい。
リネン関連の清掃も、私が滞在する「あの部屋」近くの作業は早めに終わらせて、ないし、「あの部屋」近くは作業手順上煩いだろうから「この部屋」を手配、という「配慮」が感じられてとても気持ちがいい。

◆ホテルサンルート川崎
13時から19時の6時間で5,500円。
シングルは15.2平米と許容範囲。ユニットバスも寒色系の明るい照明が2灯あって快適だし、大をして難儀することもない。便器の奥も許容範囲だ。
ただし、空気清浄機のない部屋は、明らかに壁がヤニ焼けしており、気分のいいものではない。
※喫煙者の勝手な言い草
ライティングデスクの奥行きが狭く、ラップトップPCを置くと、手前の作業スペースが10センチないレベル。
実際は16:30ごろCOしたのだが、廊下では空き缶・空き瓶の仕分け作業が行われており、、、


以上、4ホテルの印象をまとめた。お気づきかもしれないが、そう、ここにシティ・ホテル、ビジネスホテルのデイユースの盲点がある。
チェック・アウトからチェック・インまでの空室の有効利用、と冒頭に書いたが、ということは、客室の清掃で、スタッフは大わらわなわけ。
さほど広くもない部屋にはスタッフの作業音と会話、さらに携帯の着信音!まで、ダダ入りなわけです。

ラブホなら24時間営業で、リネン作業もバラけるはずだろうし、むしろビジネスホテルよりも壁は厚いんじゃないか、と思う、設計思想的に。それに、あっちのほうに集中してるから気づかないってのも。

しかし、シティ、ビジネスホテルはそうはいかないと思うのね。大体みんな10時ごろCOして、観光や仕事に向かうんだから、デイユースを利用する客は多かれ少なかれリネン関係のドタバタに付き合わされることになるんだろうと。

では供給する側はそのあたり、留意しているのか。
上で挙げた例で、していた、と利用者に気づかせることが出来たのは〈鶴見〉だけだった気がします。

【デイ・ユース利用時のアドバイス

1)ホテルの築年数、改装の有無はわかる範囲で調べたほうが良い。特に喫煙OKの部屋の様子は予約サイトの写真は全く参考にならないと考慮すべき。

2)空気清浄機の有無 ※リセッシュがあるかどうか。何にせよ衣類には相当タバコの臭いが付着するため

3)予約時に「清掃の音が気にならない部屋をお願いします」と圧をかけておく。出来るホテルなら要望に応えてくれるはず。

4)デイユースだからこそ、客室の広さと、可能なら採光には留意すべき。酒飲んで寝るだけだったら10平米未満の部屋でもいいのかもしれないけど、昼日中、エッチなことも視野に入れてデイユースを利用するなら、明るくて広い部屋を選ぶに越したことはない。
一人でリラックスして考えをまとめたいときも同様。

5)ライティングチェアの材質と形状は判っていたほうがよい。革張りやクロス張りはかえって清潔感を損なうと思う。染みのあるそれらに腰掛けたいビジネス・パーソンはそう多くないだろう。
ここは割り切って、硬質な素材〈木材ないしプラ)のほうがよろしいかと。
ウォッシャブルなクッションを噛ませるのも可。

6)使い捨てスリッパないし、再利用でも「洗浄済み」を提供してくれる。予約サイトで情報公開してくれる施設は余りないので、拘るヒトは確認したほうが良い。


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