昔の雑誌からミノルタカメラの広告をフックアップして紹介しているエントリ。その4は1980年の広告です。
システムアップすれば、X-7の楽しさはもっと大きくなる。
●ボディに標準レンズがついているだけでも結構楽しさがいっぱいなのに、交換レンズやストロボなどいろいろテクニックを発揮できるものが加わったら・・・考えただけでもワクワクしてくるだろう。 ●うれしいことに、ミノルタ X-7が使える交換レンズは40余種。遠くから獲物を狙う望遠・グッと近よる接写・いろいろな使いかたができるズームなど、あらゆるものが揃っているのだから凄い。しかも統一マウントなので、ミノルタの X シリーズすべてに共通して使えるというのも、大きな魅力だ。●さてレンズがそろったところで、こんどはアクセサリー。一瞬あらわれた彼女の可愛い表情をつかまえそこなった・・・・・・ちょっと暗すぎて失敗した・・・・・・なんてことのないように、秒2コマの連続撮影ができるオートワインダーやオートエレクトロフラッシュはどうだろう。さあ、 X-7のシステムアップが完成すれば、もうこっちのもの。あとは音楽を楽しむように、気軽にシャッターをきればいい。
X7
〈標準価格〉MDロッコール50mmF1.7付
¥59,000
カメラケース・・・¥3,000
オートワインダーG(ケース付)・・・¥20,000
オートエレクトロフラッシュ200X(ケース付)・・・¥17,000
レンズマウント左側面にあるレリーズターミナルにアタッチする「セカンドシャッター」プレゼント実施中! とあります。縦アングルの撮影時にそのポジションが優位に働くのかはわかりません。しかし見開きで全面広告の体をなしているこの広告。まるでカタログのようです。何より、各レンズのキャプションと価格が一覧で分かるのが便利ですよね。これによると、ミノルタのお散歩パンケーキレンズとして、拙ブログでもご紹介した〈MDロッコール 45mm F2〉の価格が16,000円だったことがわかります。ほかにも〈MDテレロッコール200mm F2.8〉が90,000円もすることがわかります。
音楽を楽しむように撮ろう。
楽しく簡単に使えるミノルタ X-7新発売
シャッターに指を触れると瞬時に測光回路が作動を開始する俊敏なセンサースイッチ・シャッター速度が1/60秒未満の低速度になると電子音と LED シグナルで「手ぶれ」を警告する電子アラーム・完全ソリッドステート化した情報集中ファインダーなど、最新のエレクトロニクス技術をフルに活用して、できるかぎり操作をシンプルにした、使いやすさ第一の絞り優先式AE一眼レフが誕生。オートワインダー・オートエレクトロフラッシュをはじめ数々の専用アクセサリーと魚眼・鏡望遠・接写・ズームなど40種を超えるロッコールの交換レンズ群をしたがえて、ミノルタ X シリーズの新しい仲間=X-7、新登場。
X7
〈標準価格〉MDロッコール50mmF1.7付
¥59,000
カメラケース・・・¥3,000
1980年3月にリリースされたミノルタ〈X-7〉。2021年のビキニカレンダーが話題となっている宮崎美子さんを起用した広告とCFが話題となりました。ここに掲載している雑誌広告は彼女の画像を差し替えたもので、コピー等のレイアウト・構成は同じです。
前回の記事でも書きましたが、menehuneは彼女の広告に打ちのめされ、しかしX-7リリースのタイミングでは金銭的余裕が全くなく、高2の夏休みにフル稼働したアルバイトで貯めたお金で購入したのは、1981年10月に発売された上位モデルの〈X-700〉でした。〈NEW MD50mmF1.4〉と一緒に新品で購入し、値引き込みで80,000円くらいだったと記憶しています。
結果的に社会人になるまで、モータードライブや交換レンズを買い足し活躍したX-700は、menehuneの学生時代を彩る装置として機能してくれました。
次回も宮崎美子さんをフィーチャーしたX-7の広告を中心にご紹介します。