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タイミー(Timee)でのお仕事があまりお勧めできないいくつかの点を挙げておく


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タイミーのイメージ画像

© 2024 Timee, Inc.

 

もうかれこれ通算半年以上お世話になっているアルバイト求人サービスが「タイミー(Timee)」です。ダブルワークの隙間活用として使えないわけではないし、就業当日に手数料なしで即銀行口座へ送金可能という嬉しい仕組みです。しかし、この「タイミー」ですが長く経験してみると、いろいろ改善してほしい点が見えてくるものです。今回は、menehune自身が経験して得た「タイミー」についての考えをまとめておきます。

 

タイミーの概要をざっくりとまとめると

 

これを書いているmenehuneは普段ほぼTVを見ないので、2024年4月現在、株式会社タイミーがTVスポットを打っていて、タレントに橋本環奈さんを起用しているということも知りませんでした。この知識も同社の公式ウェブサイトを参照して知った事実です。「一人ひとりの時間を豊かにする」を企業理念に掲げ、すぐ働けてすぐお金がもらえるマッチングアプリ「タイミー(Timee)」を運営しています。だったらさあ、と思うところもあるので、同社に対する不満というか、募集先の企業担当者への提案というか、就業して感じた点をこれから書いていきますね。

menehune自身のタイミーとのかかわりについて

 

menehune自身はこのサービス「タイミー」を2023年6月から3か月間体験し、およそ半年間のブランクの後、2024年4月から再びこのアプリを通じて就業しています。タイミーは関東圏以外には案件が少ないという声もあるようですが、実際に検証はできないので、神奈川県横浜市で生活しているmenehune自身の感想で書き進めていきます。まず、選り好みしなければ案件はあります。事務系の仕事があればいいけれどそんなことはまずなく、ファストフードやレジ打ちも経験がないと就業できないため、おのずと目に留まるのは物流関係の現場です。朝9時から夕方6時まで、というのが多いですかね。それでも最近は夕方5時までという案件も見かけます。休憩が60分から75分として実働は8時間から7時間に減ってしまうので、、、と思うワーカーもいるかもしれません。この事情、現場の担当者に訊いてみると、現場担当者の労働時間調整のためなんだそうです。募集先の正社員の残業を避けるために案件の稼働時間を短くしているのだとか。この点に関してはmemehuneは気にしないです。早く上がって自分の時間を大切にしたいから。ですので、以前の記事にも書いた東扇島での勤務は苦手です。通勤の時間が無駄だからです。同じような案件があれば、東扇島よりも大黒ふ頭や安善エリアを選びます。でも同じ神奈川県でも、例えば横須賀なんかの案件はほぼないので、失礼ながらわざわざ横須賀から川崎経由で東扇島まで通うワーカーもいるようですね。

 

タイミーで働く上で知っておいた方がいいいくつかの点

 

最近感じることなのですが、案件の時給が常にその地域の最低賃金のままという点を少し考慮していただけないのでしょうか。神奈川県ですと1,112円/時ですね。物流系の案件はほぼ最低賃金で募集をかけています。良心的だなと思える企業は交通費で若干色を付けてくれていますし、ごくまれに最低賃金プラス100円という時給を提示してくれる募集先があるので、そんな募集先は「お気に入り」に追加しています。また、募集する企業も「この人は良く(まともに)働いてくれる」というワーカーに対して、ダイレクトに募集をかける機能が用意されているので、比較的良い結果を残してきたワーカーさんは継続的に求人募集リクエストがアプリに通知されるので、探す手間も省けます。かたや、「この人はまともに働いてくれないな」と企業に判断されたワーカーは次回からその現場では働けなくなる可能性があります。これは募集企業側の管理画面で特定のワーカーのIDをブロックできる機能が与えられているからです。初期の現場では募集企業の担当者が「あいつブロックするか」などという会話がワーカーの面前で平然と行われていましたからね。雇用する側の管理画面で特定のワーカーの成績や評価は閲覧できるので、見た目や醸す雰囲気で使えないと判断されたワーカーはブロックされる傾向があるようです。つい最近も、協調性がなく、何となく体臭が「臭う」ワーカーが他の者と隔離され別の業務をやらされるなんてことも目撃しました。一見さんのワーカーはこのような「BOMB」を抱えている場合があるので、実績があるワーカーにリクエストが送られ、その分だけでメンバーが構成される傾向があると感じています。

それと、同じ求人内容でも、課せられる業務に関して肉体的な疲弊度が大きく異なる現場がある点も注意です。ただのピッキングならいいのですが、その内容が、10gのものと5kgのものじゃまったく作業量が違うわけで、集まった人員の構成によりますがおのずと男性がかってでないといけない状況もあります。そこからの梱包とパレット積みのコンボになると、たぶん女性じゃ厳しい。もちろんやれるならやってほしいけれど、監督社員は負担を分散させる指示を出さない。そうなると時給の不公平さを身に染みて感じることになります。実際別の現場では梱包とパレット積みはタイミーのワーカーではなく、別途派遣会社から専用の派遣マンを雇っています。恐らくその分彼らの時給は考慮されているのでしょう。このように、雇用する側もワーカー間に作業量の差異があまりないようにする配慮は欲しいものです。

そんな一見便利そうに見えるタイミーですが、いくつか知っておいたいい点があります。落とし穴と言ってもいいでしょう。タイミーは雇用する企業側で社会保険の加入など事務手続きが不要な範囲で働けるサービスであるが故、就業するに際していくつかの申し込み制限があります。これは雇用する側からみたワーカーさんに対するマッチング制限とイコールなのですが、タイミー公式サイトへのリンクを挙げておきます。

〈お仕事の申し込み制限について – タイミー(ワーカー様向け)〉

〈ワーカーさんのマッチング制限について – タイミー(企業様向け)〉

タイミーで働くうえで受ける制限、このページでもまとめておきますね。

1)1日1件まで。これはいいですよね。

2)週39時間未満。つまり、4週間で156時間しか働けない。

3)同企業での報酬は月間78,000円未満。つまり日額9,000円の現場では月間8日間しか働けません。しかも、

4)同企業での報酬は前年12月1日〜同年11月30日の期間で28万円未満。ですから、同じ現場で働ける日数にも上限があるわけです。


これが一般的な派遣会社だと、時給は1,500円、週40時間勤務、場合によっては残業あり。当然金額や就業日の上限はありません。休憩時間もタイミーはきっちり午前午後の休憩時間も時給換算されませんが、これが派遣会社の場合、曖昧のことが多い。つまり休憩は1日昼休みの60分でも、運用上、午前と午後の〈時給換算できる〉休憩が与えられる、というイメージです。

ここまで書いてきて先ほどの時給問題ともつながりますが、ひと月に働ける時間の上限が決まっているのだから、時給は高い方がいいですよね。タイミーさんも就業者の時間を豊かにするだけでなく、生活の向上をサポートする施策をしてほしいものです。

 

タイミーの勤務で追加して欲しいオプション

「タイミー」で何度か就業していると、こんなオプションが欲しいな、と思うようになります。menehuneの場合、ズバリ、「早上がり(はやあがり)」ですね。日雇いで満額の給与が欲しくてみんなワーカーやってるのに、何を血迷った発言を、と思われる方もいるかもしれません。それに実際の募集案件でも、仕事が早く終わった場合早上がりしてもらいますのでご了承ください。と書いてある案件ってありますよね。あれってつまり、その分ギャラは安くなるけど理解した上で申し込んでね、という意味ですよね。この「早上がり」オプションをワーカー側が選べるようにして欲しいんです。

身近に起こった事例で説明しましょう。大手物流倉庫の棚卸というお仕事がありました。集められたワーカーはおよそ20名という結構な規模です。業務の手順は正社員の方が丁寧にレクチャーしてくれ、途中で質問タイムも設けてくれたため、皆統制の取れた仕事運びが出来たのですが、このあとある問題が起きたのです。それは業務が早く終わってしまったということなのですが、18時までの契約が17時には終わってしまったんですね。そこでどうしたかというと、その現場で通常行なわれている業務をやらせようとしたのです。この現場では通常雇用されているアルバイトが当日は10名ほどいて、その方達も棚卸し業務に携わっていたのですが、案外早く業務が終わってしまったため、冒頭の社員の方はそのアルバイトのリーダーに現場を取り仕切ってもらい、残り1時間の時間潰しをさせようとしたのです。しかしです。このアルバイトのリーダーというのがかなり使えない人でして、タイミーのワーカーを上から目線で雑に扱い、敬語はおろか全て命令口調、しかも全員に一度に説明しないものだから、作業手順がわからないワーカーが続出するのですが、その成果に対する文句だけはバンバン言ってくるという酷いものでしてね。こんなバ〇の指図の元で働きたくなんかないんだけど、とmenehuneは冒頭の正社員の方に早上がりの直訴をするため足を向けたのですが、あんなバイトリーダーを飼ってる時点で推して知るべしかな、と諦めて最悪の1時間を過ごす結果となったのでした。このように、本来の業務が終わった時点で早上がりさせて欲しいケースは案外あるものです。もちろん労使間で合意の上で修正依頼をかけることになりますが、こんな嫌な目に会うくらいならとっとと上がりたいっていうね。

 

タイミーで働くことのまとめ



タイミーで働いてみて、ここ半年のブランクで感じた、ある大きな現象にも触れておきます。それは明らかにワーカーの質が下がっている点です。タイミーを通じて働き始めたころはこんな違和感はありませんでした。ワーカー同士は初対面でも普通に会話していたし、表情も明るかったです。でも2024年の現在、同じ現場でもワーカーは無口になり雰囲気も暗い方が増えました。恐らくmenehune自身もそう変化している自覚があります。そしてメンタルやられてる方も増えた気がします。明るい企業CMもいいですが、「貧困」という単語がタイミーの現場では重くのしかかっているような気がします。結局のところ、現状のタイミーという仕組みは面倒くさい社会保険の手続きなしに、地域の最低賃金で固定アルバイト並みの勤務スキルが期待できるワーカーを手配するツール、として機能している側面が大きいです。社会保険の恩恵も受けられませんから、国民健康保険保険料、国民年金保険料、住民税などが重くのしかかってきます。「タイミー」とは、少しでも社会保険を負担してくれる派遣会社社員や企業の正社員として雇用されるまでの繋ぎとしてとらえるべきスキームであることは明らかです。本来、まっとうな市民生活において「隙間時間」とは「余暇」として消化されるべきではないでしょうか。月末締め、翌月○○日支払いという給与の支払いサイトに順応できるだけの資金力を少しでも早く身につけ、健全で安定した生活を送りたいものですね。



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