ホテルサンルート京都木屋町の概要
ホテルサンルート京都木屋町は、2018年8月に相鉄ホテルマネジメントが運営するホテルとして開業しましたが、2020年6月をもって契約を終了。同年7月より、メゾンドツーリズム京都の子会社であるホテルマネジメント京都が運営する「ホテル京都木屋町としてリスタートを切りました。さらに2021年8月からはソラーレ ホテルズ アンド リゾーツが運営を引き継ぎ、同社の新ブランドSH by the square hotel(エスエイチ バイ ザ・スクエアホテル)として営業を継続しています。
宿泊日 | 2019年3月 |
ホテル名称 | ホテルサンルート京都木屋町 (2020年7月1日「ホテル京都木屋町」に名称変更。 2021年8月1日「SH by the square hotel京都木屋町」 に名称変更。) |
開業 | 2018年8月 |
URL | |
住所 | 京都市下京区西木屋町通松原下ル難波町403-1 |
電話番号 | 075-353-0101 |
部屋番号 | 1001 |
客室グレード | エグゼクティブコーナーダブル |
客室面積 | 19.5平米 |
Pの字レイアウト | 〇 |
ベッドサイズ | 160×195 |
客室スリッパ | 〇使い捨てタイプ |
ホテルサンルート京都木屋町のロビー
〈ホテルサンルート京都木屋町〉のチェックイン時の受付はスマートです。すでに個人情報がシートに印刷されており、サインするだけでCIできます。公式サイトから予約したための仕様なのかしら。フロントが置かれる2階のロビーは和風テイストで装飾されています。これも公式サイトから予約した特典かもしれませんが、翌朝の朝刊を部屋まで届けてくれます。もちろん京都新聞をリクエストします。2階ロビーには喫煙所とコインランドリースペースがあります。喫煙者は部屋着でロビーまで降りてくるわけにはいかないので面倒ですね。
ホテルサンルート京都木屋町の客室
今回予約した客室はエグゼクティブコーナーダブル。部屋番号1001。
このホテルには同グレードの部屋が2つあり、通された部屋にはライティングチェアがありません。そのかわり(二人がけを想定した)ソファが設えられています。実際、ライティングデスクとして機能すべきキャビネットは、足下を冷蔵庫とポット、食器入れが占有し足を収める場所はないので、どちらの部屋に通されたところで、このタイプのキャビネットは使い物にならないということが理解できます。
眼前がTVというのも気が散るでしょうし、PC作業や書き物をしたいなら、違うタイプの客室を検討したほうがいいでしょう。館内Wi-Fiは 常時SSL化していない(https://が付かないサイト)を弾く仕様のため、結構見られないサイトがあります。【追記】現在は改善されています。
そのほか、この部屋及び〈ホテルサンルート京都木屋町〉の9、10階のクラブフロアに宿泊する特典としている、一部公式でうたっていない点を挙げておくと、
*〈西川貞三郎商店〉の鉄瓶と茶碗設置。
*〈Christine Dattner クリスティーヌ・ダットナー〉のアールグレイ/ルイボスティーバッグ、〈小山園〉の煎茶/ほうじ茶ティーバッグを導入。
*シモンズの最高級ベッドマット〈BEAUTYREST〉を導入。幅160センチのダブルベッドは寝心地抜群です。デュベスタイルのベッドカバーは足元だけの巻き込みで、楽にカバー(掛け布団)を剥がせます。
*コーヒーポーションを使った〈NESPRESSO〉のコーヒーマシンを導入。
*〈NATURAL FUNDATION〉のシャンプー・コンディショナー・ボディソープ・ボディミルクおよび固形石鹸を導入。
*〈黄桜酒造〉で使用の酒仕込みの伏流水を詰めたペットボトルを提供する。ダブルなので二本。しかし2泊目は提供されず。なんでだろう。
*ライティングデスクとベッドのサイドボードにタイプAのUSB端子があり、 デスクのそれはDC5V 2Aの電源供給に対応している。
*公式サイトで予約したせいか、新聞のサービスがあります。もうこのサービスをしてくれるホテルも減りましたよね。menehuneはここに滞在した際は京都の空気を感じたくて必ず京都新聞をお願いしています。
*タオルは今治ブランドのものを使用しています。
この部屋は、前記の通りベッド幅が160センチとしながらも、洗い場なしのユニットバスでトイレも独立型ではありません。洗い場付きのバスルーム(エグゼクティブダブル)を取るか迷うところです。もっとも、あとで確認すると、クラブフロアで、バストイレが独立型でなく、洗い場もないユニットタイプなのはエグゼクティブコーナーダブルだけなんですね。ただし浴槽の長辺が長い、つまり足を延ばせます。これが洗い場付きの浴室だと、長辺が短い。つまり足を延ばせないということです。これはクラブフロアだけではなく、中間クラスのモデレートフロアでも同じです。難しい選択ですね。
というようなことも、客室レイアウトを公式に載せてくれるとわかるんです。同縮尺である点は言うまでもありませんが。
西側と北東側に開口を持つホテルサンルート京都木屋町の〈エグゼクティブコーナーダブル〉1001号室の窓からは東山から昇る朝日と京の町並みの奥に沈む夕日を拝むことができます。
河原町松原の角に建つこのホテル、周辺に高層ビルがあまりないので、9、10階のクラブフロアの鴨川や東山を望める部屋をチョイスするのが正解でしょう。何にせよカレンダーにより価格は変動するため、事前の取材と、希望をマッチさせておくことが大事です。
気になった点として、ベッドサイドの照明です。ボリュームつまみを回すよくあるタイプの調光方式なのですが、ボードそのものが光るため、ボード面に印字されている文字が読めません。入り口と部屋中央、ソファ直上のそれぞれのLEDのライトをオン/オフするだけなのでそう困りはしませんが。
今回は入ってすぐがクローゼット&バスルームだったので、ベッドルームまでのマージンがある、menehuneの提唱する「Pの字レイアウト」タイプの部屋だったが、エグゼクティブダブルルームのように、扉を開けると、そこがすぐベッドルームというタイプもあります。ここでいう「マージン」とは何かというと、いわゆる「のり代」なのですが、比較的狭い廊下の向こうに解放された居室があるといったイメージですね。この若干のワクワク感が好きだし、廊下という共有スペースから少しでも距離を取りたいという心理的側面もあると思います。ここで改めて、というか初めて書きますが、「ホテル客室のPの字レイアウト」について説明しておきます。
【ホテル客室のPの字レイアウト】とは
当ブログ運営者menehuneが名付けたホテルの客室レイアウトの標準モデルです。
アルファベットのPの字のように、客室入り口からしばらく短い廊下があって、その先にライティンングデスクやベッドが配置されている客室レイアウトのことを指します。
実際は廊下の左右にはユニットバスやクローゼットが配置されます。menehuneがこのレイアウトを好む理由は、客室内のプライバシーが廊下により担保される点と、室内外の物音、会話が伝わりづらくなる点です。最近このレイアウト法則を無視した客室設計が流行っているのか、客室扉を開けるとすぐベッドという部屋に遭遇します。
menehuneがホテルの公式ページや宿泊予約サイトに「客室の配置図」の掲載を推奨し、実施しているホテルを推すのは、この点が理由です。
滞在時の夕食・朝食・コンビニなど
ホテルサンルート京都木屋町のある河原町松原の交差点にはコンビニ・デイリーヤマザキがあります。小さな店舗で品揃えは多くありませんが何かと便利ですね。四条河原町の喧騒から外れた立地は滞在するにはいいロケーションですが、朝食処を探すのは大変です。コンビニめしで構わない向きは困りませんが、しっかり食べたい方はホテルの朝食を選択したほうが賢明かもしれません。逆に夕食に関しては選択肢が結構あります。庶民的な食堂もありますし、松原通りから宮側町にかけてお店は結構ありますし、ホテル近くの河原町通りにはおいしいコロッケをテイクアウトできる〈長崎屋〉が。また松原通にも近江牛コロッケやメンチを提供する〈大橋亭〉があります。テイクアウトして部屋飲みするにはもってこいですね。
ホテルサンルート京都木屋町へのアクセス・ほかまとめ
ホテルサンルート京都木屋町は、全般動きの良いスタッフと綺麗な調度品で嫌な思いはしませんでしたね。河原町通りには洛北行き、京都駅行きのバス停もほど近く、松原通を進めば清水まで続く立地は、祇園や四条まで徒歩圏内と言えなくもありません。公式ウェブサイトもこれらの立地条件を丁寧に説明しようとする姿勢がうかがえて好ましいと思います。
最近あまり見ないような気がしますが、前述したとおり、客室の見取り図を掲載してくれるホテル、客室内の写真、特に水回りを掲載しているホテルは信用できます。妙に各部屋の意匠が微妙に違います、みたいなデザインを売りにしたホテルが最近多いですが、Pの字レイアウトかどうかを含め、部屋のイメージがつかみづらい場合が多いので、事前のチェックは行った方がいいでしょう。その点ホテルサンルート京都木屋町は安心ですね。次は、リバーサイドツインルームに泊まってみたいと思います。
【追記】
2021年8月1日、「SH by the square hotel京都木屋町」に名称変更し営業しています。記事執筆時とアメニティなどの変更が行われている可能性がありますので詳細はホテルまでご確認ください。