ホテル名称 | ホテルヴィスキオ京都 by GRANVIA |
開業日 | 2019年5月 |
URL | |
住所 | 京都市南区東九条上殿田町44-1 |
電話番号 | 075-280-1111 |
部屋番号 | 481 |
客室グレード | モデレートダブル |
客室面積 | 21.5平米 |
Pの字レイアウト | 〇 |
ベッドサイズ | 180×195 |
客室スリッパ | 〇ウォッシャブル |
2019年5月にオープンした、〈ホテルヴィスキオ京都 by GRANVIA〉に泊まってきました。「ハンドリング by LOTUS」じゃあるまいし(古)、ただの観光ホテルじゃありませんよ、というところを見せつけたいのでしょう。今回は〈ホテルヴィスキオ京都 by GRANVIA〉の気になる点、良かった点を挙げておきます。
京都駅ビルに鎮座するJR西日本が運営する〈ホテルグランヴィア〉が絡んでいるそうで、チェックイン前の荷物の預け方がもう他所とは違います。ロビー脇のロッカールームでゲストがセルフで管理する方式。これは初めての経験です。中央のフロントカウンターに右に見える扉がそうです。
menehuneが知らないだけなのかしら。決して広くはない敷地に、423室を擁する本ホテル。こうでもしないとインバウンド需要は捌けないんだろうなと、若干の苛立ちを覚えつつ、キャリーケースをロッカーへ、入らないケースはワイヤーでつないで置く方式です。処理後は特段フロントのやり取りもなく、鍵も自己管理です。そのままチェックインまで散策です。
〈ホテルヴィスキオ京都 by GRANVIA〉のエントランスは烏丸通側になりますが、これはホテルの裏側。このホテルもほぼ四方を同規模の建物に囲まれているといって差し支えありません。事前に電話で訊いたのですが、「モデレートダブル」の部屋は、烏丸通(東山)側には用意されていないそうです。
外出から戻りチェックインの際、フロントマンから体調の自覚症状を訊かれました。これも初めての経験です。2020年3月。世間を騒がしている騒動に関連したオペレーションなんだろうが、まんまスタッフに返しますよ。それから朝食がブッフェではないことの説明、それは知っていたけれど追加で当日説明されたのは、バンしかない、ということ。セットメニューで洋食メニューなのだけれど、ご飯、ライスは用意しないというのです。そしてこのメニューが気に入らないなら、朝食代は返金するとのことです。思い切った決断だとは思いましたが、menehuneはご飯派なので、サクッと朝食をキャンセルし差額の返金を受けました。
前日に、広めの部屋タイプの別ホテルに滞在したこともあり、モデレートダブルの「P」の字レイアウトの「I」部分の狭さを余計に感じます。
入ってすぐ左に狭小クローゼット。スリッパもウォッシャブルタイプが2組用意されています。
落ち着いた色使いですね。お水も2本用意されています。
しかし、さすがに21平米の部屋に180センチ幅のベッドが入ると、部屋の狭さを感じずにはいられません。羽毛布団はかけっぱなしで好印象。ベッドスローは要りませんけども。
収納のノウハウを発揮した、無駄のないレイアウトです。この辺りはさすがですね。
ベッドボードにはコンセントとUSB両方の充電対応。Wi-Fiはもちろん、有線LANにも対応しています。部屋にはティーバッグやコーヒーの備え付けがありません。必要に応じフロント脇のアメニティ置き場からピックアップするスタイルです。ドリップコーヒーは、地元京都の〈小川珈琲〉ブランドです。サイドボードの天板はコンセントが2口あるので、カメラやタブレットの充電スペースとして活用できます。
部屋からの眺望は、南西の方向にかろうじて視界が開けますが、向かいは隣のホテルです。眼下に見える家屋が後ほど紹介する小料理屋です。
気が効いてるな、と感心したのは、喫煙者に優しい点です。もちろん、客室内は電子も含め完全禁煙なのですが、1階ロビーの他に2階にも喫煙ルームがあるんです。
これの何が有利かと言いますと、〈ホテルヴィスキオ京都by GRANVIA〉2階には大浴場があって、部屋着と部屋のスリッパで2階へ下りることができるんです。公式の館内案内にもその旨記載があります。利用方法は客室キーをかざして大浴場入口のロックを解除します。あとは一般的なスーパー銭湯と同じ。リストバンド式のロッカーキーで部屋着を保管できます。客室のタオルを持参します。喫煙者の方ならお分かりでしょうが、大概ロビーのあるフロアと同じ階に喫煙ルームが用意されているので、部屋着から私服に着替えることになるんですね。これは非常に面倒臭い。私服のまま客室で過ごすのも嫌なので、この仕様は非常にありがたいです。
アルコール類も用意されている自販機コーナーも2階にあります。京都の地ビールも。売価ほぼ適正価格です。アイスクリームの自販機もあります。
2階にはコインランドリーもあるので、大浴場でひと風呂浴びてその間洗濯、という行動も。
最近のホテルではよくありますが、客室のTVでランドリーの終了時間までの案内が表示されるので、便利です。
大浴場の混み具合もモニターで確認できます。因みに大浴場には誰もほかのゲストはおらず、独占させてもらいました。しかし何の工夫もない沸かし湯なので、湯に浸かるというありがたみはありません。
その代わり客室のバスルームは浴槽が120×70(95×64)センチと狭いです。そのくせに洗い場はあって、座椅子まであります。キレイユ床は汚れが目立つ白ではなく、黒を選択するあたり、メンテナンスのことを考慮してますね。
ダメなのは独立させたトイレ。狭いです。180センチ近い男性なら、爆撃には難儀するでしょう。menehuneは小も座る向きなので、その都度難儀してました。これなら水回りはユニットバスでもよかった気がします。
洗面台も蛇口とシンクの間の空間が足りないです。水が飛び散らないようになのでしょうか。手が洗いづらいですね。ほかの部屋はいざ知らず、〈モデレートダブル〉に関していえば、水回りの設計をユニットバスにしておけば、寝室にライティングデスクが置けたかな、という印象ですし、大浴場を擁しているのに、少し不思議です。あの狭い客室の浴槽を見ると、つくづく思いますが、シングルユースは想定していなんでしょうね。
インバウンドが望めない状況で投げ売りに近かったのでしょうか。それでも朝食付きで、1.5万。それをキャンセルして1.3万円なら、桜のこの時期、バランスでしょうか。正価はなんと、3.5万円! ですからね。
チェックアウトは自動精算機へルームキーを挿入しておしまい。フロントマンからは一言もなし。さすが、by GRANVIA。
晩酌は、先ほど部屋から覗けた小鉢料理〈たかみ〉に飛び込むことに決めました。喫煙可能です。100平米未満なので、2020年4月以降も原則OKなはずです。
地元民のためのお店なので、あまり出しゃばらないようにしましょう。
典型的なおばんざいのお店で、カウンター上の料理を小鉢でいただきます。もやしのナムルに、ニシンとなすの炊いたん。
豚キムチ和えと、玉ねぎとツナのマヨ和え。いずれも300-400円程度でいただけます。
温めが要るならレンチンしてくれます。はずれなく、みな美味しいです。
夕方5時から夜10時までの健全営業。土日はお休みです。サクッと飲んで、明日の旅、仕事に備えましょう。
事程左様に、ホテル周辺の夕飯は困りません。問題は朝食です。ホテルの朝食を放棄したいま、京都八条口で朝6時、7時台から開いているお店はほぼありません。なか卯やマック、コンビニ食でいいなら話は別ですけれど。しかも世の中の情勢もあり、普段は開けているお店が臨時休業という場合もあります。しっかり食べたいなら、事前の情報収集は大事ですね。