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カセットテープコンバーターで過去のラジオ音源をPCに取り込んでみた。


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カセットテープコンバーター

昔のラジオ放送音源をデジタル化、さらにYoutubeコンテンツ化までできないかなと思い、カセットプレーヤーを探していたのですが、本格的なカセットデッキはプレミア価格が付いているし、そもそもそこまでお金をかけるものでもないと。そこでモノラルヘッドだけれど、手軽にデジタル化できるカセット to MP3コンバーターを入手してデジタル音源化してみました。その顛末をまとめておきますね。

 

カセットテープコンバーターを手に入れました。

カセットテープコンバーター今回はとにかく安く、ということで、送料込みで千円しない新古品がネット上で販売されていたので飛びついてみました。安物買いの銭失いにならないように。因みにこの外観のプレーヤー(コンバーター)の市場価格は3,500円程度でしょうか。


気になる信頼性。プレーヤーとしてちゃんと動くのか?

カセットテープコンバーターこのカセットテープコンバーターですが、同じデザイン・仕様のものが、様々なブランドで販売されているため外観で判別できるはずですが、販売ページにその旨の記載がない業者も多いため念のため書いておきますが、この品物は2トラック1ch(モノラル)再生ヘッドですので、PC側のキャプチャ設定をステレオにしていてもモノラルでしか録音できません。もしあなたが昔のカセットテープをデジタル音源化したいと思ったとき、コンバーターの仕様を確認しましょう。ステレオ音源のカセットをステレオでデジタル化したい方は別の機材を探してください。再生ヘッドがステレオ仕様のプレーヤー(コンバーター)は存外見つからないもので、国内メーカーのラジカセがヒットする程度です。すると価格も一気に1万円から2万円と跳ね上がってしまいます。今回のmenehuneのアクションは保有しているカセットテープの音声がすべてモノラルだったので、モノラル再生の機材でよかったのです。また今回はC-90のカセットテープを2本デジタル化したのですが、心配していたテープの巻き込みや、そもそも初期不良で再生しないのでは、という心配は杞憂に終わりました。

付属のCDから波形編集ソフト〈Audacity〉をセットアップしてキャプチャします。

カスペルスキーでAudacityの信頼性を調べます


念のためPCで使っているセキュリティソフトで〈Audacity〉の信頼度を調べてみます。問題なさそうですね。


Audacity3.3.2のGUIカセットテープコンバーターに付属するUSBケーブルとPCを接続し、〈Audacity〉を起動し、〈オーディオホスト〉〈録音デバイス〉〈録音チャンネル〉〈再生デバイス〉をそれぞれプルダウンから選択して設定します。〈オーディオホスト〉はMMEでもWindows Direct Soundでも行けそうです。〈録音デバイス〉はマイク(USB PnP Audio Device)を選択します。このオプションは、カセットテープコンバーターに付属するUSBケーブルとPCを接続しないと現出しないので注意です。〈録音チャンネル〉は上の画像では(ステレオ)としていますが、今回使用したカセットテープコンバーター本体のヘッドがモノラル仕様なので、当然(モノラル)でも構いません。〈再生デバイス〉はデフォルトのプライマリサウンドドライバーでいいでしょう。上記設定でキャプチャは成功しました。問題は書き出しの際に起こりました。

Audacityのヴァージョン確認画面MP3ファイルを生成するためのlame_enc.dll が必要なのでダウンロードしてくださいというメッセージが出ました。しかしダウンロード先にはWindows/Mac用のファイルはありません。「いろいろあって現在はビルトインされてるよ」と説明されています。そこでいま使っている〈Audacity〉のヴァージョンを調べてみると、2.1.3でした。一方、2023年5月現在の〈Audacity〉最新ヴァージョンは3.3.2でした。いかにコンバーター本体に同梱されていたCDのヴァージョンが古いか、ということなのですが、もし同じような境遇の方がおられたら、最初から公式の最新ヴァージョンをDLするべきでしょう。

Audacity3.3.2のGUIいったん〈Audacity〉のヴァージョン2.1.3をアンインストールしてから、最新の3.3.2をDLしてインストールします。すると、素直にMP3形式で保存することができました。

Audacityの環境設定画面ちなみに、キャプチャしながら取り込んでいるPCのスピーカーからキャプチャ音源をモニターしたい場合は、〈Audacity〉の環境設定画面の〈録音〉を開き、〈入力をソフトウェア・プレイスルー〉にチェックを入れると、聴けるようになります。
ここまではカセットテープコンバーターで再生した音源を〈Audacity〉でキャプチャする流れをお伝えしました。ではほかの波形編集ソフトではキャプチャできるのでしょうか?そこで試してみました。

波形編集ソフト〈Adobe Audtion〉を使ってキャプチャしてみます。

Adobe Auditionの設定画面
カセットテープコンバーターに付属するUSBケーブルとPCを接続し、〈Adobe Audition〉を起動すると、「OSに接続されているオーディオデバイスの一覧が変更されました。環境設定を開きますか?」と訊いてきます。

Adobe Auditionの環境設定画面〈デフォルト入力〉欄に、マイク(USB PnP Audio Device)が現出するので、こちらを選択します。

Adobe Auditionのマルチトラックエディター

〈Adobe Audition〉の場合、マルチトラックエディターでも、オーディオファイルエディターでも録音ができますが、両者の大きな違いは、オーディオファイルエディタでキャプチャした場合、PC側のモニター(スピーカー)で録音中の音声を聴けない点でしょうか。これは〈Adobe Audition〉の仕様と思われます。一方、マルチトラックエディタの場合、録音ボタン〈R〉をアクティブにして、かつ一番右のモニターボタン〈I〉をアクティブにすれば、録音中の音声をモニターすることができます。キャプチャした後のカット編集、書き出しはもちろん、〈Audacity〉〈Adobe Audition〉いずれでも可能です。


まとめ的なことを書いておくと、カセットテープコンバーターの類を販売している通販サイトではほとんど触れられていないことですが、カセット再生ヘッドがステレオなのかどうかが大きな分岐点ではないかと思います。ソースがステレオ音源なのに再生デッキが対応していないのではお話にならない、という向きもおられるでしょう。

また時間を金で買う、という判断。つまり、ダビング業者にカセットテープをCD化してもらう選択肢もあるでしょう。以上、カセット to MP3コンバーターを入手してデジタル音源化してみたお話でした。

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