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京都と滋賀を巡る旅レポ〈彦根城・多賀大社・五山の送り火〉 2011年8月16日(火)


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京都と滋賀を巡る旅レポ四日目です。彦根城へ向かう途中で眼に留まった自衛官募集ポスターです。京都はこういった公官庁のポスターがイラストというパターンが多い印象ですね。入隊はしたくないが、欲しいと思ってしまいました。誰が描いているのでしょう。

f:id:sepyas:20210807150405j:plain京都駅からJRを乗り継ぎ、琵琶湖線彦根駅下車。琵琶湖に向かい彦根城を目指します。彦根城の中堀から「二の丸佐和口多聞櫓・にのまるさわぐちたもんやぐら」へ進んでいきます。

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素人目にもその保存状態のよさに目を奪われる。交互に並ぶ四角形と三角形の「狭間(ざま)」が設けられ、城の防御を高めています。

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櫓の裏側は石積みの階段があり、城が実用的な戦いの道具であることを改めて感じます。

 

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チケットを買い入城すると、急で長い彦根城址へ続く長い石段が続きます。これはきつい。

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天秤櫓(てんびんやぐら)にかかる橋は、いざというとき落とせるようになっているそうです。

 

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国宝・彦根城天守。天守は3階建てで3重の屋根で構築されています。靴を脱いで3階まで上がることが出来るのですが、殆ど垂直の階段というよりはしごの上り下りには細心の注意が必要です。もちろんスカート禁止です。←ウソです。

f:id:sepyas:20210807150444j:plain天守の3階からは琵琶湖の眺望が楽しめます。

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ひこにゃん発見!これから生け捕りの準備に入る(冗談です)!囲まれるといろいろ面倒ということで、写真のように柵ではないけど仕切りを設けています。MCのお兄さんのコメントにあわせて寸劇を繰り広げるひこにゃんです。

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彦根城天守から庭園である玄宮園に向かう下り坂も足元が悪いので気をつけてください。前提として彦根城を訪ねるなら足元をとられないスニーカーなどの履物がおススメです。

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彦根城の庭園、玄宮園(げんきゅうえん)です。広大な池水を中心に変化に富んだ回遊式庭園となっています。

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もと来た表門に戻る形で県道を道なりに京橋を渡り、夢京橋キャッスルロードへ足が向く設計になっています。この辺りは絵に描いたような観光地で様々な商店が軒を並べています。

 

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昼食はあゆの店「きむら」でいただきました。上品にあゆの雑炊と塩焼き。腹六分目というところ。塩焼きは焼きが足りない印象で頭からかぶりつきたいのだが、火の通りが不十分で咀嚼できない。こんなものなのかしらと思いつつ、それでも尾まで残らずたいらげました。

www.ayukimura.co.jp

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彦根駅までぶらぶら歩き。味のある、でも寂れた商店街がここにもあります。「銀座商店街」というそうです。写真手前左の近代建築は滋賀銀行・彦根支店です。

f:id:sepyas:20210807150538j:plain銀座商店街が終わる交差点、彦根市銀座町の交差点にある可愛らしい近代建築は滋賀中央信用金庫銀座支店。国の登録有形文化財です。

 

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銀座町の交差点を左折し、県道206号を彦根駅に向かって進みます。途中、滋賀中央信用金庫の建物を振り返ると、都市計画の一環なのか、もともとあった長屋の正面の意匠を近代的に改装した物件が並んでいます。色も統一されているようで、なんだか変な感じがします。彦根駅まで戻り、そこから今度は近江鉄道で多賀大社を目指します。

www.ohmitetudo.co.jp

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近江鉄道彦根・多賀大社線の多賀大社前駅で下車。さほど広くない駅前ロータリーには多賀大社の大きな鳥居が経っています。彦根でいただいた鮎雑炊ではやはり物足りなく、小腹がすきました。国道306号線に出て蕎麦屋を目指します。

f:id:sepyas:20210807150559j:plain途中にあった多賀大社御神田。由緒の正しさを感じますね。

 

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多賀大社から少し歩く距離にある「そば吉」へ到着。お盆とはいえ平日の14時台でも25席ほどの店内はほぼ満席です。とても待たされましたが味はいいです。

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お腹を満たして多賀大社の参拝です。鳥居をくぐった先にある太鼓橋は勾配が急なので足元がおぼつかない方は回避しいた方がいいですね。足をくじきかねませんよ。

 

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多賀大社の境内は整然としており厳かさが増して見えます。

www.tagataisya.or.jp

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多賀大社の参拝を終え、多賀大社前駅へ戻る途中、登録有形文化財指定の料理旅館「かぎ楼」は夏季休業の模様。この多賀大社前駅から大社へ繋がる道も古い町並みがところどころ残りいい雰囲気です。さあ京都へ戻ります。今日8月16日は五山の送り火が催されるのです。

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滞在中の京都のホテルへ戻ります。今回滞在した「ホテルアバンシェル京都」は高野川側の高層階が押さえられればこんな特典つきです。写真右端に「法」が、左端に「妙」が見えるのです。今日の晩飯は抜き。ビールだけにして送り火の開始20時に合わせて客室を抜け出します。

 

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「ホテルアバンシェル京都」のある左京区高野あたりから大文字山の「大」の送り火を見るポイントは、〈北大路通と白川疎水が交わるあたり〉と〈東大路通の高野保育園周辺からスーパー・イズミヤの裏通り〉でしょうか。あまり風情はないけども見る分には十分です。また地元のお巡りさんに訊いたところ、ホテルからは少し歩きますが高野川にかかる「御蔭橋」辺りからも良く見えるらしいです。

 

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20時15分から「法」「妙」とぞくぞく点火されます。高野橋東詰の交差点はエライ人出です。おもてでの見物はここまでにして、そそくさと部屋に引き返します。

 

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はい、この「ホテルアバンシェル京都」にこの日部屋をとる「特典」とはこういうことです。目線を北へ向ければ松ヶ崎東山と西山の「法」と「妙」が望めます。

 

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そして西に目をやれば、西賀茂船山の「船形」も眺められます。

 

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さらに南西側に金閣寺付近、大北山の「左大文字」が見えます。これら4つを眺めながらビールをいただきます。写真の出来が悪いのはご勘弁。嵯峨仙翁寺山の「鳥居形」は視界には入りませんでした。もちろんこのホテルの場合、東山側の高層階がとれれば確実に「大文字」を部屋から見ることが出来るでしょう。そしてそれは朝日が差し込む方角でもあります。

私がこのホテルに滞在するときは必ず高野川側のリクエストを出します。幸い宿泊額の多寡にかかわらずリクエストが通らなかったことはありません。糺の森から向こうを見通せるのと、沈む夕日を楽しめるから。もちろん朝陽が射し込む東山側も捨てがたいですが。1週間ほど泊まるなら、分割して両サイドの部屋をリクエストするのもいいでしょう。最初の3泊は東側、あとの3泊は西側という具合に。というわけで、五山の送り火初体験はいい感じで終えることが出来ました。
※「ホテルアバンシェル京都(旧ホリデイイン京都)」は、老朽化と再開発のため2013年1月に閉館しました。


京都と滋賀を巡る旅レポ。五日目は琵琶湖博物館と草津の街を訪ねます。

www.menehunephoto.net


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