ファミマプレミアムチキンを遅まきながら食す。脂ぎってなく、かといってパサパサでもない好印象。ちょっと塩辛いかなあ。
今日の雑記は「PB」。プライベート・ブランドです。最近はどのコンビニに行っても、自社グループ統一イメージでPB商品を陳列・販売しています。最初この動きを加速したのはセブン&アイだったでしょうか。コンビニだけじゃなく、イトーヨーカドーやらそごうやら、西武やら、ネットワーク企業が多いので、デフレ継続中の現在では効率的なんでしょう。
ローソン然り、後発組だったファミリーマートも最近少しずつ同系の商品を見かけるようになりました。
でも、私は一連の動きに違和感を感じます。そこに個性はないのかと。顔が見えなくなってはいないかと。
一様にシンプルなデザインの包装で陳列されたあれらは、私たちに中身の想像をしにくくさせていると感じるのは私だけだろうか。その商品が持つ「味」や「個性」を特にあれらのデザインはスポイルしてはいないだろうか。
既存メーカーの商品(NB:ナショナル・ブランド)の場合、私たちは経験則的にその商品が持つ特長を概ね把握しているものだ。
中身はまったく同じ製品でも、纏う衣が変われば、買うほうには躊躇が生じると私などは思う。
「このポテチ、旨いのかな」「この洗剤、香りがきつくないかな」と。
少し前ならコンビニ限定商品と称して各店舗は商品の「個性」を強調していたと思うし、いまでも私はコンビニを利用する際、そこでしか買えないような品物を選ぶことが多い。
スーパーでも購入できる既存メーカーの品物だったら、スーパーのほうが安いし、何でわざわざ高い値段のコンビニで買わなきゃいけないの、となるし、PB推進の結果、NBより値段が安くなったとしても、中身はNBメーカーが製造しているとわかっていても、顔が見えないPBには手が伸びない。記憶が邪魔をしている場合もある。
湖池屋の、あの包装のポテチじゃないと駄目、ってのはあると思う。歌舞伎揚げなんかもそうだ。
没個性のPB商品を開発するくらいなら、独自の品揃えで個性を表現するコンビニ・スーパーを私は支持するけども。