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アニメ「言の葉の庭」を観た。そして新宿御苑へ聖地巡礼。


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アニメ「言の葉の庭」を観た。そして新宿御苑聖地巡礼
ここから先、ネタバレ&設定バレが含まれますので、未見の方はご注意を。


土曜日に新海 誠監督作品「言の葉の庭」を鑑賞。
そして今日、余勢をかって新宿御苑まで聖地巡礼と。
前作、「星を追う子ども」が2時間弱の長編にして、芳しくない評価に甘んじた反省があったのか、「秒速5センチメートル」の頃の作風に戻してきました。尺も46分と短いです。

劇場ではすでに今月21日発売のBD/DVDが購入できるようになっています。※鑑賞券の提示が必要。
さらに、チケットが1,000円とお安い。
これには事情があって、同時上映される短編アニメ「だれかのまなざし」が「Advertising」だからです。
スポンサーは野村不動産はん。
新海監督は過去にも企業広告のアニメーションを手がけてきましたが、その流れを汲むものです。
だからと言って退屈かというとそんなことはなく、私などはボロボロ泣いていました。
流石にエンドクレジットで、これが広告だと知らされ、若干萎えましたが。
「まなざし」が誰のものか、とか、ヒトの身勝手さが鼻についたりはしましたが、今回BDの特典にこれが収録されないのはもったいない。

言の葉の庭」本編にも、協賛企業名、商品名が実名で結構出てきます。しかし、サントリーはんは流石に舞台設定、新宿御苑の事情を察してか、協賛クレジットには表記されていません。
ご丁寧にエンドクレジットで同所の事情を勘案した注意書きまで。

そして、ストーリーですが、「雲のむこう、約束の場所」や「秒速5センチメートル」の頃と、テーマはほぼ同じと言えます。それは男女の恋のすれ違いなのですが、過去作と比して、悲しい終わり方ではありません。将来への希望が垣間見える見せ方をしています。ここが大きな違いかもしれません。3.11を体験したいまだから、こういう終わらせ方をしたと感じるのは穿った見方でしょうか。

背景に関していえば、新海アニメはその美しさに定評がありましたが、今作に関して言えば、デジタル処理の多用により、その魅力がスポイルされているように思えました。たとえばそれは「雨」の描写だったり、「列車」や「缶ビール」だったりなのですが、トレース&デジタル処理をし過ぎな気がします。手書きの魅力が喪失しているというか。
色彩設計は相変わらず素敵なので、もったいない気がしました。正直、綺麗過ぎて萎える感じです。
それと、同じシーンの繰り返しが多用、流用されている点。短編なだけに目に付きました。はっとする背景は一度だけ見せるから魅力的に映るのではないでしょうか。

そしてED曲の「Rain」です。
言わずと知れた(でもないか)大江千里はんの名曲。1988年、アルバム「1234」に収録されたそれ。
現在、人気の方がカバーして今回使われていますが、その方のこと、まったく知りません。
今作は、この「Rain」ありきで企画が進行したのではないか、と思えるほど、その歌詞にストーリーは忠実です。
秒速5センチメートル」のEDで山崎まさよしはんの「 One More Time, One More Chance .」のミュージック・クリップになっちゃった感の再現をやってくれてます。この辺も先祖がえりです。
この行為の是非に賛否はあるのかとは思いますが、監督はこの曲のPVが撮りたかった、描きたかったんだろうな、とは思います。
もっと言ってしまうと、京アニ山田尚子はんはこんな演出をもっとやればいいのではないか、と思います。
演出のパクリとか、関係ないと思います。
曲ありきで始まるアニメ。もっとあっていいと思います。


そして、今日、新宿御苑の模様です。
すでに巡礼者が散見されてます。
特段の断りが無い限り、機材はSONY A99とMinolta 24-105


実はここ、喫煙所も兼ねてます。灰皿込みでアニメではでてきませんが。


もみじの向こうに藤棚が見えます。主人公たちが逢瀬を重ねるシーンです。


池の対岸に見えるのはかつての御涼亭です。台湾から寄贈されたものだそうで、そんな意匠が印象的です。


水面に届きそうに低く枝を垂れたもみじです。作中はこれの多様が目に付きました。


主人公の手がける靴のモチーフともなっているもみじ。眩しいです。


苑内から新宿方面を。新海はんは前作よりも都会のエピソードを得意とするヒトだということが今回鑑賞して感じたこと。
それと、主人公は雨が好きって言ってたけど、私は嫌い。自然の恵みとかは別にして、雨は屋内からその様子を眺めて物思いに耽るもの。決してその中に身を置くものではない。要は雨の中、傘をさして(ささなくてもいいけど)移動するのが嫌い。

最後に、本作で気づいた点を。
お互いの正体を知った主人公ふたりがラスト近くで豪雨に見舞われるシーンがあります。あれはSEXの暗喩ですね。
そして次のシーンでは、二人は彼女のマンションに移動していて、食事を共にし、コーヒーを飲む。
ここから物語が一気に収束していくのですが、その前段階で演出上やってみせた(下品ですまん)と私は読みました。

公開館数多くないけど、オススメです。


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