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BEFORE MIDNIGHT (ビフォア・ミッドナイト)を観た。


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映画 BEFORE MIDNIGHT (ビフォア・ミッドナイト)を観た。

ネタバレを含みますので未見の方はご注意を。



公開当時、前2作は鑑賞したが、細かいところは忘れてしまった。改めて予習しておくに越したことは無いが、おぼろげな記憶でも十分堪能できる。
リチャード・リンクレイター監督が共に手がけた「BIFORE SUNRISE 恋人までの距離(ディスタンス)」「BIFORE SUNSET(ビフォア・サンセット)」に続く三作目である。主演も第一作から変わらずイーサン・ホークジュリー・デルピーである。1作目公開から19年である。役者も制作者も観ている私も同じく歳を重ねているので、本作で繰り広げられる会話劇は聴きたくもない辛辣で重い要素が含まれている。しかも未だ独身で、もちろん子供もいない身としては、安堵の感と嫉妬の入り混じった複雑な思いに駆られるのである。
しかも殆どの会話シーンがこれでもか、という程の長回しなのである。以前のエントリで「ゼロ・グラビティ」の長回しはホントの意味での長回しではないと書いたが、本作は正真正銘。
空港から滞在先の避暑地に向かう車内の会話を撮影したフロントグラス越しのショットは圧巻です。
アレってホントに運転しながらの撮影だったら驚き物ですよ。
ホテルへ向かう、ぶらぶら歩きながらの長回しも、会話の内容がやけに口汚い下ネタ展開からシリアス展開と、ふり幅がハンパないため、結構観ていて緊張するのです。

ただ、劇中語られる主人公ふたりの葛藤や自己犠牲、おばあさんの先立たれた連れ合いに対する想いや、子供に対する考え方はそれほど目新しいわけではなく、日本なら是枝裕和監督などが今まで描いてきたテーマに通じる部分が多々あったように思う。
そういう意味では前2作に無かった食卓を囲む老若カップル、一部未亡人の会話劇は新鮮。デジタル・デバイスが無かった往時のカップルの強い結びつきと、現代のカップルの淡白さの対比が上手いと思った。
フード理論的なご飯美味しそう! も成立している。

それにしてもこの主人公ふたり、結局「セックス大好き」な(バ)カップルなんですね。そこがこのシリーズの肝、というか、日本人には若干馴染めない部分なんじゃないか、と思う。
私の知識不足かもしれないけど、多くの日本人女性はああまで自分の性欲を表に出さないし、そもそももっと淡白なんじゃないかと。理性や感情が上回ってしまう、というか。
。。。私がそこまでの関係を特定の女性と築いたことが無いだけなのかもしれません!

片やとても共感できたのは、主人公ふたりが何だかんだいっても、お互いを独占したいという気持ちを抱きながら四十路を迎えているという幸福感だと思う。これはお互い何も背負うものが無かった二十歳そこそこから積み上げてきたツンデレカップルだけが抱ける心情なのかな、と。

タイトルに関していえば、前2作ほど期限が決められているというものでもない。むしろ条件としてはビフォア・サンライズでも十分成立するのだが、天辺(=24時)までに仲直りして、後は朝までファックン・ロールという意味なら、ああなるほどね、と相成るわけです。

記憶が無いんだけど、前2作であらわにならなかった(と思う。違ってたらごめん)ジュリー・デルピーのドーヌーも拝めます。熟女のそれ(しかも延々と拝めます)、キタコレ状態です!

それと、何気なく劇中で張られた伏線、ひょっとしてあと30年後くらいに。。。
そんな興味も込みで、オススメデスよ。

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