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映画「マジカル・ガール」を観た。


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映画「マジカル・ガール」を観た。

ネタバレ的記述あります。

町山智浩はんが推す映画がすべてmenehuneも面白いと思えるタイトル、ということなど、やはり無いわけで、しかし、TBSラジオではネタバレ自重で、全く本編中身に触れなかったんだよね、町山はん。
よって、公式もろくずっぽ見ないで、体当たり鑑賞。
幸い109川崎が大手では回してくれているので助かる。

私的には中盤がかなり停滞するというか、登場人物のここまでの成り立ちを違う側面から描写して、途中から同じ時間軸であることを示し、さらにそこから二つの時間軸の人物をようやく交差させ、同じ画面でストーリーを展開させるという、回りくどい手法で展開するため、大方の観客は面食らうこと必至だろう。

拍子抜けしたのは主人公の娘、アリシアのヲタク度描写がぬるいのと、ほとんど劇中で活躍しない点。
公式で解説されている「アリシアは日本のアニメ『魔法少女ユキコ』の大ファン」という件にホイホイと乗っかっていくと騙される。
そもそも、このアリシアちゃん、物語設定のせいもあって、余り可愛くないのである。
オオッ!と感じたのは、作品冒頭で教師とやり取りするバルバラのデカパイ加減なのだが、その脱ぎっぷりと併せ、本作では気を抜かないでおきたい点。あっさり、冒頭の、授業中回し読みしていた「メモ」を見せろ見せない、というやり取りを忘れていると、終盤の展開について来れなくなるかも。

多分、本作の鍵となる人物、ダミアンの出自を気にしながら、もう一回鑑賞すると、面白さ倍増、眠気は半減、となるのかもしれない。
彼が終盤見せる、あるマジックは愛のなせる業なのか、愛が名前を変えた狂気ゆえのものなのか。
そしてバルバラを埋め尽くす包帯が涙で徐々に滲んでいくのは愛ゆえなのか、復讐された故の悔しさなのか。

特に自分の場合、午前中に「僕だけがいない街」を鑑賞し、正午過ぎから本作の鑑賞という強行軍のせいもあったのかもしれない。
監督はわかっているのか、途中途中で、うまいSEの入れ方をするので、「はっ」とすること何度もあり。

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