神田の「丸石ビルディング」の意匠をカメラに収めるため、少し攻めてみた。
少し前のエントリで、神田の「丸石ビルディング」を少し攻めてみるかな、と書いた。
これはその気持ちの続き。
内部の公開は学術的な側面を含め、やってくれそうもないので、少し考えました。他の方の記事にもあるが、丸石ビルディング(旧太洋商会ビルディング)は中央通りと中央区と千代田区の区境、旧龍閑川(りゅうかんがわ)に対して、それぞれオフセットして竣工しています。中央通りに対しては、丸石ビル別館(ペントハウスの意匠合わせが悲しい)が。
これが建っている為に、中央通り側のアーチがその存在感を誇示できずにいる。
旧龍閑川沿いの部分も同様。オフセットしていた箇所に、後年立てられた薄っぺらい建物が丸石ビルに寄り添うように(皮肉だよ)建っています。
旧龍閑川沿いの部分も、1階部分のアーチが竣工時はあって、川に面するところと中央通り側は公開空地のようだったのではないかと思う。
同じく旧龍閑川沿い。もったいないけど、現代のオフィスビルの仕様を満たすため、追加で張り巡らされたパイプ類が非常に目立ちます。人目につかない場所ですし、仕方がないでしょう。
そして冒頭に戻り、少し攻めてみました。野村不動産が展開するGEMSシリーズは、東京都内を中心に展開する飲食店雑居ビル、と書くと怒られそうだが、リース店舗の進化版なのかしら。
ここのお店でランチをいただく。〈肉の匠将泰庵・新日本橋店〉の「黒毛和牛飲めるハンバーグ御膳<ポン酢>」300gで奮発。噛まずに飲めるほど、肉が柔らかいという趣旨は理解できて美味しいけれど、お米が美味しくない。少し臭みがありべチャッとしています。それはいいのだ(良くはないけど)。目的は「丸石ビルディング」を攻めることなので。
それでは攻めてみましょう。〈肉の匠将泰庵・新日本橋店〉にはテラスがあります。「丸石ビルディング」の屋上には、階段状の造作がなされているようで、何らかのイベント用に供されていたのかもしれません。
どうですか。グラウンドレベルでは判らなかった、「丸石ビルディング」の意匠が明らかになります。
タイルの色味も異なりますね。「丸石ビルディング」のビル屋上を撮影した画は珍しいと思う。自画自賛。
隣のビルの店内と共用部からこんな画が撮影できます。今日はテラスに出る手前のガラス越しの撮影でしたけど、なんなら、〈肉の匠将泰庵・新日本橋店〉のテラス席を予約しておけば、これ以上の環境を手に入れられると思います。実際、menehuneもトライするつもり。