menehune旅写真プラス

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鎌倉駅前〈川古江家〉で肉そばを食すも。


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稲村ケ崎温泉の帰り、ランチで鎌倉をさまようつもりが、駅前のそばの看板が目に留まった。
〈川古江家〉というらしい。看板にあるのが「つけ肉製蕎麦」(と書いて、つけにくせいめん)と読ませるらしい。


お気づきの通り、〈港屋〉のコピーである。出向こうと思えば同店の行列に並ぶのはやぶさかではないのだが、どうも都内に足が向かないのだ。
というわけで、トライしてみた。結果、惨敗。
まず、蕎麦自体が普通の蕎麦屋のそれなのであり、太さ、コシ、そば粉含有率など、〈港屋〉のあの噛み応えには到底及ばない。冷水で締めた感もない。
ラー油をミックスしたそばつゆなのだが、まず器がいけない。〈港屋〉のそれは、内面が白の陶器を採用しているので、ラー油の赤みが引き立つのに対して、こちらの器は茶色なため、ラー油の赤が埋没してしまう。視覚的な仕掛けがないのだ。かつ温い。冷たくないのだ。
豚バラ肉も、彼の店には及ばない。蕎麦湯も提供されない。

ということで、〈港屋〉へ行くことをお勧めする。


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