α7にアダプターをかまして、旧ミノルタのレンズ群が使えるということをいまさらながら目にしたので、横浜市内の中古店で衝動買いをしてしまったことから始まったこのお話。入手編の最終回です。「山崎光学」さんから紹介された工房へレンズを送って、現物を手にしながら電話で相談しました。レンズ清掃を終えた〈MD ROKKOR 45mm F2〉は、ピント・絞りリングも快適なので現状のまま手をつけず、〈New MD 24mm F2.8〉はヘリコイドのグリス入れ替え、〈MC TELE ROKKOR-PF 100mm F2.5〉もヘリコイドのグリス入れ替えと、絞りの粘り清掃を行うことにしました。
1週間強で宅配便でレンズが戻ってきました。振込先の記載された納品書には見積もりどおりの金額が記載されていました。あがったら電話するということだったが、宅配便でレンズが送られて作業終了。打ち合わせどおりの内容と金額で収まったから、という理解をしました。 ネットで検索しても、工房の名前はヒットしなかったので、ここでも書きませんが、今回の二段階方式の分解清掃、丸く収まった印象です。中古レンズの購入から、レンズ清掃、分解清掃でかかった費用を記しておきます。参考になさってください。
〈MINOLTA New MD 24mm F2.8〉 中古購入価格10,000円
・ヘリコイド重くグリス入れ替え 6,000円 ・曇り少ないのでレンズ清掃行わず。
〈MINOLTA MD ROKKOR 45mm F2〉 中古購入価格10,000円
・曇り多い。レンズ清掃10,000円
〈MINOLTA MC TELE ROKKOR-PF 100mm F2.5〉 中古購入価格8,000円
・曇り多い。レンズ清掃10,000円 ・絞りの粘り清掃、ヘリコイド重くグリス入れ替え 8,000円
さあ、これでやっと撮影する環境が整いました。「餅は餅屋」とはよく言ったもので、あれこれ自分で悩むよりも、専門家に聞いてみることが結局最速かつ最安でオーバーホールへの近道でした。SONYの〈α7III〉で撮影した作例は改めてご紹介します。