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アカデミー賞の予想番組で流れてきた、聴きなれない言葉 ”Nominiee(ノミニー)” について。


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今日、日本時間、2021年4月26日は米国アカデミー賞の発表が行われた。事前に日本のメディアでも各部門の受賞予想が行われていたわけなのだが、それらの中のあるラジオ番組を聴いていて、聞きなれない単語を聴いた。今日はそんな単語”Nominiee(ノミニー)” についてです。

実はその単語は、ある映画の予告編として提供されたものをYouTubeで見たときに感じた違和感だった。その映画のタイトルは『MINAMATA(原題)』。ジョニー・デップ主演で、全米では2020年公開。同国の映画評価サイト〈Rotten Tomatoes(ロッテン・トマト)〉での評価も悪くない。日本では2021年秋に公開予定となっています。
日本人なら言葉として知ってはいても、その真実はあまり知られていない公害「水俣病」を世界に知らしめた実在のフォトグラファーをジョニー・デップが演じ、日本側キャラクターとして、真田広之、國村 隼、美波、加瀬 亮、浅野忠信、岩瀬晶子が参加し、音楽は坂本龍一が担当。日本受けを意識した陣容となっています。

、、、と、話がそれましたが、この作品のトレーラーをネットで拝見していて感じた違和感の元となった単語。それは、”Nominee(ノミニー)”です。”Academy Award Nominiee JOHNNY DEPP” というクレジットの字幕は「アカデミー賞ノミネート ジョニー・デップ」とされ、”Asian Film Award Nominiee JUN KUNIMURA”や、”Four Times Asian Film Award Nominiee RYO KASE” とクレジットは続きます。

この「ノミニー」という単語、menehune の認識が正しければ、2021年、今年初めて日本メディアで使われ出したんじゃないでしょうか? というのは大袈裟かもそれませんが、私たちが賞レースでよく耳にする言葉は、”Nominate(ノミネート)” ですよね。「指名する・ノミネートする」とそのまま使われています。この指名をする人のことを、”Nominator(ノミネーター)”と言いますよね。封筒をハサミで切って、もったいぶる人のことです。
そしてこれが”Nominiee”となると、その人自身を指す単語となります。「候補者・指名された者」です。これと似た構造の単語に”Employ(エンプロイ)”=「雇用する」という単語があります。これに”ER”が付くと、”Employer”「雇用者・雇用する者・雇い主」となります。それでは、「ノミネート」同様、雇われる側はどうなるでしょう。「従業員・雇用される者」は”Employee(エンプロイー)” ですよね。

menehuneの記憶通りなら、この手の下馬評番組では、「ノミネート候補」とか、「ノミネートされた作品」と口述されていたはずなのですが、たまたま聴いた番組でこの「ノミニー」という単語を連発していたのがメラニーはんという方だったからかもしれません。メラニーさんは、TBSラジオのリスナーならご存じ、ジェーン・スーはんの高校時代からの友人にして、映画配給会社に勤める給与所得者にして、独自のメソッドによる米国アカデミー賞予想を独自に展開され、そのメソッドを出版したことでも知られています。メラニーはんのような業界関係者では使われる単語だったものが、たまたま今回のラジオで話された、ということなのでしょうが、言葉の意味合いとしてはここまで書いてきたようなことです。
そしてこの、「ノミニー」という言葉が今後公に使われるようになるかというと、それはないでしょう。


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