2012年8月10日(金) 伊東「東海館」で温泉。
このまま放って置くと、ろくでもない夏休みになりそうなので、伊東へぶらりとやってきた。
伊東線というか、伊豆急行というか、車内には例のアニメの広告が。
なんだかセンスが感じられませんね。私はこの意匠にむしろ悪意を感じますが。
コロニアルって言うのかな。伊東駅舎はそんなリゾートっぽい造り。
古き良き、今は廃れた観光地として、しかしそれは魅力と思えなくもない。
商店街。地元と観光客両方に対応している。
土産はご多分に漏れず魚介類の干物が中心となる。
冒頭書いたアニメのように、ここ伊東も味のある光景がここかしこに見られます。
松川沿いの魅力的な建物が、木造三階建の旅館「東海館」と「いな葉」。
現在「東海館」は文化施設として、「いな葉」はホステルとして機能している。
全般廃れた温泉街はときが止まったように感じるものだが、この通りはそれとは異なる印象。
それはもちろん、施設が機能しているからなのだが。
手前が「いな葉」、奥が「東海館」。圧倒されるとはこういう気分か。
「いな葉」は現在ホステルとして機能している。公式サイトはこちら。
日本を訪れるバックパッカー向けに格安の宿を提供している。
「東海館」は館内見学だけだと200円。土日のみ営業する日帰り温泉は見学料込みで500円。
1928年(昭和3年)創業。増改築を繰り返し1997年(平成9年)に廃業。以後、保存改修工事を経て今に至る。
偶然にも伊東を訪れた8月10日は「第66回伊東按針祭」がおこなわれていたため、平日の金曜日でも入浴できた。
「安針祭」は徳川家康の外交顧問・三浦按針(英国人:ウィリアム・アダムス)が伊東の松川河口で日本最初の洋式帆船を建築したことを記念したお祭り。
大浴場のお湯はいい具合だが、脱衣所がそれほど広くなく、腰掛やドリンク類の提供はない。ハンドタオルは150円で購入できるが、バスタオルの用意はない。脱衣所自体の風通しは良いのだが、冷房はなく、猛烈に噴き出す汗の対処に困るのだ。面倒でも特に夏場に訪れるならバスタオルとペットボトルのドリンク類を持参したほうが良い。
火照った身体を喫茶室(冷房が効いている)の宇治金時で冷ます。温泉入った効果が飛んで消えてしまうようでもったいないけど。
かつての客室は見学できる。
3階の大広間。120畳だそうだ。
風が通って気持ちいい。
照明の意匠がイイデスネ。
望楼はさらに風が抜けて気持ちがいい。
日本の温泉街には同じような木造建築が残っているのだろうか。調べてみよう。
古い温泉宿の向いにうなぎ屋がある。「まとい」。
うな重特は3,500円。1.5身の蒲焼が乗っかっている。
有名な店らしいが、私的にはタレが蒲焼に馴染んでいない印象。 タレを追加してもらえばよかったのだが、それだけのことなのだろうか。
今回のプランを練っていた際、ネット上でも見かけた赤沢日帰り温泉。ここは気になりますね。
もう少し下調べをして行ってみたいと思う。
2012年8月10日(金) 伊東「東海館」で温泉。
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