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静岡県伊東市の3階建て温泉旅館「東海館」で建築美に浸り温泉に浸かる。


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JR伊東駅舎何処にもいかない夏休みというのも歌の歌詞ならいいけれど、実際はむなしいだけなので、静岡県伊東市の指定有形文化財で木造3階建ての温泉旅館として名をはせた「東海館」を見学し、温泉に浸かりに行こうと企てました。JR熱海駅から伊豆半島の海岸線を巡りJR伊東駅までを結ぶJR伊東線または、伊豆急行線でも行き来できます。コロニアル様式の伊東駅舎は、いかにもリゾート地を意識した意匠です。

伊東駅前の観光看板「花と海といで湯の街」。伊東温泉は古き良き、今は廃れた観光地として却って魅力的いえるでしょう。

伊東市の「湯の花通り商店街」伊東市の「湯の花通り商店街」は地元と観光客の両方に対応しています。土産はご多分に漏れず魚介類の干物が中心となっています。

伊東観光番のある交差点伊東市も味のある光景・建物がここかしこに見られます。中央奥に見える白い建物は1958年に竣工した「旧伊東警察署松原交番」で2006年に静岡県から下田市へ譲渡され、観光案内所「伊東観光番」として機能しているそうです。降板建築としては県内の存在する最古のものです。また、手前の趣のある建物「ヤオマツ」さんは果物店として営業されていましたが、2017年には廃業されたようです。現在はコミュニティサロン「シルバー交流サロンふじのゆめ」となっています。

 

木造三階建の旧旅館「東海館」と「いな葉」伊豆大川沿いの魅力的な建物が、木造三階建の旅館「東海館」と「いな葉」。現在「東海館」は文化施設として、「いな葉」はホステル〈ケイズハウス伊東温泉〉として機能しています。

伊東市松川通りに並び立つ東海館といな葉全般廃れた温泉街はときが止まったように感じるものだが、この通り(松原通り)はそれとは異なる印象。

伊東市松川通りに並び立つ東海館といな葉それはもちろん、施設が機能しているからです。伊東市松川通りに並び立つ手前が「いな葉」、奥が「東海館」。圧倒されるとはこういうとき使うのですね。

旅館「いな葉」は現在ホステル〈ケイズハウス伊東温泉〉として活用されています。主に日本を訪れるバックパッカー向けに格安の宿を提供しています。2021年現在。国内に
13の拠点を提供していますが、国の登録有形文化財がホステルとして機能しているのは唯一の例だそうです。

kshouse.jp

 

伊東市「東海館」外観静岡県伊東市の木造3階建て旅館「東海館」は1928年(昭和3年)創業。増改築を繰り返し1997年(平成9年)に廃業。建物は伊東市に寄贈されました。以後、保存改修工事を経て今日に至ります。何かからくりがあるんだろうけれど、「東海館」は登録有形文化財ではありません。

伊東温泉「東海館」外観1999年から2001年にかけて保存修復工事が行われたので、外観はきれいに化粧されていますね。現在は伊東市指定文化財として内部が公開されています。館内見学だけだと大人200円。土日祝のみ営業する日帰り温泉は見学料込みで500円です。残念ですが2021年7月現在、コロナ禍で温泉は休業中です。

f:id:sepyas:20210717093435j:plain偶然にも伊東を訪れた8月10日は「第66回伊東按針祭」がおこなわれていたため、平日の金曜日でも入浴できました。「安針祭」は徳川家康の外交顧問・三浦按針(英国人:ウィリアム・アダムス)が伊東の松川河口で日本最初の洋式帆船を建築したことを記念したお祭りです。

「東海館」の大浴場は床から壁まで総タイル張りでここも改修されたのだろう、きれいな状態を保っています。お湯の浸かり具合もいい具合で気持ちがいいのですが、脱衣所は広くなく、腰掛やドリンク類の提供を含めた休憩場所はありません。ハンドタオルは150円で購入できますがバスタオルの用意はありません。脱衣所の風通しは良いのですが冷房はなく、猛烈に噴き出す汗の対処に困ります。面倒でも特に夏場に訪れるならバスタオルとペットボトルのドリンク類を持参すべきでしょう。それから「東海館」の浴場は大浴場と小浴場の2か所に分かれており、午前と午後で男女湯が入れ替わるのですが、小浴場は浴槽が狭すぎて悲しくなるので狙うなら大浴場です。

東海館の喫茶室「東海館」のいい湯に浸かって火照った身体を喫茶室の宇治金時で冷まします。休憩処代わりとして機能している喫茶室はクーラーが効いていて涼しいですよ。

伊東市「東海館」の客室温泉旅館「東海館」のかつての客室は見学できます。さすがに湯冷ましを見学ルートの和室で寝っ転がってなんて言うのは憚れるのでやりませんが。

温泉旅館「東海館」の大広間温泉旅館「東海館」3階の大広間は120畳。

温泉旅館「東海館」の大広間窓が開放されており風が通って気持ちいいです。ここなら寝っ転がってもお咎めなさそうだけれど。

「東海館」大広間の凝った照明器具大広間の照明も凝った意匠が素敵です。

「東海館」の階段東海館内部の階段。館内の見学はその建築美に浸れる上質な時間となるでしょう。

温泉旅館「東海館」の望楼望楼はさらに風が抜けて気持ちがいいです。ここも寝っ転がるにはよさそう。寝っ転がることしか考えていないみたいですが。

「東海館」外観日本の温泉街には同じような木造建築がいくつか残っているようで、そうした施設を巡るのもいいでしょうね。

伊東市のうなぎ屋〈まとい〉のうな重「東海館」の向いにうなぎ屋さん「まとい」。うな重特は3,500円。1.5身の蒲焼が乗っています。

伊東市のうなぎや〈まとい〉外観「まとい」は有名なお店らしいが、私的にはタレが蒲焼に馴染んでいない印象を持ちました。 タレを追加してもらえばよかったのだが、それだけのことなのだろうか。というわけで伊東温泉の「東海館」を訪ねた際の模様をお送りしました。コロナ騒動が明けたらまた湯に浸かりに行きたいものです。

itospa.com

 

【2012年8月初出、2021年7月追記】


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