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映画「けいおん!」に思う。そして締め。


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映画「けいおん!」に思う。そして締め。

製作サイドは新たにサントラを売るための術として、そっちのほうへ舵を切った。それ以上でも以下でもない。
結果、映画は新たに聴くサントラだらけとなった。
言い換えればサントラの音に合わせるカット割りや演出が目だったとも言える。

「Unmei wa Endless」も同様だ。
曲を売ることが前提にあり、劇中の作画・演出はそれを埋めるための者、として機能していた。

TV版の「けいおん!!」24話 卒業式!における、サントラ「セピア色の日記」に乗せた数々の名演出ののち、部室でのやり取りははじめBGMなしで展開されるのだが、ここから次のサントラ「雲上茶屋」までのこの繋ぎは、明確に次のサントラに乗せるカットを盛り上げるための意図が感じられる。

劇場版製作に際し、もう少し旧知のFANをほっこりさせ、ニヤニヤさせることを考慮に加えていたら、過去発売された3枚のTVアニメ・サントラからの代表曲を劇中でも採用したのだろうが、ほんのごく一部を除き実現はなかった。

繰り返すけど、製作委員会はそっちのほうへ舵を切った、という、ただそれだけのこと。
ただそれだけのことなのだが、受け取るほうはそんなの認められない、となることだってある。
おそらく「けいおん!」ファンの多数を占める保守的な方で、同様の感想を抱いた方は多いのではなかろうか。

ミュージック・クリップ的な演出は、どうしたって曲に合わせてコンテを切り、策を練る。
片や、曲が乗らないシーンでの見せ方をどう練ってみせるか。
TVアニメ「けいおん!」は前者に舵を切った作品として私の記憶に残った名作である。
ただ、劇場版は恐らく監督の嗜好なのだろうか、その傾向が顕著すぎてしまったため、少なからず違和感を感じたものとなったのではないかと思う。

一つだけ例を挙げよう。
教室ライブが終わり、少し冷たい光に包まれ、唯たち3年生が紬の作ってきた「あの曲」のメロディ(のようなもの)を皆で回し聴きして感動ってシーン。あそこはサントラを充ててはだめ。
もちろん当該サントラ「Far distant past」そのものが悪いわけではない。
多分「見せ方」のやり方として。

まず、見よう聴きようによっちゃ、あのサントラが「あの曲」なのかと思えてしまう。
FANならいいですよ。TV版見てるんだから。「あの曲ではないんだ」とわかります。

二つ選択肢があって、ひとつは限りなくこのシーンは無音。キャストの台詞と椅子を引きずる音だけが教室に響く。
紬から渡されたイヤフォンからは実際のそれのように微かにキーボードの演奏が漏れてくる。もちろん曲は「あの曲」。
電車の中でシャカシャカやってるあんな感じじゃないけど、表現としてはああいうイメージ。
みな感動してみせて、何か異なる対象を映してこのシーンEND。

もうひとつは「あの曲」のキーボードソロをここで聞かせる選択。限りなくピアノソロに近いアレンジなのか、少しリズム隊を入れたアレンジなのか、どうせムギなら「ガレージバンド」くらい操ってるんだろうから、この辺りはどうとでも出来たはず。

何ならこの二つの合わせ技で、耳から離しているときはOFFってて、耳に当てると、ちゃんと聴こえる、って感じがよかったのかなあと。これを曲のテンポに合わせてコンテ切ってたら。。。最高じゃないですか。

状況を作るだけの楽曲はいらない。サントラに溺れたひとつの例がこのシーンだ。
。。。スミマセン。調子乗りました。


それと、公開中のインプレでも書いたが、メタファはメタファと気づかせて何ぼのものと思うので、解が与えられない、または辿り着けないそれの提示は避けるべきではないかと。多分それは演出と呼べるものではないと思うし。
特に飛行機雲に代表されるそれは、何かを暗示するようでいて、その実、10人いれば、その10人が異なる、もしくは気にも留めないという状況を発生させるだけで、10人中8-10人が「ああっ」と鑑賞後気づくものではないのだ。


これで「けいおん!」とはしばらくお別れ。よって、だいぶ以前に予告した各要素のベストを述べたい。

けいおん! マイ・ベスト】

アニメ一期「けいおん!」ベスト  14話「ライブハウス」
無駄にエロイ演出と暁光を浴びるHTT5人(特にムギ)の横顔が大好きです。

アニメ二期「けいおん!!」ベスト  16話「先輩!」
高雄統子はんはすごいです。京アニはんは惜しい人を失くした。作画・演出ともに大好きな回です。

アニメ「けいおん!」劇中歌 OP/ED含む(ヴォーカルあり)ベスト    「ぴゅあぴゅあはーと
※「放課後ティータイムII」カセットミックスのそれ。
全般このカセットミックスはそうなのだけど、原曲と違って少し走り気味の澪の歌い方とバンドの演奏が妙に疾走感があってリアルで好き。

アニメ「けいおん!」オリジナルサウンドトラック ベスト   「銀世界の朝」
もちろん劇場版を含むOST4枚のアルバムでは、最初にリリースされたものが最高。
このアルバムはホントどの曲も捨てがたいが、「銀世界の朝」は1期7話や13話で効果的に使われていました。

アニメ「けいおん!」キャラソンベスト 真鍋和「ひだまりLiving」
最初に聴いたとき、マジで泣いた曲。

原作コミック「けいおん!」ベスト   コミック2巻の「放課後ティータイム命名
女子大試験回で平沢家両親登場&紬の抱擁で梓昇天、のどっちかなと迷いましたが、2巻のこの辺りのストーリーは大好きです。学祭の結果が180度違う辺りも。

カテゴリは挙げればきりがないので、こんなところでした。

けいおん!」ありがとうございました。



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