©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
2020年3月の終わり、京都は伏見の街並みを訪ねようと、京阪「中書島(ちゅうしょじま)」駅で下車して改札へ向かう途中でした。これも何かの思し召しなのでしょう。コンコースで『響け! ユーフォニアム』で等身大パネルを目にしたのです。
当初、まったく旅程にはなく、コラボキャンペーンをやっていたことすら忘れていました。しかし、その翌日は天候が思わしくなく当初の予定を一部変更しパネルを見て回ることにしました。「京阪電車×『響け! ユーフォニアム』2019」コラボ企画。遅ればせながら、紹介していきます。
- 京阪「中書島」駅の等身大パネル…加藤葉月・鈴木美玲・鈴木さつき
- 京阪「六地蔵」駅の等身大パネル…中川夏紀・吉川優子
- 京阪「黄檗」駅の等身大パネル…川島緑輝・久石 奏
- 京阪「宇治」駅の等身大パネル…黄前久美子・高坂麗奈
- 「京阪電車×『響け! ユーフォニアム』2019」コラボ企画、等身大パネル展示まとめ
京阪「中書島」駅の等身大パネル…加藤葉月・鈴木美玲・鈴木さつき
京阪「中書島(ちゅうしょじま)」駅の等身大パネルは、加藤葉月(かとうはづき)・鈴木美玲(すずきみれい)・鈴木さつき(すずきさつき)のチューバ・トリオです。全国大会金賞を目指す3人ですが、こんな会話が聞こえてきます。
葉:「おはよう、みっちゃん! おへそ見えてるよお!」
美:「葉月センパイも、盛大に・・・」
さ:「みっちゃんのえっちい!」
京阪「六地蔵」駅の等身大パネル…中川夏紀・吉川優子
京阪「六地蔵(ろくじぞう)」駅の等身大パネルは、中川夏紀(なかがわなつき)と、吉川優子(よしかわゆうこ)の『なかよしかわ』コンビです。
夏:「(中世古香織センパイの声真似で)優子ちゃん、おはよう!」
優:「えっ、えっ! 何でここに香織センパイが・・・」
と顔を赤らめ吉川優子が振り向いた瞬間を切り抜いたパネルです。このあといつもの中川夏紀と吉川優子の『あまがみ修羅場』が展開されます、というのがmenehuneの妄想です。夏紀の中の人が、声真似できるかは不明ですが、妄想すると面白いかなあと。
アニメ『響け!ユーフォニアム』劇中で頻繁に登場する、京阪「六地蔵」駅ホームです。
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「六地蔵」駅ホームには、中川夏紀と吉川優子の二人をフィーチャーした京アニはんの広告もありました。
京阪「黄檗」駅の等身大パネル…川島緑輝・久石 奏
京阪「黄檗(おうばく)」駅の等身大パネルは、川島緑輝(かわしまさふぁいあ)と久石 奏(ひさいしかなで)の組み合わせです。
黄檗駅は相対式ホームでコンコースらしいコンコーススペースもないため、こんな中途半端な展示になってしまっています。もう少し、何とかならなかったのでしょうかね。
『劇場版 響け! ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~』劇中では、奏の遠回しなアイロニーをピシャッとたしなめることができるのが緑輝でした。当然彼女は、月永 求(つきながもとむ)の出自を知っていたから、ああいった言動がとれるくらい吹奏楽業界には明るい設定ですからね。
ともに小柄な二人は、案外深いところで波長が合うのかもしれませんね。今年の2月でしたか、『ラブライブ』の人気キャラのアンダーウェアが透けている! として、ツィッターで炎上した案件がありましたが、ラインという意味では、この奏もなかなかのものかなとmenehuneは思います。しかしながら、処理が上品ですからOKです。
緑:「あなたのマウント取りは、緑(みどり)には通用しないわよ。ねえ、マカロン」
奏:「そんなこと思ってないですよお、緑センパイ」
という空気感が好きですね。
京阪「宇治」駅の等身大パネル…黄前久美子・高坂麗奈
京阪「宇治」駅の等身大パネルは、黄前久美子(おおまえくみこ)と高坂麗奈(こうさかれいな)の鉄板ペアです。「京阪電車×『響け! ユーフォニアム』2019」コラボ企画も最後の駅となりました。
人差し指を上げて見せ、得意げに語る久美子に対し、麗奈は「ぐぬぬ」とやり込められているようにも見えますし、軽く嫉妬しているようにも見えますね。誰かに言われれば最初からその設定だったような気もしますが、麗奈は他のキャラより気持ち小顔で描かれていることが多い気がします。小柄な緑輝よりも小顔。
久:「前に麗奈、『特別になるためにトランペットやってる』って言ったでしょ。だったらあ、滝センセイの特別になるために、女子力も上げないとね(どや)!」
麗:「くっ、久美子! 朝から何言ってんの!?」
このあと、麗奈の右脚のあま蹴りが、久美子の左ふくらはぎにヒット! とかなんとか、menehuneの妄想は止まりません。というかそのように描かれていますよね。
せっかくなので、久しぶりに京アニはんのある「木幡(こはた)」駅にも寄ってみました。件のスタジオ跡を訪ねるのは、やめておきました。
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ここには、黄前久美子と高坂麗奈の二人をフィーチャーした広告が。そして裏面に回ると、
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鎧塚みぞれ(よろいづかみぞれ)と傘木希美(かさきのぞみ)を起用しています。みぞれの脚、太っ! 希美は球状のものに脚を乗せていて、太ももが細く見えます。二人の関係性にフォーカスした『リズと青い鳥』は、山田カントクのもと、考察好きのFANには重宝されましたが、表題曲込みで、全国に行けなかった『道半ば』として、menehuneの心情としては微妙なポジションの作品です。
「京阪電車×『響け! ユーフォニアム』2019」コラボ企画、等身大パネル展示まとめ
このコラボ企画は今まで何度か展開されてきましたが、キャラの「顔」を担当するスタッフはんと、体を描き分けているのが見て取れますね。同じ人だとしても、キャンペーンごとの絵師が変わる感じでしょうか。ものすごく脚を露出している麗奈もあれば、今回のコラボのようにおとなしいヴァージョンもあったりします。等身も結構違いますしね。
半年近くコンコースで展示されていたパネルが、落書きや汚れもなく保存・展示されていたのは驚きでした。昨年の凶行から、もうすぐ1年が経とうとしています。そしてこのコロナ禍。『響け! ユーフォニアム』の新作を、晴れ晴れとした心持ちで観ることができる日が、早く訪れることを祈ります。
©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会